海上生活
厳島神社における経路空間性をテーマにした集合住宅提案
古賀 沙代子
日本という国は四方を海に囲まれた海洋国であり、国土の4分の1しか平地がないため、人々ははるか昔から海のそばで暮らしてきた。人々は自然に感謝し畏れ敬いながら開発を行なってきた。しかし近代、特に戦後から自然への敬意を忘れ、人間中心の開発を行なったため、多くの環境問題が生み出されてしまった。

その一つとして温暖化が挙げられる。温暖化により海面は上昇し、陸地が少なくなるといわれている。したがって人々はこれから海に進出し、海に住むことが必要になってくると考えられる。

本計画では21世紀の生活環境のデザインを考える上で「海環境との共棲」をテーマにした集合住宅の提案を行なう。はじめに我が国の臨海部の生活環境の歴史にあたり、埋め立て・ウォーターフロント開発の諸問題を明らかにする。次に、海環境との共棲を考える上で、我が国の歴史の中で傑出した事例である厳島神社の空間構成的特徴についてサーベイ/分析を行ない、空間的特徴を明らかにする。これらの認識を踏まえて、海環境との共棲の可能性を考える集合住宅提案を福岡市東区名島に計画する。

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九州芸術工科大学〕 〔環境設計学科卒業計画〕〔クイック アクセス