Gestalterisch Museum
誕生現象の建築空間・デザインへの展開
山口 圭子
はじめに:新しい形や空間を求めて、建築以外の分野に形の要素を求めることは、昔から行われていた。特に有機体の形態など自然界に存在する物にいたっては、すべてが使われ尽くしたといっても言いすぎではない。そして、このことは建築デザインにおける混沌の要因となっている。そこで、その解決策として、コンセプト重視の計画などにより建築の新たなデザインをもとめる傾向にある。

では、形として新しいものはもう出つくしたのだろうか。例えば、カタチそのものを用いるのではなく、カタチがつくられてゆく様子を形態として取り出すことで、新しいカタチを得ることができるのではないだろうか。

本計画は、物質そのものの形ではなく、物が誕生するときの活動を誕生の運動形態としてとらえ、それを建築のデザインとして展開させていくものである。形の変化していく物を対象とする場合、時間軸は不可欠な要素である。しかし、ここでは物質の形を対象とせず、誕生の瞬間を形としてとらえることを主題としているため、成長過程などは含まないものとする。

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九州芸術工科大学〕 〔環境設計学科卒業計画〕〔クイック アクセス