入試情報

先輩からのメッセージ

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1989年 音響設計学科卒業/船場ひさお/音環境デザインコーディネーター
あるときはアーティストと周囲の関係者の橋渡し役に。

主に公共空間の音環境を、騒音制御や建築音響といった技術的な面を始め、情報伝達音の明瞭性確保、さらには環境演出的な方向にいたるまでというトータルな観点から、より良いものにしていく「音環境デザイン」は、さまざまな状況で展開されつつあります。私はこの「音環境デザイン」を日常的な業務として行っています。誰もが過ごしやすく居心地の良い環境、その場所や施設が本来の役割をきちんと果たすことのできる環境...。こういった本来何気なく存在してほしい環境を音の面から考え、創りだして行くには、ときには音のコンサルタント、ときにはエンジニア、そしてあるときはアーティスト、あるいはアーティストと周囲の関係者の橋渡し役にならなくてはなりません。


このような仕事を進めるにあたって、私が芸術工学部で過ごした4年間はたいへん役に立っています。「音環境デザイン」は音のことだけを考えればいいわけではなく、視覚的デザイン、形のあるデザインと上手に融和し、協調しあってこそ良い音環境デザインとなるため、芸術工学を学んだこと、画像・環境・工業設計の多くの友人達と、ああでもないこうでもないと議論を重ねたり、学祭をやったり、実験映画を創ったりしたことは、今の私のまさしくベースとなっています。そして芸術工学部での貴重な体験を、毎日の生活や仕事に生かせる立場にあることを、心から幸せに思っています。