序章
アメリカとの出会い
- 1990年4月22日
1.アースデー、2環境保護 第二の波、3デュボン サークル
原点を探る
1.アメリカ人とフロンティア、2森で暮らす人々、3自然保護の父 ジョン ミューア
自然保護の胎動
1.国立公園の誕生、2市民団体の発生、3開発か自然保護か
市民運動の発展
1.アマチュアからプロへ、2運動の拡大、3連合する市民団体
自然とのつきあい方
1.環境倫理の確立へ、2原生自然法の制定、3生態学の発展
自然保護から環境保護へ
1.公害問題の摘発、2意識革命、3市民団体と政府
地球規模の活動へ
1.アラスカ連合、2試練、3国際活動への飛躍
終章 人と自然
あとがき、アメリカ環境史年表、主要参考文献、人名及び環境保護団体名索引
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西部開拓の中で培われた自然保護への歴史
日本の明治以降の開発優先型社会、市民活動の主体性の欠如、
人と自然−エマソン ソロー−支配者の美徳?WASPの世界
自然美の強調、反面自然の征服→保護の暴力性
環境教育プログラムの充実−体感型
この本から大きく感じること
国土面積の違い−広いゆえの思想、農業に全く触れられていない
企業体としてのNPO
環境問題への取り組みには?
資本主義→産業革命→物資と販路の確保(植民地支配)の構造にメス
環境倫理の意味は社会の在り方を問い直す
日本の70年代から90年代にかけての環境思想は世界のトップレベルにあるのでは
自然を私たちから放して(囲い込んで)保護することの手法を問う
社会と自然は一体であるべきではないか
私たちの過去の考察なくして次への戦略を構築できない
意識革命への疑問(自然美の強調)
日本の二次自然の歴史性や農業との絡みは、アメリカと大きく違う
学べる点は、各セクションの行動力、法体系、活動の経済評価 |