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オンラインでの新年度始動から1ヶ月

リアルでは会えない研究室生活が始まり1ヶ月。6名の新メンバーを迎え人数も倍となった新年度、当初はどうなるかと思っていましたが・・・個性豊かなメンバー各々の積極的なイニシアチブのおかげで、この環境下ならではの活発な研究室活動が展開されています。

まず定例ゼミに加え、学生が自主的に持回りで主宰する週1サプリゼミが始まりました。各回の主宰者がオンラインゼミでは不足に感じるものを補う試みです。普段であれば研究室生活の中で自然に補えていたこと、M1からB4へのアドバイス、研究室でのコミュニケーションや互いの研究について、オンライン定例ゼミの隙間を工夫して埋めてくれています。

まだ文献調査を中心に進める段階の研究が多い時期とはいえ、人と人の間の関係性をテーマとする松前研では、対面では集まれない今の状況は実験・研究計画にも少なからぬ影響があります。フランスUTBMからの交換留学生との研究プロジェクトは、昨年度の表情筋筋電位実験データを用いて精力的に解析方法や評価方法の開発、データ解析を進め(こちらもB4が積極的に参加してくれています)、幾つかの研究成果がみえてきました。

他方で、気軽に海外からのゼミ参加を受け入れられるなど、今の状況ならではの長所もあります。博士学位取得後スリランカに帰国した、かつての頼もしいアシスタントが定例ゼミに参加してくれました。研究室としてもポスドクの参加は心強いですし、共同研究の可能性を探りながらも日々の母業に埋もれがちだったところ育児と研究の両立のきっかけとなれば素晴らしいです。

オンラインでは目的なく出会う機会を失いがちですが、M1が企画してくれたオンライン新歓では互いに思いがけない一面を知ることができ盛り上がったようです。雑談も大事ですね。5カ国10名、会えない中でも少しずつホームとしての場の育ちがみえた1ヶ月でした。

※サムネイルはサプリゼミでの「研究キーワードをイラストで紹介」クイズからの1コマです。