音響理論演習I
音響工学原論(早稲田大学音響工学研究室)
補遺
この授業では,テキストとして
伊藤毅,“音響工学原論,”(コロナ社)
を使用します。
この本は,記述が不正確なところもあるのですが,緒言にも書かれてあるように,“現象をいかに数式化し,それを解いた結果からいかに現象を解読するか”という方法を学ぶには,最適の書であると私は考えています。
そこで,この本からは,現象を解析していくエッセンスや手順を拾いだし,実際の数式の展開は自分の力でやっていくことにしましょう。それによって,皆さんと本書の間違い探しができればと思っています。
このような学び方こそが,大学の専門科目の本当の学び方であると,私は考えています!!!
第1回(前半) 自由振動
- 振動方程式 (テキスト 1.1)
- 振動方程式の一般解 (テキスト 1.1)
- 振動エネルギ (テキスト 1.5.1)
第1回(後半) 演習
第2回(前半) 強制振動
- 強制振動方程式 (テキスト 1.2)
- 強制振動方程式の特別解(定常解) (テキスト 1.2)
- 強制振動方程式の一般解(過渡解) (テキスト 1.2)
- 強制振動方程式の,より一般的な解法 (テキスト 1.2)
第2回(後半) 減衰振動(1)
- 減衰振動方程式 (テキスト 1.3.1)
- 減衰振動方程式の一般解 (テキスト 1.3.1)
第3回(前半) 減衰振動(2)
第3回(後半) 演習
第4回(前半) 強制振動(減衰のある場合)(1)
- 強制振動方程式(減衰のある場合) (テキスト 1.3.2)
- 強制振動方程式(減衰のある場合)の特別解(定常解) (テキスト 1.3.2)
第4回(後半) 演習
第5回(前半) 強制振動(減衰のある場合)(2)
- 強制振動方程式(減衰のある場合)の一般解(過渡解) (テキスト 1.3.2)
- 振動システムに吸収されるエネルギ (テキスト 1.5.2)
第5回(後半) 演習
第6回(前半) 振動波形の表記法(1)
- 振動波形の4つの表記法(A形式,B形式,C形式,D形式) (I.G.Main 著, “Vibrations and Waves in Physics” 1.2)
第6回(後半) 振動波形の表記法(2)
- 減衰振動方程式をC形式,またはD形式(複素数形式)で解く (テキスト 1.3.1)
第7回(前半) 振動波形の表記法(3)
- 強制振動方程式をD形式(複素数形式)で解く (テキスト 1.3.2)
- 機械インピーダンス (テキスト 5.1.2)
第7回(後半) 演習
第8回(前半) 自由度の多い振動系の自由振動(1)
- 2自由度系の振動方程式 (テキスト 1.4.1)
- 永年方程式,基準振動数,基準振動姿態(基準モード) (テキスト 1.4.1)
第8回(後半) 自由度の多い振動系の自由振動(2)
- 基準座標系(モード座標系)を用いて2自由度系の振動方程式を解く (テキスト 1.6.3)
第9回(前半) 自由度の多い振動系の自由振動(3)
第9回(後半) 自由度の多い振動系の自由振動(4)
第10回(前半) 自由度の多い振動系の自由振動(5)
- 基準振動数と固有値,基準座標と固有ベクトルの関係 (テキスト 1.6.3)
第10回(後半) 演習
第11回(前半) 自由度の多い振動系の強制振動
- 基準座標系(モード座標系)を用いて2自由度系の強制振動方程式を解く
第11回(後半) 弦の振動(1)
- 波動方程式の導出 (テキスト 2.1.1)
- 波動方程式の因数分解法による一般解 (テキスト 2.1.1)
第12回(前半) 弦の振動(2)
- 波動方程式の変数分離法による一般解 (テキスト 2.1.2)
第12回(後半) 弦の振動(3)
第13回(前半) 音波
- 気体の弾性 (テキスト 3.1)
- ヘルムホルツの共鳴器 (テキスト 4.5.5)
- 音波に関する波動方程式の導出 (テキスト 3.2.1)
第13回(後半) 演習
第14回(前半) 演習
第14回(後半) まとめ
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