所属

   

1. 大学院芸術工学研究院
2. (兼担) 応用知覚科学研究センター

教育担当 

    1. 大学院芸術工学府 芸術工学専攻 デザイン人間科学コース/デザイン人間科学国際コース
2. 芸術工学部 芸術情報設計学科

Portrait of Prof. Takagi

教授 高木英行

芸術工学部芸術情報設計学科長
芸術工学府芸術工学専攻デザイン人間科学コース長/デザイン人間科学国際コース長

〒815-8540
福岡市南区塩原4-9-1
九州大学大学院芸術工学研究院
TEL&FAX: 092-553-4555
Email: takagidesign.kyushu-u.ac.jp
URL: http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~takagi 


プロフィール

ニューラルネット、ファジィシステム、進化的計算論といっ たComputational Intelligenceの研究をしています。特にこれら の融合化技術に関心があります。現在特に注力している研究 はインタラクティブ進化的計算です。これは、人間の主観的評価に基づいてシステムを最適化したり、音楽やCG画像 を生成したりする技術です。 (詳細は....)


人間要素を取り込む計算知能

20世紀後半に入ると,ニューラルネットやファジィや進化計算等の要素技術の芽が出てきました. コンピュータの発達のおかげでこれらの技術は1980年代中頃から実用化技術としていろいろな産業システムや民生機器に応用展開されました. これらの融合化技術も実際の機器で使われています.(解説論文あり).

では,今後の計算知能はどうなるでしょうか?私は,人間そのものが計算知能と協力し合って人間の能力を活かすシステムが重要になってくると思います.例えば,「可愛い」ロボットの動きや人間と対戦しているような人工現実感の力制御を実現するには,人間の評価を設計に取り込まないと不可能です.データマイニングで得られた知識の「質」を扱うためにはその分野の専門家の評価が不可欠です.補聴器や医療画像強調処理のように最終的に人間が聞いたり見たりして「質」を判断する信号処理応用は多くあります.

このように,今後は「人間要素を取り込む計算知能」が1つの重要な研究方向になると考えています. インタラクティブ進化計算は,この研究方向を実現する1つの技術です. 次のスライドのPart 1はこの解説をしています.


インタラクティブ進化的計算

インタラクティブ進化的計算(対話型進化的計算)は,人間の主観評価に基づいて進化的計算が対象システムを最適化する技術です. 対象システムの仕様(設計ゴール)が数値で与えられている場合は,通常の最適化設計が可能です. しかし,性能が計測できず人間が性能を判断せざるを得ないようなシステムを設計する必要がある場合も多々あります. 例えば,補聴器の聞こえをベストにしたい,リビングに適したグラフィクスを生成したい,ジャズらしい音楽を生成したい,などです. 主観評価は,好みのような感性的なものさしに基づく場合もありますし,専門知識に基づく判断の場合もあります.

このような課題には,人間の評価とコンピュータの最適化技術を協調的に組み合わせる枠組みが必要です. インタラクティブ進化計算はこの技術的枠組みを実現する1つの技術です.

応用分野は,アート応用,工学応用,その他,いろいろあります.またユーザの疲労軽減を主目的にしたインタフェース研究も行われています. この分野にご興味ある方には,251編のサーベイを含む解説論文(日本語訳あり)をお薦めします. また,応用事例を多数紹介したスライドもあります. 高木研究室でのこれまでの個々の取り組みからは解説図へのリンクが張ってあります.


最終更新2015年6月19日