「生きのびるためのデザイン」(ヴィクター・パパネック著)

が書かれてから30年。この本が示唆したとおり

社会の仕組み自体を再デザインしなければ、

次世代が存続できない環境になりつつあります。

「他者の現実を自分のこととして想像する」という

感性の欠如が、その荒廃を引き起こしていることを

私達はわかりながら、立ちすくんでいます。

生きのびるということー

身体だけの話ではありません。

本当の心のままで、他者と繋がり

社会に影響を与え、自分以外のものに貢献する、

そんな時、心は生きのびることができます。

それは現実を変える力となります。

安積遊歩さんは、自らの葛藤に正面から向き合い

正直に表現する勇気を持っています。

そして他者の心の発露を

そのままに「聞く」大切さを知っています。

日々の暮らしに意識的であることが

豊かな人脈や現実を引き寄せ

社会への強烈なアプローチになっていくのです。

彼女の生き様に触れた人間は

自分自身の力を思いだし

社会デザインへの新たな気づきを得るでしょう。

知足(知足院)美加子