彫刻と建築の協奏詩
イサム・ノグチと谷口吉郎の写真展
〜「萬來舎」に見る芸術と工学のコラボレーション〜
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講演者プロフィール

由良 滋

(九州芸術工科大学名誉教授・建築家)東京美術学校(現・東京藝術大学)卒業後、1957年まで慶應義塾大学管理部工務課に勤務し、谷口吉郎のもとで校舎設計に従事。萬來舎(第二研究室)の現場担当。メルボルン大学、金澤美術工芸大学、九州芸術工科大学(現・九州大学)教授。のちに沖縄県立芸術大学、愛知産業大学教授を歴任。

堀越英嗣

(芝浦工業大学教授・建築家)東京藝術大学院修了後、丹下健三・都市・建築設計研究所、アーキテクトファイブ勤務を経て、鳥取環境大学教授。現在、芝浦工業大学教授。(株) 堀越英嗣 / ARCHITECT 5 代表。設計統括・監理を行ったモエレ沼公園が2008年日本建築学会賞、2007年日本クリエーション大賞・環境アート賞など多数受賞。

座談会参加者プロフィール
菊竹清訓

(建築家)福岡県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。竹中工務店、村野・森建築設計事務所を経て、1953年、菊竹清訓建築設計事務所を開設。1960年代後半から70年代にかけ、黒川紀章らとともに建築と都市の新陳代謝を図ろうとするメタボリズムを提唱した。九州国立博物館を設計し2000年に「今世紀を創った世界建築家100人」に選ばれ、愛知万博の総合プロデューサーも務めた。

菊竹清文

(情報彫刻家)福岡県生まれ。中央大学工学部を卒業(自動制御専攻)。「人間」と「自然」と「技術」を一体化した「情報彫刻」という新しい領域の作品を発表。文化庁海外研修員としてN.Y.ポリテクニク大学で一年間研究。東京国立近代美術館賞、京都国立近代美術館賞、土方定一記念賞など多数受賞。仏芸術文化功労勲シュバリエ章。長野オリンピック聖火台制作。G8サミットプレスセンターに世界で初めてのCO2に反応する情報彫刻を設置するなどユニークな活動を展開している。

四島 司

(福岡文化財団理事長)福岡県生まれ。1949年慶應義塾大学経済学部卒業。1951年福岡相互銀行(現・西日本シティ銀行)社長に就任。元・頭取。81年〜8年間、全国相互銀行協会(現在の第二地銀協会)の会長も務めた。数々の地場企業が全国区へ羽ばたく足がかりをつくり、九州の発展に尽力した。現在、九州・アジア経営塾・塾長。1990年写真集「情断回遊」を出版するなど芸術文化への造詣が深い。

赤堀光信

(九州芸術工科大学名誉教授・彫刻家)東京都生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。フルブライト奨学金により渡米留学。シカゴ・アートインスティテュート芸術大学大学院(彫刻専攻)修士課程修了。九州芸術工科大学教授(同大学名誉教授)新制作協会彫刻部、同SD(スペースデザイン)部に出品。SD部新作家賞。

知足美加子

(九州大学芸術工学研究院・彫刻家)福岡県生まれ。筑波大学大学院修了。青年海外協力隊(美術隊員)コスタリカ国赴任。国画会・彫刻部準会員。福岡県美術協会会員。アイヌ民族、障碍者とのアートプロジェクト、農と芸術の協働などに取り組んでいる。

鷲見洋一

〈司会〉(慶應義塾大学名誉教授・中部大学教授)慶應義塾大学文学部仏文科卒業。慶應義塾大学大学院博士課程修了。モンペリエ大学大学院博 士課程修了。文学博士。慶應義塾大学文学部教授(フランス文学専攻)、同大学アート・センター所長を経て、現在、中部大学人文学部教授(歴史地理学科)、 慶應義塾大学名誉教授。専門は18世紀フランス文学、思想、歴史。

申し込み・問い合わせ
知足 美加子 /九州大学大学院芸術工学研究院

(tel/fax:092-553-4465 →mail)

*(社)福岡県建築士会関係者の申し込み先

(tel:092-441-1867/fax:092-481-2355 →mail)

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