>Buck

現代GP/大地,生命,農業と芸術の融合による新教育プログラム創出に関する調査・ワークショップ

2008年度シラバス(案) 

九州大学芸術工学研究院 知足美加子

→19年度アートプロジェクト完成図現代GPホームページ

→参考:これまでの農と芸術の協働「橘の響き」「命の根」

 

授業計画    

第1回 授業内容と活動概略の説明

    (学習目標) 講義全体の流れをつかむ。

   

第2回 環境破壊・温暖化を引き起こす社会システム(田中優氏)

         (学習目標) 環境問題への認識を深める

 

第3回 農と命に関する文化人類学的考察(波平恵美子氏)

         (学習目標) 文化人類学の立場からみた農村と、日本人の生命観について認識を深める

 

第4回 世界貧困と債務の関係  (普川容子氏)

         (学習目標) 世界貧困問題と政治・経済システム・人間の趣向等との関係を明確に認識する

 

第5回 土とは何か−科学的認識からのアプローチ(金澤晋二郎氏)

         (学習目標) 土に息づく微生物の世界について考察を深め、土そのものへの認識を新たにする

 

第6回 ポストコロニアル状況と芸術文化の関係

         (学習目標) 植民地以後の芸術に関する歴史的・文化的考察を深める

 

 

第7回 フィールドワーク 地域資源に着目する

    (学習目標)農園、海岸や森林で自然物の拾得を行い、発見する目で世界と向き合うことを学ぶ。

   

第8回 造形表現

    :(学習目標)拾得物と地域生産物を構成し、造形作品を制作する。

   

第9回 アート・プロジェクト企画

    :(学習目標) 受講者がチームごとにプロジェクトを立ち上げる。構想ついて討論・プレゼンテーション。

   

第10回〜12回 アート・プロジェクト

    (学習目標) プロジェクト実行

 

第13回 講評

    (学習目標) 意識を共有する。

 

  

履修上の注意・学習上の助言  

     各課題の作品を写真撮影し、説明を加えてポートフォリオに整理することを義務づける。

     制作する際は、作業服、作業靴を着用する。

 

テキスト  材料費として、授業初日に(未定)円を徴収する。

 

 

参考文献  「世界の貧困をなくすための50の質問」ダミアン・リレー著(つげ書房新社) 

                    「地球温暖化」田中優・著(扶桑社新書)

 

成績評価基準    総合評価割合

 

評価の要点  出席・遅刻の状況、制作態度を重視。

                    各自の気づきによる発想が、造形芸術に結実しているかどうかをみる。

  

その他 【学習相談】 オフィスアワー

            毎週月曜日16時〜17時に教員室(大橋キャンパス5号館5階)で学習相談を行う。

            希望者は事前に電子メールで相談希望日時,相談内容を連絡の上,予約すること。(tomotari@design.kyushu-u.ac.jp)

            【連絡事項】 材料費(未定)円、作業服、作業靴を準備しておくこと。

  

参考ホームページ 知足HP http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~tomotari/