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映画「ピース・オン・ウィールズ <生きる>」上映会 および
三人展「いのち」(木村浩子・山田泰子・知足美加子 )

 いのちによりそうと、みえてくるものがあります。乳児を世話する、病気の親を看る、農産物を育む、障害をもつ人を手助けする...。

 生きにくさの中にこそ、生きる実感(いのち)があったのかもしれません。本当の居場所。繋がっている、という感覚。

 生きる葛藤は想像力を広げ、魂に存在感を与えます。その滋養に富んだ魂は、すきとおるように美しく、泣きたくなるほど優しいのです。

 木村浩子さんの生き様は、私たちのいのちに繋がっています。私たちは互いの想像力を分かち合えます。

 浩子さんの最初のドキュメンタリー映画「ピース・オン・ウィールズ <生きる> ー平和を運ぶ車輪ー」が完成しました。本映画の上映会、および「いのち」をテーマにした三人展(木村浩子、山田泰子、知足美加子)を開催いたします。上映会には浩子さんもいらっしゃいます。沖縄から発せられる平和への祈りを共に感じ、語りあいましょう。ぜひご参加ください。

(九州大学助教 知足美加子)

 

映画「ピース・オン・ウィールズ <生きる>」上映会・交流会
- peace on wheels - 平和を運ぶ車輪
516日(土)映画:13:00〜14:00

語り合い:14:15〜16:00

NPO法人 エスタスカーサにて / 鑑賞・参加費1000円

        →HP →アクセス

(福岡市南区弥永2丁目17-1 tel/fax: 050-6620-2460)

木村浩子さん、山田泰子さんも参加予定

三人展「いのち」
木村浩子・山田泰子・知足美加子
59日(土)〜517日(日)

11:00〜15:00(土日は17:00まで)

NPO法人 エスタスカーサにて / 無料

        →HP →アクセス

(福岡市南区弥永2丁目17-1 tel/fax: 050-6620-2460)

申し込み・問い合わせ:

知足 美加子 /九州大学 (tel/fax:092-553-4465 →mail)

エスタスカーサ (tel/fax:050-6620-2460 →mail)


Hiroko KIMURA

木村 浩子(きむら ひろこ)

1937年生まれ。2歳の時、脳性麻痺と診断される。僅かに動く左足で短歌、編み物、水彩画などに挑戦し、絵画に生きる道を見い出した。活動は国内だけに止まらず海外でも活発。戦争に異を唱え、1983年より沖縄で「土の宿」を主宰している。障害者と健常者が共に暮らし、助け合うことによって互いの生活を高める 居住空間を世界中に普及させ、「心と心の通い合い」を重視した「介助」を実現する事を目指している。

著書に「おきなわ土の宿物語」(小学館)、誌画集「わらべ その詩」(障害芸術家協会他)

「私にとって絵を描くことは、私の存在そのものです。一人で歩くことも座ることも出来ない私は、唯一動かせるのは左足先だけです。そのため、風景などのスケッチは出来ません。でも、内面にある「私の世界」は描けます。人間はすばらしい可能性を持っています。その内の一人の私が、今ここに生きているのです。
 そして、私はこよなく平和を愛しています。平和でないところに、すべてのことは考えられず成り立たないからです。芸術も福祉も、また私の存在すらも無になるからです。今を生きている私に出来ることは、それは平和を愛し創造する「私の世界」を描き続けることです。

(口と足で描く芸術家連合HPより)


Shyam Acharya

プラブ(シアム)アチャリヤ

本映画の監督のみならず、カメラ、編集、音楽、グラフィックデザイン、ホームページ作成等を手がける。マルチな創造力の持ち主である。表現コンセプト、監督、写真、デザイン、撮影、太鼓(インドのタブラとアフリカのジェンベ)そしてダンスの技術を活かし、浩子さんの壮大な人 生とそのビジョンを、1時間のドキュメンタリー映画とDVD映像作品にまとめた。

この貴重な幸せを運ぶ車輪プロジェクトを浩子さんと共に取り組めることは嬉しく、光栄なことだと感じています。


Yasuko YAMADA

山田泰子(やまだ やすこ)

1972年生まれ。1歳の時、脳性麻痺と診断される。幼少時に「土の宿」を訪れて以来、浩子さんと交流をもつ。小倉北養護学校から、9才の時地域の小学校に転校。以来福岡県立大学を含め、14年間の学生生活を送る。1990年代からCG(絵画作品)を制作する。

2007年、個展(NPO法人いやしのさと)。2008年、個展(どんぐりの家)、著書に「ねぇちょっと聞いて!?脳性マヒ女性のトーキングエイド・車イス奮闘記」(向陽舎)

Mikako TOMOTARI

知足美加子(ともたり みかこ)

1965年生まれ。彫刻家。九州大学芸術工学研究院助教。筑波大学大学院修了。青年海外協力隊(美術隊員)コスタリカ国赴任。国画会・彫刻部準会員。福岡県美術協会会員。アイヌ民族とのアートプロジェクト、農と芸術の協働などに取り組んでいる。

(今回のお話は、浩子さんが夫の運営するエスタスカーサの理念に共感してくださったこと、またそこに設置されている私の作品なぜか気に入ってくださったことが始まりです。ありがとうございます)

NPO法人 エスタスカーサ →HP →アクセス
   (福岡市南区弥永2丁目17-1 tel/fax: 050-6620-2460)

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