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魚類を彫刻にするのは難問です。水と風の循環をイメージし、回転の動勢をつけます。 | 床にチョークで実物大の形をかき、鉄の棒をたたきながら三次元に曲げていきます。 |
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アーク溶接で心棒を決めます。一本一本の形が動きを決定するので、何度もやり直します。 | 鉄パイプを高速切断機で切り、グラインダーで角を落としてから目をつくります。鉄の厚さが違うため薄い方が溶けやすく注意が必要です。 |
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ひれを溶接します。ひれの構造がよくわからないので養鯉場の方に尋ねたら、鯉に麻酔を打ってひっくり返して撮った写真を添付してくれました。申し訳なかったです。 | ひれをつけていきます。蒸し暑く、汗が滝のように流れます。 |
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鱗部分をどう表現するかずいぶん悩みました。なめし鉄をパイプに巻いて、それを半分に切断し、鱗を作ります。 | 鱗の間は溶接棒で埋めていきます。思ったより時間がかかります。 |
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予定していたより3週間も長く、鱗制作に時間をとられます。 | やっと溶接を終えました。 |
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シンナーで油分をふきとります。 | カシュー用の密着材をあらかじめスプレーしておきます。 |
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カシューと砥の粉と胡粉で錆うるしをつくって塗りました。手が離せずその部分の写真はとれていません。
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最後に雲母(キラ)をはたきます。以前ブロアーで吹いたらうまくいかなかったので、今回は歯ブラシでやってみました。
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→完成作品「水と風」
11.7.20九州大学 知足美加子 |
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