在学生の声

公開日:2022.01.20

バンド活動とDTMから音楽と音響の根本的な原理へ

井上 公太さん

音響設計コース(学部)
  • 山梨県立甲府南高等学校 卒業/
関連する学科・コース・専攻
  • 音響設計コース(学部)

芸術工学部(学府)を選んだ理由について教えてください。

高校時代にはバンド活動やDTM(パソコンを用いた楽曲制作)に取り組んでいました。その中で音楽的、音響的な技術に触れることがありましたが、それらの実用的な部分だけではなく、根本の原理にも興味が沸いたのが音響を志した理由です。また、国公立大の中で音響を専攻できる数少ない大学であること、入試に音楽・音響的な試験がなく、筆記試験だったこと、学祭をはじめとして学生内の創作活動が盛んなことなどから弊学を志望しました。

印象に残っている授業とその理由について教えてください。

収音音響構成と音楽理論表現演習はかなり印象に残っています。前者は主に録音を取り扱った授業なのですが、防音のしっかりとした録音スタジオでプロの演奏家の演奏を録音する回がありました。録音用のマイクも数万〜数十万するもので、大学の恵まれた環境だからできる経験 というのを強く感じさせられた授業でした。後者は、音楽理論について学んだりピアノを演奏したりする授業です。工学の分野にありながら授業でピアノを弾く大学は、日本中探し回っても弊学だけじゃないかと思いました。

あなたの学生生活について教えてください。

CBA(シーバ) project という、学祭でファッションショーを行うサークルに所属しており、ショーの間に流す音楽や、SNSで公開される公演までのカウントダウンCMの音楽部分を制作しています。その他、自主制作として作曲した作品をYouTubeなどに公開していたりもしています。

受験生に向けてのメッセージ

一言で音響 といっても楽器音響、音響機器、聴覚、心理、音文化など、音響設計コースの授業は幅広い分野を取り扱っています。具体的な将来の職業や専攻が明確ではなくても、"音響"に対して興味関心があるのなら、進路選択の一つとして考えてもらえると嬉しいです。