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卒業生の声

公開日:2020.12.07

ただしい光で美しい空間を作り出す

パクホンジュさん

株式会社松下美紀照明設計事務所

  • 韓国ソウル出身/
  • 2016年 大学院芸術工学専攻環境・遺産デザインコース修士課程修了/
  • 2016年 - 現在 株式会社松下美紀照明設計事務所 照明デザイナー/
関連する学科・コース・専攻
  • 環境・遺産デザインコース

現在のお仕事について教えてください

ある空間が求めている雰囲気や魅力を引き出すための最善の光を考える照明設計を仕事としてやっています。光は形がなく、壁や家具のような何かと出会って初めてその存在が現れます。想像しにくい、抽象的なものです。しかし、抽象的だからこそ、仕事はかなり具体的に行います。図面を描き、イメージパースを作り、十分な光が採りこむことができるか、余計な眩しさはないか、意図した光であるかを実験・シミュレーションで確認します。電気が必要であるため、配線や電力負荷も考慮します。その結果で美しい空間が生まれます。正に芸術・工学の仕事です。

あなたの芸工生時代についてお聞かせください

とにかく楽しかった記憶しかないです。芸工全般に自由な文化があり、外国人としてどのような偏見も差別もなく受け入れられたので幸いでした。芸工は大きい規模ではないため、先生と他専門の学生との交流も活発にできることが魅力です。そのお陰で東京デザインウィークに異なる専門の学生と参加し、また他の芸大の学生と出会い、工作工房で人生初めてのプロダクトを作り、サークル活動など様々な試みができました。交換留学プログラムを運営しており、約6か月間はドイツで研究を行いました。学生としてできることは全部満喫しました。これは芸工だからこそできたと思います。

受験生に向けてのメッセージ

質問・疑問がある時、専門を超え、同じ芸工生ということで解決策を一緒に考えてもらう人がいることは人生でとても貴重なことです。この縁は単に大学時代で終わることではなく、社会人になっても続きます。デザインを仕事にすることは人を理解することで、それは様々な人とたくさんのコミュニケーションを取ることでできます。デザインを通じてより良い世界を作っていきたいという気持ちがあれば日本で一番の芸大だと思います。芸工が先に立って国際化を図っていることは日本の学生にも留学生にも、とても良い機会です。もちろん、自分からも日本語・英語などの語学の勉強も頑張りましょう。新しい言語は新しい世界をみせます。