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障害学会第22回大会 ポスターデザイン及び会場サインデザイン計画の実装

女子栄養大学坂戸キャンパスにて開催された、障害学会第22回大会(大会長:深田耕一郎先生)のポスターデザイン及び会場サインデザイン計画を実装しました。

ポスターデザインやサインデザインに関しましては、大会長の深田耕一郎先生にお忙しい中多大なご協力を賜りました。また、サイン設置に際しましては、女子栄養大学福祉社会学研究室の皆様に多大なご支援を賜りましたこと、改めまして感謝申し上げます。

障害学会第22回大会 会期: 2025.09.20〜09.21

デザインの詳細について

◼︎ポスターデザイン

メインビジュアル:工藤が初めて障害学会大会に参加した際に、大会参加会員者全員で1件ずつ自由報告を傾聴し、当事者も従事者も研究者も同じ目線で真剣に考え合い、互いに意見を交わし議論し合う障害学会の文化に触れ、大変な衝撃を受けました。そこには建前や嘘偽りがなく、その空間を非常に豊かに感じました。その時に感じたイメージと、障害学会の輝かしい視座や問いが、この学会から少しずつ社会に融和していく様を表現しました。色と形の掛け合わせ、10種類のビジュアルを作成し、大会実行委員会の皆さまにそのうちから1つを選定いただき、採用しました。

情報のレイアウト:開催日ごとにイベントを分け、上から順に時系列に情報をレイアウトし、ラインでつなぐことで視線移動しやすくしました。一部ネガポジを反転することで、ポスター紙面面にコントラスををつけ、情報が散漫に見えないようにしています。

情報を示す色:文字、QRコードなどは女子栄養大学のユニバーシティカラーを採用しました。

◼︎サインデザイン計画

視野範囲・フォント:車椅子ユーザーや前傾姿勢の場合にも見やすい、視野範囲にサインの文字情報を配置しました。欧文・和文ともに可読性の高いフォントを選定し、適宜カーニングしています。

情報を示す色:屋内外空間いずれでも来訪者に情報を視認しやくするため、サイン上の情報を示す、文字、矢印、ピクトグラムには、黒色 N1.0(C0, M0, Y0, K100)を使用し、地色とした白色とコントラストをつけました。

メインビジュアルの適用:ポスターと同等のメインビジュアルを使用することで、文字情報のみよりも誘目性を高めることがます。また空間にリピテーションされることで、「障害学会大会のサインだ」と容易に判別でき、初めて会場を訪れる来訪者の安心につながります。

ピクトグラムの適用:形が一般的に普及している内容については、標準ピクトグラムを採用しました。今回はISO(国際標準化機構)、SIS(スウェーデン標準規格)、JIS(日本産業規格)のピクトグラムから適切な形を検討・選別し、サインに適用しました。

◼︎デザイン協力学生 

ポスターデザイン:九州大学芸術工学部メディアデザインコース  B4 津口 達

サインデザイン計画:九州大学大学院芸術工学研究院博士後期課程  D2 金子 千聖