九州大学 大学院芸術工学研究院 インダストリアルデザイン学研究室
Kyushu University, Design [as Science] Office

Concept

つくって考える。 考えてつくる。考え方をつくる。 つくりかたを考える。

を 研究の基本方針とし、

インダストリアルデザイン・プロダクトデザインの実践

から、

デザイン学・デザイン論

の構築を目指しています。


Education

造形・表象・工業

などの観点から、プロダクトデザインの概念と方法を講義します。 また、

通信機器・生活機器・ステーショナリー

などの

具体的なデザイン演習

を行いながら、

問題解決・問題発見

のためにデザインから社会を考えます。

Research

プロダクトデザインの方法や構成の

客観化、

プロダクト要素の

定量化・定性化

を研究指針とし、それらの構築を目指しています。
また、企業やNPO法人・他大学との共同研究などを通し、 具体的なデザイン実践から新しいデザイン方法を考えます。

実務や就職活動を意識した実践的なデザイン研究会も定期的に開催しています。



research thema

・デザイン設計
生活家電・通信機器・ステーショナリー・計測機器・メディケーション機器・ロボティクスなどの、プロダクトデザイン・コミュニケーションデザイン全般

・デザイン方法論
デザインの定量化、デザイン造形、デザイン概念

・デザイン論理学
サーブリック、ヒューリスティック、エーロクーティオなどからのデザイン定性化

・デザインからの商品開発
(中小)企業の商品開発やプロダクトデザイン・コーディネート

Information


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productdesign-seminar.blogspot.com にて、授業・ゼミ・研究会情報などを掲載していきます

  • 11.02 卒研発表会・展示会

  • 11.02 修士研究発表会・展示会

  • 11.02 1DAY WORKSHOP "即興と連歌"

  • 11.01 宮田財団 助成金

  • 11.01 東京サテライト展示会"地球のためのロボティクス"

  • 11.01 東京サテライト展示会"肖像"

  • 10.12 せき損センター

  • 10.12 卒研中間発表会

  • 10.12 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門優秀賞 
       閉鎖性水域における汚染を解決する水中移動型エージェント 平林宗二郎

  • 10.12 BoDW展示 "ユビキタスプロダクトの新しいサービス"

  • 10.11 ゼミ報告会

  • インダストリアルデザインフォーラムin福岡2010

  • 10.11 福岡産業デザイン賞審査

  • 10.11 学内”研究室展”

  • 10.10 デザイン学会 ロボットのデザインにおける脳波の利用への取り組み

  • 10.10 デザイン学会 行為のコンテクストに基づくプロダクトの研究とデザイン

  • 10.10 デザイン学会 行為のコンテクストに基づくプロダクトの研究とデザイン

  • 10.10 デザイン学会 日本・韓国の家電製品の意匠の比較研究

  • 10.10 デザイン学会 質的サーブリック分析からの医療機器のデザイン

  • 10.10 デザイン学会 プロダクトデザインからの新しい医療機器の開発

  • 10.10 TDW展示 "ユビキタスプロダクトの新しいサービス"

  • 10.9 公開講座 「ロボットと家電」

  • 10.9 EEP「教育の質向上支援プログラム」採択

  • 10.7 九州大学ベンチャービジネスラボラトリー   C&Cプロジェクト2010「子どもとミラーニューロンに着目した次世代ロボットのデザイン」がプロジェクト採択 西村英吾

  • 10.7 修士中間発表会

  • 10.7 卒研中間発表会

  • 10.6 ゼミ報告会



  • F社 共同研究
  • P社 機器デザイン
  • C NPO法人 デザイン開発
  • T大 商品開発共同研究


  • 10.4〜11.03 福岡県商工部デザイン開発ワークショップ

  • 10.02 卒研発表会・展示会

  • 10.01 (独)工業所有権情報・研修館人材育成部内 デザインパテントコンテスト採択    田上雅彦

  • 09.12 卒研中間発表会

  • 09.12 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門最優秀賞    フライング天敵ロボット「Co-ne.」田上雅彦

  • 09.11 ゼミ報告会

  • 09.10 デザイン学会 セルフメディケーション機器の開発

  • 09.9 感性工学会 行為分析からの商品開発

  • 09.9 公開講座 「ロボットと芸術工学」

  • 09.7 九州大学ベンチャービジネスラボラトリー   C&Cプロジェクト2009 事業構想プロジェクト部門  「実用製品に「ゆとり」を加えたデザイン提案・販売」がプロジェクト採択 田上雅彦

  • 09.7 修士中間発表会

  • 09.7 卒研中間発表会

  • 09.6 ゼミ報告会

  • 09.4 九州大学ICカードデザイン採択 黒岩麻紀

  • 09.4 中村奨励金採択 計測機器のデザイン開発



  • P社 機器デザイン
  • C NPO法人 デザイン開発
  • T大 商品開発共同研究


  • 09.4〜10.03 福岡県商工部デザイン開発ワークショップ

2010年度卒業研究
2010年度修士研究
2009年度卒業研究
2009年度修士研究
2008年度卒業研究
2008年度研究生テーマ


卒業後進路(2008年度以降)

2010 Class


 

M

T

W

T

F

1

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3

4

5

2010年度前期の担当授業シラバスです。


プロダクトデザインメソッド特論/M1


デザインの基本概念の利用とインダストリアルデザイン手法

デザインとそのアイデア及びコンセプトにおける関係性について知り、そのいくつかのパタンを認識した上で、デザインを行なうためのコンセプト形成あるいはデザイン制作後のコンセプト形成などの方法を理解する。 また同時に具体的なデザイン実務におけるデザインの要素技術を具体例を挙げて説明する。
実際のデザイン及び企画・プレゼンテーション・論理化など実際のデザイン課題を通して、一般化となりうるデザイン手法の形成とその取得をめざす。

01 プロダクトデザイン・インダストリアルデザイン概論
02 デザインという実務・学問 問題発見と問題解決の間
03 デザインという方法 デザインの方法
04 デザインサーブリック分析
05 アイデアディスカッションとプレゼンテーション
06 デザインマネージメント
07 デザイン評価
08 デザイン評論
09 アドバンスデザイン
10 デザインプレゼンテーション
11 造形の要素と秩序
12 デザインの原理
13 デザインの法則
14 レポート発表
15 自己評価相互評価

生活機器デザイン論/B2

プロダクトデザインの概念と系譜からのデザインの実際について

プロダクトデザイン・インダストリアルデザインを実践していく上での、基本概念・基本手法・系譜と歴史・分析・評価と評論 を実際のデザインと連関させ、理解し活用していく方法を取得する。

尾方は後半の10回を担当します。

01 デザインの基本概念 語源
02 デザインの基本術語
03 デザインの系譜とインダストリアルデザインの成り立ち
04 インダストリアルデザインの方法について1
05 インダストリアルデザインの方法について2
06 デザインの展開と方法について
07 デザインの分析・評価と評論について
08 デザインの発想について
09 デザインのプレゼンテーションとグラフィックスについて
10 デザインの記述

クリエーティブデザインプロジェクト/M1


主担当教員のディレクションのもと、前半の7回実践的なプロジェクトの一部を担当します。

生活機器設計論・演習/B3

具体的プロダクトの企画・設計・制作

工房の真空成型機をつかい、具体的なテーマによる製品をつくります。

尾方は前半の8回を担当します。

01 課題説明 アイデアスケッチ 成型機器確認
02 アイデアスケッチ 作図
03 作図
04 型制作
05 型制作
06 型制作 成型
07 成型 仕上げ
08 プレゼンテーション

芸術工学基礎演習/B1

工作工房と情報基盤室での基礎演習

工作工房での授業の一分を担当します、安全な作業方法を学び基本的な工具・機械を使用できるように演習します.

コアセミナー/B1

芸術工学の基礎リテラシーを取得

本授業では、芸術工学部とは何かについて全体的な概念を理解し、 芸術工学部における学習への適応を促進し、学習意欲を継続して維持するためのリテラシーについて学びます. 各教員が順に上記内容に基づき演習を行います.4/30、5/28、6/25、7/30を担当します。


Blog  デザイン学/デザイン論 ーカ・カタ・カタチ・カチ

デザイン・インダストリアルデザイン・プロダクトデザインデザインに関する尾方義人のメモ・データベースです。 家電・情報機器の情報やデザイン学・デザイン概念、授業その他に関して綴っています。

入試案内

以下に関する正式情報は 大学公式の情報をかならず確認してください。

大学院芸術工学府 博士後期課程4月入学 例年12月より募集要項配布 >>
大学院芸術工学府 博士後期課程10月入学 例年6月より募集要項配布 >>
大学院芸術工学府 修士課程 例年6月より募集要項配布 >>
芸術工学部入学 例年6月より募集要項配布 >>
学部編入学 例年6月より募集要項配布 >>
研究生4月(前学期)入学 例年2月出願書類提出期限(日本国籍を有する者)
例年12月出願書類提出期限(日本国籍を有しない者)  
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研究生10月(後学期)入学 例年7月出願書類提出期限(日本国籍を有する者)
例年6月出願書類提出期限(日本国籍を有しない者)  
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科目等履修生・聴講生4月(前学期)入学 例年2月出願書類提出期限(日本国籍を有する者)
例年12月出願書類提出期限(日本国籍を有しない者)  
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科目等履修生・聴講生10月(後学期)入学 例年7月出願書類提出期限(日本国籍を有する者)
例年6月出願書類提出期限(日本国籍を有しない者)  
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2010 STUDENTS WORKS

愛着を生む変形の研究

2010年度卒業研究 大熊健太郎

A Study and Design of Product Based on Context of Use

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本研究では「変形する」という現象に着目し、人がより興味を抱き愛着を感じる変形とは何かについて探ることを目的とした。 「有生性」(生命の印象)を強く感じることができる変形が愛着を生む1つの要因と考え、皮膜を持った変形「Metamorphosis」を制作し、提案を行った 

文化及び人間工学的調査からの運搬道具のデザイン研究

2010年度卒業研究 藤山遼太郎

Study of Design on Carrying Tool from Cultural and Ergonomic Research

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「DESIGN FOR THE OTHER 90%」の考え方に共感し、「水を運ぶ」をテーマとした研究である。 文化と人間工学の調査から、前頭部支持運搬を採用し、起伏のある土地で、命の基本単位である10ℓの水を運搬するタンクを提案した。

閉鎖性水域における汚染を解決する水中移動型エージェントの提案

2010年度卒業研究 平林宗二郎

A Study of Figuration and Behavior of Robot Focused on Interaction with Human

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閉鎖性水域における汚染を解決する水中移動型エージェントのデザイン提案を示す。複数の専門家に、工学とデザイン両視点からのアドバイスをいただき、それらを参考に新規性あるデザインを目指した。2010年11月に、提案プロダクトの前身ともいえるロボットが開発されており、 十数年 後の実現性は非常に高いと予想できる。 

災害避難所における被災者の健康維持に関するデザイン提案

2010年度卒業研究 松隈 祐紀

Design Proposal of Products about Victim's Health Maintenance in Evacuation

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知的機能工学分野での卒業研究です。
被災者の健康に対する意識を高めることを目的とし、ハブラシ型の簡易検査キットを提案しました。 災害避難所は、設備の不足などから衛生的な状態を保つのが難しく、感染症の流行など様々な健康問題が起こります。 無理のない方法でチェックを行うことで健康に対して気を付けるきっかけを作ります。

行為分析からの消毒器のデザイン提案

2010年度修士研究 黒岩麻紀

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ユーザーの機器の使い方や問題点を抽出する為に、質的サーブリック分析や暗黙知の獲得を行いデザインの方法を構築した。この方法を基に大気圧ダメージフリープラズマ滅菌器の商品開発を行い、検証方法を提案した。

人のインタラクションに主眼を置いたロボットの造形ならびに動作に関する研究<

2009年度卒業研究 西村英伍

A Study of Figuration and Behavior of Robot Focused on Interaction with Human

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本研究では、ダイエットや習い事などといった地道で継続的な行為について「はじめるきっかけや続ける励みを与えてくれる存在」としてのロボットの可 能性を探るべく、特に「ウォーキングに連れて行くロボット」の、肩に乗せることができる形状と、ウォーキングに連れて行きたくなるようなインタラクションを想定して機能設計を 行い、可動モデルを制作した. 

行為のコンテクストからのプロダクトの研究とデザイン

2009年度卒業研究 熊添裕理

A Study and Design of Product Based on Context of Use

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本研究の課題はどのようにして人と機器の間に最適な関係を築くかであった. その課題に対し,調査・分類・アイディア展開から「前後の行為に着目する」という考え方を見出した. 一連の行為の中での用途を見出し,デザイン対象を一度抽象化した後に,主な用途の前, あるいは後の行為を導くというデザイン手法を導いた.  

有害外来生物駆除のアドバンスデザイン

2009年度卒業研究 田上雅彦

Advance Design of Harmful Alien Specie Exterminating

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小型の天敵ロボットANd(Artificial Natural Enemy Device)複数 機を用いた超選択的な薬剤噴射により,有害生物を一個体単位で駆除するシステムである.このシステムを用いることにより, 現在存在する多くのの副作用に関するリスクを最 小限にすることができる. このシステムの実現のためには,2010 年現在研究中の技術や,10 年~20 年のうち に実現可能となる未来の技術が必要となり,この研究ではそれらを予測し,約20年後に可能なスペックを 予測した上,提案を行った.

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