国際交流に関する地方公共団体への提案

(知足院美加子)1998年

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1:地域に根ざした交流----------------

地元の共同体(環境保護、教育団体など)を拾い上げて国際的な交流への架け橋作りをする。

(協力隊制度に準じて「どんな交流がどの地域の人としたいのか」を常時募集し世界にもインターネットや手紙等で投げかけ、お互いの要望実現のためにコーディネイトをする)


教育機関へのアプローチ

(協力隊OB、留学生による授業派遣)(インターネットによる教育現場の情報交換・ネット中継など)


大学生や退職者のNGO参加制度 

(環境保全のための都市づくり、経営法、学校運営のあり方の提案など、知識提供を主に。本人たちが現地に行くことが望ましいが、不可能な場合はペーパーによって。日本語の論文審査のあと、翻訳して情報公開。冊子にし、送付する。インターネットの利用。主にアジア、アフリカ、中南米地域にむけて)


2:国際交流の楽しさのアピールと同時にリスクに対するシステムを構築する----

留学生の問題解決の受け皿機関づくり

(奨学金・公的手続きの不平等、差別問題などのカウンセリング、早期解決のための公的アプローチ)


不法国内滞在者の人権問題

(不法滞在者に対するの収容所側の対応についての検討)

収容所では帰国の資金がないものは、本国から帰国資金の送金を待つというシステムになっている。しかし金額の価値に激しくちがいがあるため送金がままならず、収容所から出るすべをうしなったまま、収容者は精神的に追い込まれることが多い。これを改善するためには、収容所内で労働しその賃金によって本国に送るというのが妥当な策であると思われる。