>Buck

農のインスタレーション「橘の響き」・コンセプト

→制作風景→完成作品

  

                2007年3月2日 九州大学 知足美加子

 本作品は九州大学社会連携事業(農業と芸術の協働「食育の基礎から深化へー植物と対話する音楽」→チラシ(表)PDF  →チラシ(裏)PDFの一環として、粕屋名産の農産物を使ってインスタレーションを作ってほしいという依頼を受けて制作するものである。会場では「植物の声」から生まれた音楽が、ヴァイオリンと笙によって演奏される。笙は竹林に差し込む「光」を象徴する和楽器という。植物と光、ヴァイオリン・笙の響きをもとに構想を練った。

 粕屋名産の柑橘類を、光に見立てて構成している。神道の祝詞に「筑紫の日向の橘(たちばな)の〜」という祓いの言葉がある。冬でも常緑の橘(柑橘系樹木)は、古代より「永遠の生命力」のシンボルであった。作品下部は、粕屋名産のブロッコリーを、竹を使って藁に固定する。これは能古の島で行われる「荒神祭り(土と火と水の神)」の供物からヒントを得ている。

 植物は「土・水・光」が響きあい調和して生まれるものである。音楽にとっても調和は大切な要素である。今回の作品は、諸要素の「調和」をテーマに制作する。

九州大学社会連携事業(平成18年度)

「芸術文化を取り込んだ先導的な食育と

地域農産物のブランド化2」

九州大学社会連携事業(平成18年度)「芸術文化を取り込んだ先導的な食育と地域農産物のブランド化2」の一環として以下のフォーラムと演奏会を開催いたします。多数の方々に参加いただきますようご案内申し上げます。(参加無料です)詳しくは→チラシ(表)PDF →チラシ(裏)PDF

第一部 フォーラム「食育の基礎から深化へ−植物と対話する音楽を取り込む−」

日時;2007年3月2日(金)13:00〜16:00

会場;JA粕屋 北部プラザ内 ふれあい交流館とミカン選果場

   (古賀市新原781-1 TEL 092-943-3031)

 JR古賀駅前−会場間に無料バスを運行(往き12:30発)、駐車場あり  

第二部 夕べの演奏会「植物生態の音楽の共有へ」

鈴木理恵子(ヴァイオリン)+ 石川高(笙)による「植物文様」デュオ・コンサート

日時;2007年3月2日(金)18:00 開場 18:30 開演

会場;サンレイクかすや 多目的ホール

   (粕屋町駕与丁1-6-1 TEL 092-931-3309)

   JR篠栗線 長者原駅より徒歩5分、駐車場あり

催;九州大学大学院農学研究院(農学部附属農場)

共催;粕屋地域フォーラム

パートナー;芸術工学研究院、JA粕屋、粕屋町、

      世代間連携による高度技術の産業利用研究会

問い合わせ先;九州大学農学部附属農場 

〒811-2307 粕屋郡粕屋町原町111

TEL 092-612-2862