九州大学ソーシャルアートラボ「社会包摂に資する共創的芸術活動のデザインと人材育成プログラムの構築」 九州大学 知足美加子
「黒川復興ガーデン(2019.9.12)」 撮影:長野聡史
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「風と水と土の道・再生のためのワークショップ」vol.1(2019年9月)、vol.2(2020年3月 )
【企画趣旨】 九州大学ソーシャルアートラボでは、文化庁・大学における文化芸術推進事業「社会包摂に資する共創的芸術活動のデザインと人材育成プログラムの構築」の中で、2018年より九州北部豪雨災害復興支援を行っている。 その一環として、朝倉市黒川の「共星の里(朝倉市 旧黒川小学校利用の美術館)」と協力し、流れ着いた岩石を活かした復興ガーデンを共創する。庭は2018年より3年の時間をかけ、一般市民と共に企画・制作する。地域内外の方々が深く考えあわせることで、人々の意識が、被災地支援に永続的につながることを目指す。 2019度は、「風と水と土の道・再生のためのワークショップ」vol.1(2019年9月)、vol.2(2020年3月)を行う。共星の里の野外スペースでは、災害の土砂の影響で樹木が痛み、弱っている。そこで、土の中の空気と水の循環に配慮し、災害後の土壌改良を意図した庭づくりを行う。また、四季の美しさを感じ、子供たちが遊び、ニホンミツバチの養蜂につながるような花木の植樹を行う。 翌年3月には、流木による東屋(10u弱)の制作、および草花の植栽を行う。2020度には、庭を静かにみつめ感得したものを、互いに自由に表現し交流する「美的コミュニケーションの場」を設ける予定である.
「風と水と土の道・再生のためのワークショップ」vol.1(2019年9月)
■日時:2019年9月11日(水)13:00-16:30、12日(木)10:30-16:30 *ワークショップ前日の9/10(火)に、石の移動、側溝掘り、製材所・大学工房の木材チップの搬入などの準備を行う 9/11(水)
-------------------- 「風と水と土の道・再生のためのワークショップ」vol.2
■日時:2020年3月5日(木)10:30-16:30、6日(木)10:30-16:30 *ワークショップ前日の3/4(水)に、木材の搬入、基礎作りなどの準備を行う 3/5(木) 【流木による東屋制作】
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