Workshop「ウミガメの卵をつくろう」

2009年7月24日 吉田保育所への「死生の彼方」設置

グラントワ設置風景  新聞記事

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島根県益田市の吉田保育所に木彫「死生の彼方」が設置されました。作品用の場所と屋根、台座が作られており、感動しました。園庭には手押しポンプやクヌギの木があり、子供たちが嬉しそうに走り回っていました。

年長児の卒園記念に、ウミガメの卵を木で作るワークショップを行いました。準備を手伝ってくださる先生方の手際のすばらしさに、日々の積み重ねを感じました。 園児が杉材で作業するのは大変なので、ある程度ベルトサンダーをかけてきました。(指先がしびれながらの作業)
青い軍手をはめて、成形です。 紙ヤスリを置いて、研磨する子供たち。
手間をかけるほど、その作品を好きになると話しています。 力強くヤスリをかけています。
サーフォン(木工ヤスリ)は力がいるのですが、男の子が数人チャレンジしていました。 アクリル絵の具で彩色。木肌が好きな子が、絵の具を「点」でおいていたのが印象的でした。
紙パレットを使ったので、混色のおもしろさに目覚めた子供が多かったです。 パレットの上で、転がすような彩色。いい色です。
完成!

作品はどれも個性的で、いきいきした彩色が素敵でした!先生方や保護者の方々のご協力のたまものです。乾燥したら名前を書き、ウミガメの周囲に設置してくださるそうです。

この後、園内で夏祭りが行われました。楽しそうな子供たちをみると、私も幸せになりました。スイカ割りまでさせていただき、感謝しています。

園児のみなさんのひとりひとりが、美しいものがつまった卵のように思えました。彼らの美しさがそこなわれないような未来を用意するのは、大人の仕事ですね。

(その後)

8月13日に、卵に卒園予定の園児名をかいて、木彫下に設置した、との連絡を杉原保育所長からいただきました。また彫刻の愛称は「せいちゃん」に決定したそうです。

09.7.22 九州大学 知足美加子

ご協力に心から感謝申し上げます

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