「触れたかった手に」

作品コンセプト/制作日記

この彫刻は2007年にNPOエスタスカーサに寄贈されました。(この彫刻は、ハンセン病患者の方の手記から発想を得ています。→詳細

沖縄土の宿の木村浩子さん(77歳)が、そのエスタスカーサに宿泊されました(2014年)。彼女は、脳性麻痺をもつ画家です。大戦中、障害者は足手まといということで、軍が障害者の母親達に青酸カリを配布し、子を毒殺するよう強要しました。浩子さんの母親は、彼女を山に三ヶ月かくまったそうです。浩子さんは平和でなければ、障害者や子供は生きていけないことを痛感し、その後、平和運動を推し進めることになりました。彼女は、いまの国の方向性(集団的自衛権関係)に、ひどく心を痛めています。http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~tomotari/manabiya.htm先日も、コスタリカまでいって憲法の可能性について調査されたばかりでした。朝ごはんを届けにいったら、エスタスカーサの彫刻に手紙が置いてあったのです。浩子さんとの関わりは、浩子さんが2007年にこの彫刻をみに来てくれたことが始まりでした。

2014.7.12
私は、また、この子に会いに来た

この子がいるやかたは わたしが大切にしているものがいっぱいだ

この子が居るかぎり 人は人として 生きることができる

「子供は憲法が守って来た平和の象徴である。大切に守ってほしい」というメッセージを受け取りました。彫刻がつないでくれるものを実感しました。

 

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