Color Universal Design

カラーユニバーサルデザイン(CUD)について

CUDとは

カラーユニバーサルデザインとは 色覚異常者(色覚異常とは参照 ) や高齢者が見分けられない配色を避け、すべての人に情報が正しく伝わるようなデザインをすることです。

多くの人が利用する公共施設の案内などを中心にカラーユニバーサルデザイン化は進んでいます。

2色覚基点のCUDとは

通常カラーユニバーサルデザインをする際には、まず、3色覚が見えている色で配色を行います。そして、その配色を色覚シミュレーションに通すことで他の色覚の見え方を検証し、もし見分けにくい配色であったら再度配色、シミュレーションでの検証を行います。

従来のCUD

従来のCUD手法では、配色とシミュレーションの試行錯誤を数回繰り返さなければなりません。また、3色覚向けの配色での色の印象などの付加価値となる特性が2色覚に反映されにくいと考えられます。

2色覚基点のCUD

2色覚基点のCUDはまず2色覚の見分けやすい色の中で配色を決めます。そして選んだ配色をもとに混同色や混同色に近い色範囲から3色覚に好ましい配色を決めます。

従来の混同色を避けるCUD→混同色に近い色範囲から自由に色を選べるCUD

この手法は2色覚の見え方から決定できるため、シミュレーションによる検証と再配色の必要がありません。また、2色覚の見え方での配色作業の際に、色の目立ちや印象などの付加価値となる特性を付与できるのです。

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