《夕日の赤翡翠》 Red Kingfisher at Sunset
2024年6月、英彦山で赤翡翠(アカショウビン)の亡骸を見つけた。この時期、赤翡翠は南から子育てのために渡ってくる。命を失っているにもかかわらず、宝石のように輝いていた。「夕日に向かって赤翡翠が飛ぶ姿は、ほんとうに美しいよ」と父が言っていた。あまりに綺麗な姿で、この鳥そのものが夕陽に染められてここに鎮まっているように思えた。夕空が見える場所に丁寧に埋葬し、そばにミカンの木を植えた。魂が西国浄土に帰るよう、手を合わせた。
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