アイヌ料理ワークショップ

(2002年1月22日)   >Back >二風谷プロジェクト

 「食」とは世界を体験し、感じるための窓口です。 土の成り立ち、水の循環、食べ物が実るまでの月日... 人間が消化したものは土に帰り、また新しい循環がはじまります。料理とはこういった時間の流れや自然の摂理を味わうこと。 おいしさとはいくつもの「輪」と自分との接点をよろこぶこと。 料理はカロリーや値段といった数字ではなく、人の手間と心が伝えてきた文化なのです。文化は特別で目新しいものでなく、生活のひとつひとつの営みです。
 今回は事前に資料を読み合わせ、アイヌ民族に関する歴史や文化について勉強しました。講師の貝澤氏は
「自然環境の保護」がアイヌ文化を守ることにつながるという意識をお持ちです。無農薬の作物を作るシケレペ農場を運営すること。二風谷ダムを問題視すること。木を植えるナショナルトラスト運動(チコロナイ活動)を展開することー。みなそこに端を発した貴重な実践です。
 貝澤氏を講師として伝統料理を作り・味わうことで、
アイヌの人々が大切にしてきたものを自分の感覚として感じることができました。楽しくかけがえのない体験です。

 


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料理実習風景

舞踊ワークショップ

文様ワークショップ

講師紹介(シケレペ農場、チコロナイ活動、Tamamiブランドの紹介など)

参加者全体写真/感想

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オハウ(鹿汁)

アハメシ(豆ご飯)

コサ(粉がゆ)

コンプシト(昆布だれ団子)