→「福岡エルフの木」震災支援・野菜寄付箱プロジェクト

「上をむいて」 Keep Your Chin up

鳥取砂丘(鳥取県)「らくだや」に寄贈(2013年9月)

春に子供を連れて宮崎の自然動物園を訪れた。雨が降り出したので走り始めたところ、フタコブラクダ達が目に入った。雨もどこ吹く風で、どのラクダも飄々と上をむいている。思わず立ち止まり、すっかり笑顔になってしまった。その風貌や形のバランス、佇まいが醸し出す「ゆったりとした時間観」とでもいうのだろうか。みるだけで、こんなにほっこりとした気持ちになる生き物がいるのだ。しみじみと感心してしまった。

震災後から芸術の役割を問う毎日を過ごしている。被災者の方々のこと、自然環境のこと、放射能のこと等も含め、その問いは心を離れることはない。(→浪江町への彫刻寄贈)

答えはでないままだが、フタコブラクダに出会った私のように、ふと立ち止まって少しだけ笑顔になるような作品を作ってみたい、と思うようになった。

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らくだや」寄贈風景

鳥取砂丘にある「らくだや」の山崎代表です。お二人ともとても優しく接してくださいました。お店には朝からお客さんが途切れることなく訪れていました。鳥取砂丘沿いの老舗です。 「らくだや」の影のボスのように、堂々とした佇まいの山崎氏の愛犬です。寄贈した彫刻とマッチしています。 彫刻にライディングしてくれたお子さん。これからもお子さんたちに触ったり、乗ったりしてもらいたいと思っています。樟はカンファーという香り成分が含まれており、人を元気づけ癒してくれます。
山崎さんにお願いして、本物の駱駝に乗せていただきました。大きく、のんびりとした雰囲気と、乗ったときのあたたかさに感動しました。 初めて鳥取砂丘に訪れましたが、まずその砂丘の雄大さに驚かされます。真水をたたえたオアシスがあり、その付近の外来種の雑草を抜くボランティアに参加しました。 福岡から車で8時間かけて、訪れたかいがありました。山崎さんには思いがけず、鳥取名産の梨やお土産等を沢山いただき、恐縮しました。本当にありがとうございました。