大学院修士課程の吉野丈くんが、自動車技術会の大学院研究奨励賞を受賞しました。
受賞内容:
本研究は、加速走行状態の電動自動車を対象として、その走行騒音の音響パワーレベルを速度の関数としてモデル化し、電動車普及による騒音低減効果を定量的に評価するものである。実車測定によってデータを集積し、分析法の提案や検証を踏まえて、対数回帰式を導出した。さらに加速度による影響や従来内燃機関車との比較を行うとともに、信号交差点付近での環境騒音レベル(等価騒音レベル)の低減効果の数値計算による評価を行なっている。電動車の普及が、車外騒音および都市の音環境に及ぼす影響を定量的に評価するための重要な知見である。