大学院修士課程の中 貴一くんが、大学院研究奨励賞を受賞しました。
受賞内容:
本研究ではサイン音(聴覚情報表示)の定位制御を用いた運転中ドライバーへの情報デザインを検討した。ドライビングシミュレータと多チャンネル音響再生システムを用いた実験によって、視線移動量、運転行動の正確性、視覚情報確認の精度および主観的作業負担を測定した。その結果、運転中の視覚情報獲得が正確かつ短時間に遂行され、心理的負担も軽減することが示された。各種の先進運転支援システム (ADAS)の発展に伴う車室内情報の高度化・大量化が見込まれる中で、本研究による知見は、自動車内情報デザインの発展に大きく貢献するものである。