育児支援のための揺動型ベビーベッド(スイマ)など、
人間の生活を豊かにする製品の研究開発をおこなっています。

スイマ(suima)とは

 スイマは、生後2週間~10ヶ月頃まで使用できる揺動型ベビーベッドです。
 経験的に皆さん良く知っていることなのですが、人間(厳密には哺乳類全般)の赤ちゃんが揺れを感じておとなしくなることは科学的に実証されています。スイマは、この揺れによる児の鎮静作用を利用した製品です。
 九州大学では10年以上にわたる研究において、児がもっとも心地良く感じる(鎮静する)揺れ幅と揺れの速さを明らかにしました。そして、これらの研究成果を生かして最適な揺れを実現するスイマを完成させました。
 スイマは、科学的な証拠に基づく心地良い揺れで、赤ちゃんを心地良い眠りに誘います。

スイマの特徴

何といっても安心・安全・丈夫な国産

 ベビー用品店などで販売されているベビーベッドは、ほとんどが海外製(とくに中国製が多い)です。たとえ日本の会社が販売していても、実際に作っている場所は、ほとんどが海外なのです。
 それに対してスイマは国産です。信頼できる日本のメーカーだけで日本国内で製造しています。(だから、なかなか安くならないという悩みがありますが、今のところ、安心・安全が第一だと考えています。)
 これまでに、大学やアイクォーク社(スイマ製造メーカー)には、海外での格安大量生産の話が多数ありましたが、すべてお断りしてきました。その理由はただ一つ。安心・安全へのこだわりです。
 スイマは赤ちゃんが使うもの。大人と違って、か弱い赤ちゃんが使うもの。からだに悪い影響を与える塗料が知らずに使われていたら嫌ですよね。からだに悪い強い電磁波を発生する駆動装置(モーターなど)が使われていたら嫌ですよね。スイマにはそんな心配はまったく不要です。

電気の力で揺動するベビーベッド

 スイマは、電気の力で揺れるベビーベッドです! 現在のところ、同等品は一つもありません。
 電気の力で赤ちゃんを揺らす製品には、ハイローベッド、ベビーラックなど似たようなものがたくさんありますが、これらでは長時間赤ちゃんを寝かしてはいけません。
 赤ちゃんを揺れで心地よく眠りに誘い、そのまま寝かしつけられる製品は、世界でただ一つ、スイマだけなのです。

科学的な証拠に基づく心地良い揺れ ~自然の美しさに大感動した研究結果~

 スイマの揺れは、単なる揺れではありません。赤ちゃんがもっとも心地良く感じる揺れを再現した揺れなのです。実験に実験を重ねた結果、赤ちゃんがもっとも心地良く感じる揺れは、揺れ幅 12 cm、加速度 0.70 m/s2 の周期的な揺れであることが分かりました。
 この揺れのリズムを心拍数に換算すると 65.2 です。65.2←これ、まさに母親の心拍数のリズムなのです。電卓をたたいて初めてこの数字を見たときは、自然の美しさに感動し10分くらい放心しました。だって、さまざまな揺れを与える実験をした結果、心地良い揺れが母親の心拍数とぴったり一致するとか、あり得ないと思いませんか?この自然の美しさに大感動した日のことは今でも忘れられません。

寝かせかえ不要。そのままスヤスヤのベッド型

 抱っこして寝かし付けても、布団に置いた途端にまた泣き出すといった経験はありませんか?
 スイマの特徴は、何といっても「ベッド」であること。スイマの揺れで赤ちゃんが気持ちよくなって眠ったあとで、寝かせかえる必要がありません。柵がついた安全なベッドなので、そのまま寝かせてしまって大丈夫です。これってけっこう重要なことなのです。

固い木の柵は使わず、やわらかなネット素材を使用

 スイマは揺れるベッドなので、どうしても揺れが原因で柵に頭をぶつけてしまうことがあります。よって、スイマのベッドの柵は、赤ちゃんが頭をぶつけても安心なネット素材を使うことにしました。

部屋間を自由に移動。4輪すべてにキャスターを使用

 ベビーベッドは、たいてい寝室に置かれたままで、昼間はほとんど使われていないという実態がありました。これに対してスイマは、4輪すべてにキャスターを使用することで部屋間を自由に移動できるようにしました。夜は寝室で、昼間は台所やリビングで。いつもママの近くでスイマをご利用ください。

※ 現状では、ベッドを揺動させるためには電源コードをコンセントに繋ぐ必要があるので、まだまだ自由な場所で使えるとは言いきれません。今後、バッテリーの搭載を検討したいと考えています。

泣き声キャッチセンサー搭載。赤ちゃんが泣くと自動で揺れます。

 どうしても手が離せないときに大活躍です。料理をしているとき、洗濯を干しているとき、トイレに行っているときなどに赤ちゃんが泣いたら、自動で揺れてママに変わって赤ちゃんをあやしてくれます。

※ 自動で揺れて泣き止んでも効果は一時的な場合が多いです。料理や洗濯の切りが良いところで、赤ちゃんが泣いた原因(おむつが濡れているなど)を考えてお世話をしてあげてください。

スイマのオフィシャルサイト



スイマ製造メーカー(アイクォーク株式会社)によるスイマ(suima)のオフィシャルサイト

アイクォーク株式会社



スイマを製造してくれているメーカーのウェブサイトです。とくに機構・電気・電子応用機器に関する技術力はピカイチです。日本の優れた製品は、アイクォークのような中小企業の技術力によって成り立っています。

株式会社ヤマサキ



スイマのベッド部を製造・提供してくれているベビーベッドメーカーのウェブサイトです。

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