視覚心理学研究室 九州大学芸術工学研究院 芸術工学府芸術工学専攻デザイン人間科学コース 芸術工学部画像設計学科本文へジャンプ
 

大学院生募集
 視覚心理学研究室では、大学院(修士課程、博士後期課程)に入学する方を募集しています。当研究室は、大学院の分類では、芸術工学府芸術工学専攻デザイン人間科学コースとなりますので、芸術工学専攻として大学院を受験することになります。入試の詳しい日程は芸術工学府のホームページを参照してください。修士課程は例年8月、博士後期課程は3月に入試が行われます。
 大学院を受験するためには、研究計画等について事前によく話し合う必要があるので、なるべく早い時期に必ず伊藤までコンタクトをとってください。学部時代の専攻についての制限は特にありません。博士後期課程からの入学ももちろん可能です。

大学院修了後の進路について

 芸術工学府芸術工学専攻デザイン人間科学コースは、一応理系に分類されますので、修士課程を修了しますと、一般企業への就職は学部卒よりはやや有利になります。ただし、そのためだけに大学院に進学するのは勧められません。研究が好きでない人が大学院に進学すると、非常に苦しい思いをします。
 博士後期課程に進学する方は、研究者になることを前提にしていると思いますが、博士号をとったからといってそのまま研究者として就職できるわけではありません。博士号取得後の就職難については、「高学歴ワーキンプア」として社会的にも問題になっています。任期つきの職も増えており、若いうちは安定した生活は送れないかもしれません。したがって、能力的に秀でているだけでなく、本当に研究が好きな人にしか博士後期課程進学を積極的には勧めません。たとえお金儲けにつながらなくても、自分の研究成果が人類の知の範囲をひろげることに価値を見出せる人でないと、研究生活には耐えられないかもしれません。
 研究者を目指す覚悟がある方は、大学院時代に研究に没頭して優れた論文をできるだけたくさん書く必要があります。優れた業績があれば、博士後期課程修了後、日本学術振興会や大規模プロジェクト等で研究員(ポスドク)として働く機会を得ることができます。大学等の研究者になろうとする場合には、その後さらに公募で勝ち上がる必要がありますので、厳しい競争にさらされます。もっとも現代の日本では、厳しいのはどこも同じかもしれませんね。