基礎造形では,次世代に向けたデザイン教育として,その前半では,平面を中心とした造形美術(Ⅰ)の基礎的な知識と技術を習得するとともに,幾何学をベースとしたデジタル・ファブリケーション(Ⅱ)を対象に,形を数理的にデザインし,制作する方法を学ぶ。また,後半では,木と鉄による造形美術(Ⅲ)並びに,複数のデジタル・ファブリケーション機器を使用した制作実習(Ⅳ)を通じて,素材に対する深い理解を体得するとともに,身体を使った実践の意義を確認する。以上の造形課題への取り組みを通じて,自らの作品に対して,自分の視点から優れた考察を加え,実践する力を養う。
基礎造形
造形芸術に関する基礎的な知識、技術を取得する。造形芸術について考察した内容を、⾃らの創造活動に活かす。制作された作品を批評する⼒を養う。
科目一覧
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基礎造形 Ⅰ
2年・春/夏
- 必修
- 1単位
平面を中心とした造形美術の基礎的な知識と技術を理解し、自分の視点から優れた考察を加え、実践する力を養います。デッサン・色彩・構成等に対する造詣を深め、優れた平面造形作品を制作します。また制作された作品に対して、的確な批評を行うことを目的とします。
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基礎造形 Ⅱ
2年・春/夏
- 必修
- 1単位
平面と立体の幾何学をベースにデジタル・ファブリケーションのための基礎的な知識と技術を習得する。折紙とカッティングプロッタを使った造形課題に取り組むことで、形を数理的にデザインし、製作する方法を学ぶ。図形の持つ審美性を活かしつつ、自分なりの解釈とアレンジを加えることで立体作品として完成させ、さらに作品に対して批評を加える。
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基礎造形 Ⅲ
2年・秋/冬
- 選択
- 1単位
本授業では、以下の3つの目標が掲げられています。
① 造形芸術に関する基礎的な知識、技術を取得する。
② 造形芸術について考察した内容を、自らの創造活動に活かす。
③ 制作された作品を批評する力を養う。
秋学期は木材加工、冬学期は金属加工によって課題制作を行い、実体験を通して造形の基礎を学びます。
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基礎造形 Ⅳ
2年・秋/冬
- 選択
- 1単位
複数のデジタル・ファブリケーション機器を使用した制作実習を通して、デザインの観点から作品制作に関する基礎的な知識と技術を習得します。授業内では、自分の身の回りをよく観察し、その観察から発見した個人的欲求や違和感を解決するための“何か”を制作します。