芸術工学部の理念に技術の人間化があります。人間は文化を持ち、社会を形成し、自らを科学し、技術を発達させます。この4つの観点から、人間とデザインのかかわりを総合的に考察します。
人間とデザイン
科目一覧
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人間科学とデザイン
2年・春
- 選択必修
- 1単位
生物としての人間の理解がモノ・社会・環境などのデザインに果たす役割を理解する。最新の人間科学(ヒューマンサイエンス)によって明らかにされるヒトの生理的、行動的、心理的な特徴がデザインの根拠となる様々な過程を実例などを通して融合的に学びます。
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科学技術とデザイン
2年・夏
- 選択必修
- 1単位
複雑化し多様化する現代社会において、価値のあるデザインを生み出すためには、最新の科学技術を理解し、それらを適切に利活用することが重要です。この授業では、デザインに関係が深い8つの代表的な科学技術分野に関して、それらの本質を理解し、それらがどのようにデザインに利用され、これからのデザインにどのように活用できるのかについて学びます。
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文化とデザイン
2年・春
- 選択必修
- 1単位
人間は単に生物としてではなく、思想や制度、美的感性を歴史的に形成することで環境に適応し、それをつうじて自らを表現へともたらします。そうした文化は既存の制度や慣習、専門性を引き継ぐだけではなく、それを批判し、新たなものを作り上げる力を持っています。そうした批判の媒体としてデザインをとらえ、専門分化を超えた生きる力としてのデザインを論じます。
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社会とデザイン
2年・夏
- 選択必修
- 1単位
人間は単に個人としてではなく、人間関係を形成し、それによって環境に適応します。しかしながら今日、人間が形成した社会制度は適応を実現するだけではなくそれを危機にさらしています。工業化や資本主義といった大きな社会の仕組みに焦点を当て、今日のデザインの課題と使命について考えます。