芸術工学図書館学生音楽ライブ

九州大学芸術工学図書館は、学生が演奏を行う音楽イベント「芸術工学図書館学生音楽ライブ」を開催します。
演奏者として応募いただいた芸工の学部生・院生3名が演奏します。

イベントは日本語と英語で運営します。日本人の方も外国から来た方も一緒に音楽を楽しめます。今年の秋に九大に来た留学生も大歓迎です!
演奏会場に加え、演奏者や他の参加者の方と交流できるスペースも準備します。
ぜひご参加ください。



日時・場所
日時:2025年10月17日(金) 18:00開場、18:30–19:50演奏
場所九州大学芸術工学図書館 1F 映像音響ラウンジ(大橋キャンパス)

申込不要、参加無料 どなたでもご参加いただけます
交流スペース:映像音響ラウンジの入口前(イベント時間中)、1F アクティブラーニングコリドー入口(19:50–20:30のみ)
交流スペースには飲み物を持ち込めます

タイムテーブル
18:00 会場OPEN
18:30–18:50 演奏① 江﨑悠亜 さん(ギターとハーモニカで弾き語り)
18:50–19:00 休憩
19:00–19:20 演奏② 豊田大徳 さん(ギターで弾き語り)
19:20–19:30 休憩
19:30–19:50 演奏③ 深海_NOkiosgeiリ さん(ノイズ演奏)
19:50 演奏終了 交流スペースは20:30までOPEN
20:30 閉場

演奏者紹介
江﨑 悠亜(芸術工学部メディアデザインコース)
90年代のバンド「たま」の元メンバー、知久寿焼の曲をカバーします。

豊田 大徳(芸術工学部メディアデザインコース)
ブルースを基調とした弾き語り演奏を行います。ぜひ足を運んでいただければ幸いです。
所属バンド「EDEL STADT」のInstagram:https://www.instagram.com/edelstadt_band/

深海_NOkiosgeiリ
福岡市で活動するノイズソロユニット。
歌と何かを起点とし、音を纏い、混ざり、拡張し、潰れる。

問い合わせ先
九州大学附属図書館 芸術工学図書館 情報サービス係
TEL: 092-553-9490
E-mail: tgsabisu@jimu.kyushu-u.ac.jp
添付ファイル
参照リンク

福島県立福島高等学校の生徒が音響設計部門 西田准教授を訪問し、研究交流を行いました

2025年10月9日(木)、福島県立福島高等学校の2年生2グループが、音楽学の分野で音楽理論・分析や文化的背景を研究テーマとする音響設計部門の西田 紘子准教授を訪問しました。

福島高校は、文部科学省による次世代人材育成事業「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)*」の指定校で、2年次に学校設定科目「SS探求」において、研究テーマに関する知見を深めるため、研修旅行を活用して現地取材を行っているそうです。
今回の訪問では、「社会との関係から音楽の今後を探る」と「季節による音楽ジャンルの違い」というそれぞれの研究テーマについて、生徒たちが西田准教授とデータ分析の方法などを交えながら意見交換を行い、来年2 月20日に行われる研究発表会に向け準備を進めていました。研究テーマの選定から課題の発見、取材訪問先へのアポイントメントまで、すべて生徒自身が主体的に取り組んでおり、意見交換では専門的な内容にまで話が及んでいました。

取材終了後には、同じく音響設計部門の尾本 章教授の協力により、予定にはなかった音響樽などの実験施設の見学も行われ、生徒たちにとって貴重な体験の機会となりました。

*「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」とは、文部科学省が指定する理数系教育の重点校で、全国約230校が指定されています。先進的な科学技術や理科・数学教育を通じて、生徒の科学的な探究能力等を培うことで、将来社会を牽引する科学技術人材の育成を目的としています。

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freq – 251023 – 畠中実「サウンドアートとその周辺(の音楽)」

九州大学大学院芸術工学研究院音響設計コース音文化学講座では、この度「芸術×科学による分野横断型高度クリエイティブ人材育成プログラム」との共催により、畠中実によるリスニングイベント&トークセッション「サウンドアートとその周辺(の音楽)」を開催します。

畠中実は、キュレーション、批評を専門とし、1996年のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]開館準備より同館に携わり、数多くの展覧会やイべントを企画し、主任学芸員、学芸課長をへて2025年3月末で同館を退任しています。主な展覧会に、「サウンド・アート」(2000年)、「サウンディング・スペース」(2003年)、「サイレント・ダイアローグ」(2007年)、「みえないちから」(2010年)、「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」(2017年)。そのほか、ダムタイプ、ローリー・アンダーソン、八谷和彦、ジョン・ウッド&ポール・ハリソンらの個展などを手掛けています。近年は、「多層世界とリアリティのよりどころ」(2022年)、「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」(2023年)、「ICCアニュアル2024 とても近い遠さ」(2024年)、「evala 現われる場 消滅する像」(2024年)などがあります。ICC以外の展覧会では、「Ennova Art Biennale Vol.1」アーティスト選考委員(中国、2024年)、森美術館「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」アドヴァイザー(2025年)を務めています。また著書に、『現代アート10講』(共著、田中正之編、武蔵野美術大学出版局、2017年)、『メディア・アート原論』(久保田晃弘との共編著、フィルムアート社、2018年)などがあります。

今回のリスニングイベント&トークセッションでは、2022年から2024年にかけて山口情報芸術センター[YCAM]で開催されていた、高いクオリティの音響機材をセッティングした空間で特定のテーマに沿った録音物を聴取するリスニングイベント「Audio Base Camp」を参考に、「サウンドアートとその周辺(の音楽)」に関わるレコードを主体とした録音物を聴取し、本学教員の城一裕とともに、それら録音物にまつわる様々な話題を取り上げます。

日時|
2025年10月23日(木) 18:30~

出演・登壇|
畠中実
城 一裕(九州大学大学院芸術工学研究院 音響設計部門・音文化学講座 准教授)

プログラム|
・18:00 開場
・18:30 リスニングイベント&トークセッション 開始
・21:00頃 終了予定

場所|
九州大学 大橋キャンパス 音響特殊棟録音スタジオ

料金|
無料

定員|
50名(先着順)
*以下のリンク先Peatixイベントページよりお申し込みください。

交通|
西鉄福岡(天神)駅より 
・西鉄天神大牟田線大橋駅東口(電車5分、徒歩5分) 
JR博多駅より 
・バス(47、48、48-1、48-2、60)大橋駅下車(バス20分、徒歩5分)
・市営地下鉄天神駅下車、西鉄天神大牟田線へ乗り換え(地下鉄5分、電車5分)
福岡国際空港より
・市営地下鉄天神駅下車、西鉄天神大牟田線へ乗り換え(地下鉄11分、電車5分)
*来場には公共交通機関ないしは近隣のコインパーキングをご利用ください。
*構内の駐車場は入構許可が必要となっておりますので、特段の事情がある場合は事前にお問い合わせください。

主催|
九州大学大学院芸術工学研究院音響設計コース音文化学講座 /「芸術×科学による分野横断型高度クリエイティブ人材育成プログラム」

お問い合わせ|
九州大学大学院芸術工学研究院音響設計コース音文化学講座 jo@design.kyushu-u.ac.jp

助成|
日本学術振興会科研費[23H00591][23K17267]
文化芸術活動基盤強化基金「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」
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【受賞】「JSSD第72回春期研究発表大会」で博士後期課程2年生 金子千聖さんがグッドプレゼンテーション賞を受賞

博士後期課程2年生 金子千聖さんが、「日本デザイン学会(JSSD)第72回春期研究発表大会」にて、グッドプレゼンテーション賞を受賞しました。
当該賞は、2025年6月27日(金)~29日(日)の3日間、札幌市立大学で開催されたJSSD第72回春期研究発表大会において、座長、研究部会オーガナイザー、概要集編集委員会、研究推進委員会、論文審査委員会より構成される推薦委員会の下、3つの選考基準(研究内容、概要、発表質疑)に基づく審査によるものです。


<口頭発表タイトル>
幼児のピクトグラム理解における教諭・保育士の経験則と実態の差 ー幼児教育・保育施設を対象とした全国アンケート調査による現状把握から
参照リンク

国立台湾師範大学 Hwa-Dong LIU博士による特別講義・学生発表を開催

2025年10月16日(木)、大橋キャンパスおよびオンラインのハイブリッド形式で、National Taiwan Normal University(国立台湾師範大学)のInstitute and Undergraduate Program of Vehicle and Energy EngineeringおよびGraduate Institute of Green Energy and Sustainable Technologyに所属する教員・学生による特別講義と研究発表が行われます。

発表内容は、太陽光技術、パワーエレクトロニクスコンバータ、分散型太陽光マイクログリッド、水素自動車、コールドチェーン物流トラックのエネルギー評価、電気自動車の冷却システムなど、多岐にわたります。さらに、建築エネルギーシミュレーション、風場解析、軽量ソーラー充電器、屋内自動運転車の制御など、デザインとエンジニアリングを融合させた研究事例も紹介されます。

これらの取り組みは、芸術工学研究院が目指す「SDGsに対してデザインの領域で貢献していく」という方向性にも通じるものです。革新的なデザインとシミュレーション解析を通じて、エネルギー効率の向上、低炭素交通の推進、再生可能エネルギーの応用、スマート制御技術の発展などの成果を紹介します。
今回の学術交流を通じて、国際的な連携を深め、持続可能な開発につながる多様なアプローチを探求していきます。

ご参加をお待ちしております。


■特別講義 A study on the application of solar technology in power electronic converters
講師: Dr. Hwa-Dong LIU
    Institute and Undergraduate Program of Vehicle and Energy Engineering
   National Taiwan Normal University

学生によるプレゼンテーション
以下のテーマについて、National Taiwan Normal Universityの学生が研究発表を行います。
• Design and Application Study of Dynamic Load Scheduling Technology in Distributed Solar Microgrids
• Electric vs. Diesel in Cold-Chain Trucks: A Well-to-Wheel Energy and Emissions Assessment from Model-Based Simulations
• Modeling and Optimization of Hydrogen Vehicle Energy Systems: Case Studies with MATLAB/Simulink
• A Bench with Integrated Cooling System for Sustained Thermal Comfort
• Laser-assisted positioning and navigation for indoor self-driving car control and applications
• Development and Design of a Lightweight Solar Charger
• A Computational Study on Wind Field Simulation for the Jiangling Jiufen Park Transit Station
• Application and performance analysis of nanofluids in cooling systems for electric scooter
• Research on the Implementation and Energy Optimization of Hybrid Power Chassis Vehicles
• A Study on the Application of eQUEST in Building Energy Simulation

使用言語:英語(日本語字幕付き)

日時: 2025年10月16日(木)14:00〜16:00

対象: 九州大学の教職員・学生、一般の方(テーマに関心のある方はどなたでも参加可)

形式: 対面およびオンライン(ハイブリッド開催)
対面会場
 九州大学大橋キャンパス芸術工学図書館1F閲覧ホール
オンライン(Zoom)参加> 
Zoom ミーティングURL:https://us06web.zoom.us/j/81117917875
ミーティングID:811 1791 7875
パスコード:936615

【受賞】QFC-SPの高校生(宮崎県立宮崎西高等学校2年生)塚原歩佳さんがThe 17th Asian Conference on Analytical Sciences (ASIANALYSIS XVII 2025)の国際会議でFuture Scientists Awardを受賞

九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)*」にリサーチ生として参加している宮崎県立宮崎西高等学校2年生の塚原歩佳さんが、The 17th Asian Conference on Analytical Sciences (ASIANALYSIS XVII 2025)の国際会議において、以下の発表により、Future Scientists Awardを受賞しました。

発表タイトル:
Trace analysis of fragrance components and insecticide attractants by femtosecond laser ionization mass spectrometry

塚原さんは、QFC-SPのリサーチ生として、2024年12月から芸術工学研究院 環境設計部門の今坂智子研究室に通って研究活動を行い、フェムト秒レーザーイオン化質量分析による香水中の成分や虫の誘引剤などの分析方法に関する研究を行いました。

ASIANALYSISはアジア各国の分析科学会(日本の場合は日本分析化学会)が共同で開催する、アジア最大の分析科学の国際会議です。第17回となる今回は約270名が参加し、初回の日本開催以来、中国、韓国、香港、台湾、マレーシア、タイ、インドネシアなどで開催されています。

“Future Scientists Award”はASIANALYSISの34年間の歴史の中で今回初めて設立された賞で、塚原さん1名が受賞の栄誉に輝きました。



*「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)」は、将来世界が直面する社会的課題解決に向けて取り組むことのできる高い意欲・能力をもった高校生に、九州大学のさまざまな分野の研究室において、高度で実践的な研究を体験し、その意欲・知識・技能をさらに伸ばしてもらうことを目的とする高校生対象の教育プロジェクトです。
参照リンク

【応募締切10/30】「SDGsデザインインターナショナルアワード2025」参加募集のお知らせ

SDGsデザインインターナショナルアワードは、芸術工学研究院が中心となり、持続可能な社会の実現に向けて、世界中の若者たちの創造的なアイデアを発掘し、デザインの力で貢献することを目的に開催しています。
2019年の創設以来、毎年開催しており、今年で第7回を迎えます。

今年のテーマは、
対立の時代を共に生きる 「 境界を越える社会デザイン」
世界各地で深刻化する対立や分断の問題に向き合い、社会的に周縁化された声に耳を傾けながら、デジタル時代における新たなつながりや、人間性の回復を考える機会を提供することを目指し、学生の皆さまからのクリエイティブなアイデアを募集します。

あなたの志と創造力を、世界に届けてみませんか。
広く、そして深く、人々の心に響く提案をお待ちしています。


テーマ
 対立の時代を共に生きる 「 境界を越える社会デザイン」

サブテーマ
1.平和のためのデザイン
 • 核の脅威、領土問題、資源争奪、人種対立などを超える、持続可能な平和構築モデル
 • 若者が主体となる、SDGsに基づいた国際的な平和ネットワークの構築
2.周縁の声とともにデザインする
 • 障がいのある方、高齢者、多文化家庭など、社会的に声が届きにくい人々への共感とまなざし
3.仮想と現実のあいだに生きる
 • SNS、メタバース、生成AIなどのデジタル環境における新たなつながりの可能性と孤立の克服

■募集概要
 •募集期間:2025年10月1日(火)~ 10月30日(木)
 •応募資格:世界中の大学・大学院・専門学校・高等学校に在籍する学生(社会人学生を含む)
      ※デザイン専攻以外の学生も応募可能です
 •応募カテゴリー:グラフィック、プロダクト、サービス、ファッション、建築、都市計画、社会課題など、ジャンルは問いません
 •応募方法:添付ファイルの応募用紙(.doc形式)に必要事項を記入のうえ、メールアドレス(dsusdgscenter@gmail.com)までお送りください。
       
■審査スケジュール
 • 一次審査:2025年11月上旬
 • 最終審査:2025年11月下旬
 • 授賞式 :2025年12月11日(木)※オンライン開催

■賞の内容
 • ゴールド賞(1チーム):30万円 + 賞状
 • シルバー賞(1チーム):20万円 + 賞状
 • ブロンズ賞(1チーム):10万円 + 賞状
 • 協賛企業賞:5万円 + 賞状
 • 優秀賞:電子賞状
 • 高校生特別賞:賞状

■主催
 SDGs Design International Awards 2025実行委員会(九州大学、東西大学、同済大学)

■お問い合わせ
 • 日本(九州大学大学院芸術工学研究院 SDGsデザインユニット)
  sdgs@design.kyushu-u.ac.jp
 • 韓国(東西大学 未来アジアデザインセンター)
  dsusdgscenter@gmail.com

添付ファイル
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論文掲載のお知らせ:クロマチン構造とエピゲノム情報を統合する新手法「CDACHIE」を開発

九州大学大学院芸術工学研究院の丸山 修 教授と未来共生デザインコースの大学院生・吉永 旭杜さん(修士課程)による研究論文「CDACHIE: chromatin domain annotation by integrating chromatin interaction and epigenomic data with contrastive learning」が、国際誌 Bioinformatics に掲載されました(DOI: 10.1093/bioinformatics/btaf464)。


研究概要
本研究では、ヒトゲノム内のクロマチンドメイン(活性・不活性領域など)をより高精度に特定するため、3次元的な染色体構造情報(Hi-C)と1次元的なエピゲノム情報(ヒストン修飾・DNAメチル化など)を統合する新しい解析手法「CDACHIE」を開発しました。
CDACHIE は、対照学習(Contrastive Learning)を用いて、構造情報と機能情報の特徴空間を自動的に対応付け、それぞれのゲノム領域を統合的に表現することを可能にします(図参照)。この表現をもとにクラスタリングを行うことで、機能的に異なるドメインタイプを分類します。

研究の成果
CDACHIEは、従来のモデル(HMM_combined や GMM_GBR)と比較して、遺伝子発現量・複製タイミング・ChIA-PETループ構造などに対する説明力が高いことを実証しました。
また、Hi-C由来のA/Bサブコンパートメント構造との比較により、CDACHIEがより細かな機能的差異を捉えていることを示しました。特に、転写的に活性な領域(A1, A2)をさらに細分化し、活性度の異なるサブタイプ(C1, C2, C3など)を抽出できる点が特徴です。
この成果は、3Dゲノム構造とエピゲノム機能の対応関係をより正確に理解するうえで大きな一歩となります。

今後の展望
本研究で提案したCDACHIEは、2つの異なるオミクスデータを「意味的に統合(semantic integration)」する初の手法として位置付けられます。
今後は、さらなる細胞種や追加のエピゲノムデータ(転写因子結合・アクセシビリティ情報など)を取り入れることで、より汎用的で高解像度なゲノム構造解析を目指します。

論文情報
論文名:CDACHIE: chromatin domain annotation by integrating chromatin interaction and epigenomic data with contrastive learning
著者:Asato Yoshinaga, Osamu Maruyama
掲載誌:Bioinformatics(Oxford University Press)
DOI:10.1093/bioinformatics/btaf464
ソースコード:GitHub – maruyama-lab-design/CDACHIE
アーカイブ:Zenodo – 10.5281/zenodo.15751780

研究支援
本研究は、科学研究費助成事業(KAKENHI, JP23K21718)の支援を受けて実施されました。
添付ファイル
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ノアの方舟「生命と祈りの物語」《知足 美加子彫刻展》

芸術工学研究院メディアデザイン部門・知足美加子教授の彫刻展 ノアの方舟「生命と祈りの物語」が下記のとおり開催されます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。


日時|11/2㈰〜11/9㈰ 10:00-16:00
場所旧甘木動物病院(朝倉郡筑前町弥永3363-1)
入場|無料
内容|動物病院だった空間を会場とした”生命と祈り”がテーマの彫刻展示

旧甘木動物病院の故・長村泰三院長を偲ぶアート展です。
九州北部豪雨災害(2017年)の災害流木をつかった木彫を展示しています。
苦難を受けた被災木が、人々から愛されるものとして新たな命を宿すことを願い、制作しています。
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「第70回記念長崎県美術展覧会」でメディアデザインコースの学生が「新鋭賞」を受賞

メディアデザインコース修士2年の大久保あすみさん(知足研究室)の絵画《傷と祈りの記憶》が、長崎県内最大の公募展「第70回記念長崎県美術展覧会」の洋画部門で「新鋭賞」を受賞しました。

長崎出身の大久保さんは、原爆の記憶継承の問題に向き合ってきました。複層的に重ねられた暈しと滲みの表現が、痛みの沈澱と、捧げられてきた祈りの深さを伝える優れた作品です。

入賞・入選作品は、9月28日(日)から10月12日(日)まで、長崎県美術館(長崎市出島町2-1)で展示されます。
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freq – 251011 – Moreskinsound (David Toop and Ania Psenitsnikova) + Myriam Van Imschoot

九州大学大学院芸術工学研究院音響設計コース音文化学講座では、この度「芸術×科学による分野横断型高度クリエイティブ人材育成プログラム」との共催により、Moreskinsound (David Toop and Ania Psenitsnikova) ならびに Myriam Van Imschoot によるライブ・パフォーマンス&トークセッションを開催します。

Moreskinsound は、音楽家/作家のDavid Toop(デヴィッド・トゥープ)と、パフォーマ/ビジュアル・アーティストのAnia Psenitsnikova(アニア・プセニツニコワ)によるデュオです。彼らは静寂の極限を探求し、空間や存在感、そして沈黙の強烈さとそれが身体に及ぼす影響を扱っています。また、彼らの活動は、拾得物や楽器、フルートを用いたライブ・パフォーマンス、空中での動作や「不作為(inactions)」までを含み、海の洞窟、断崖の頂、異世界のような風景といった特異な空間での出来事を展開しています。

Myriam Van Imschoot(ミリアム・ヴァン・イムスクゥート)は、パフォーマンス、サウンドポエトリーや声の作品の制作、ビデオやサウンドインスタレーションの展示を行っています。ベルギーのアート界において、制度的なフィールドとメディアを行き来しながら独自の地位を築いており、作品制作以外にも、様々な文脈を実験することに強い関心を持っています。

日時|
2025年10月11日(土)
・14:00 開場
・19:00頃 終了予定

出演・登壇|
Moreskinsound (David Toop and Ania Psenitsnikova)
Myriam Van Imschoot
北條知子(芸術工学研究院音響設計コース音文化学講座 助教)
城 一裕(芸術工学研究院音響設計コース音文化学講座 准教授)

プログラム|
調整中

場所|
九州大学 大橋キャンパス 音響特殊棟録音スタジオ

料金|
無料

定員|
50名(先着順)
*以下のリンク先 peatixイベントページよりお申し込みください。

交通|
西鉄福岡(天神)駅より 
・西鉄天神大牟田線大橋駅東口(電車5分、徒歩5分) 
JR博多駅より 
・バス(47、48、48-1、48-2、60)大橋駅下車(バス20分、徒歩5分)
・市営地下鉄天神駅下車、西鉄天神大牟田線へ乗り換え(地下鉄5分、電車5分)
福岡国際空港より
・市営地下鉄天神駅下車、西鉄天神大牟田線へ乗り換え(地下鉄11分、電車5分)
*来場には公共交通機関ないしは近隣のコインパーキングをご利用ください。
*構内の駐車場は入構許可が必要となっておりますが,特段の事情がある場合は事前にお問い合わせください。

主催|
九州大学大学院芸術工学研究院音響設計コース音文化学講座/「芸術×科学による分野横断型高度クリエイティブ人材育成プログラム」

お問い合わせ|
九州大学大学院芸術工学研究院音響設計コース音文化学講座 jo@design.kyushu-u.ac.jp

助成|
日本学術振興会科研費[23H00591][23K17267]
文化芸術活動基盤強化基金「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」
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芸術工学図書館 サイエンス・プランター Vol.33:写真に撮られた日本

九州大学芸術工学図書館は、セミナーシリーズ「サイエンス・プランター Vol.33」を開催します。
サイエンス・プランターは、九州大学芸術工学図書館が開催しているサイエンスカフェ形式の気軽な雰囲気のセミナーシリーズです。九大芸術工学部の教員や学生が行っている研究を紹介し、新たな興味の「芽」を育むことをコンセプトとしています。

今回は芸術工学研究院の結城円 准教授(写真論、イメージ学)に、19世紀以降写真に写されてきた桜に着目し、桜のイメージと日本との関係性についてお話しいただきます。
現代では桜は日本を代表するイメージとして、広告やイラストなどの様々なメディアで多用されています。しかし、桜はただ美しいだけではありません。その美しさの中に潜む隠れた意味を読み解いてみましょう。

◆講師(結城円 准教授)のコメント
最初に日本が写真にうつされたのは、開国直後の19世紀中頃、外国人のために外国人によってでした。それ以来、桜は日本を象徴するモチーフとして撮影され続けています。なぜこれほどまでに桜は日本のイメージとして広まっているのでしょうか? 1860年代から現在まで、写真に撮られる桜と日本に焦点を当ててお話します。

サイエンス・プランター Vol.33「写真に撮られた日本:19世紀から現在まで、桜にかさねるイメージ」

日時:2025年10月10日(金) 17:00–18:00
場所九州大学芸術工学図書館 1F 閲覧ホール(大橋キャンパス)

申込不要、参加無料 どなたでもご参加いただけます
飲み物はペットボトルや水筒など、蓋の閉まるものをご持参ください。

講師紹介|結城円
九州大学大学院芸術工学研究院准教授。専門は写真史・写真論、イメージ学、比較文化論。2010年ドイツ・デュースブルク=エッセン大学にて博士号取得、2013〜2016年まで同大学講師。2011年から2013年までAlfried Krupp von Bohlen und Halbach財団「写真専門美術館キュレータープログラム」キュレイトリアル・フェローとしてドレスデン国立美術館、ミュンヘン市博物館、フォルクヴァング美術館、ゲティ研究所に勤務。

問い合わせ先
九州大学附属図書館 芸術工学図書館 情報サービス係
TEL: 092-553-9490
E-mail: tgsabisu@jimu.kyushu-u.ac.jp
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