【研究成果】縄文人ゲノムから見えてきた氷期を生きた東ユーラシア狩猟採集民の寒冷適応 ―古代DNAから探る後期旧石器時代の進化的遺産―

人間生活デザイン部門 西村貴孝准教授らの研究グループによる研究成果が、本学のプレスリリースおよびWebサイトに掲載されました。

ポイント
・新規の25個体を含む42個体の縄文人ゲノムを統合解析し、縄文人の祖先が約2.7万〜1.9万年前に大陸東ユーラシア集団から分岐した、後期旧石器時代東ユーラシア系統に由来することを示しました。
・ゲノム情報にもとづく「自然選択スキャン」によって、FTOやAPOA5などの遺伝子領域に寒冷環境への適応に関わる痕跡を見出しました。
・縄文人ゲノムは、日本列島人の成り立ちを知る手がかりであると同時に、氷期を生き延びた東ユーラシアの人々の進化と適応を読み解く貴重な記録であることを示しました。

研究の詳細は、以下のリンクよりご覧ください。

参照リンク

上映とディスカッション 「動いている庭」から「語りかける庭」へ

九州大学芸術工学部音響設計コース音文化学講座は、フランスの庭師にして哲学者のジル・クレマン氏の来日を追ったドキュメンタリー映画『動いている庭』(2016)と、京都府福知山市・観音寺の庭の作庭をめぐり、住職、庭師、美学者それぞれの視点を追った映像作品『語りかける庭』(2024)の上映会を九州大学大橋キャンパスで開催しました。
本イベントは、芸術工学研究院の城一裕准教授や原瑠璃彦 氏らが2019年より取り組む「庭園アーカイヴ・プロジェクト(Garden Archives Project/GAP)」[註1]に関連して企画されたものです。GAPは、刻々と変化する日本庭園に対し、多様なテクノロジーを用いたアーカイブの開発と、日本庭園そのものの考究を目的とするプロジェクトです。これまでの活動は、ウェブサイト「Incomplete Niwa Archives 終らない庭のアーカイヴ」[註2] にて公開されているほか、2021年に 山口情報芸術センター[YCAM]で開催された展覧会[註3] 、関連書籍[註4]や論文[註5] 、庭園で録音された音源のリスニングイベント[註6] 等を通じて紹介されてきました。現在の活動は第III期に入り、城准教授や原氏のほか、第Ⅱ期から庭師を対象とした映像制作を行ってきたエマニュエル・マレス氏、新たに澤崎賢一氏が加わり、各々の専門的立場から研究・制作を継続しています。

会場となった大橋キャンパス音響特殊棟録音スタジオでは、本上映会にあわせ、GAPの一環として日本庭園で収録したアンビソニックス音源を、立体音響システムによって上演した。また上映後には、増田展大(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)をモデレーターに庭を起点に領域横断的なディスカッションを行った。この日、会場には『語りかける庭』に登場する作庭家の古川三盛(ふるかわ・みつもり)も来場し、イベント中、登壇者や会場から飛び交う質問に応じました。

以下に、ディスカッションの一部を抜粋し紹介します。



登壇:エマニュエル・マレス、澤崎賢一、増田展大、城一裕、原瑠璃彦 


Q1. 西洋と日本、庭園の対称性と共通点はどこにあるか

増田展大:
まずは、エマニュエル・マレス さんに質問です。
古川三盛さん[註7] も仰っていたように、日本庭園は見立てを用いながら、ありあわせの素材で料理をつくるようなプロセスのなかで形づくられていきます。西洋の庭園美学では、哲学的な背景も含めて、イギリス式やフランス式など、様式を明確に定める傾向がありますが、フランスの庭師ジル・クレマンさんに関しては、放任主義的な「第三風景」[註8]を提唱し、あえて手を加えないことを肯定しています。両者の共通点と差異についてどのように感じていますか。

エマニュエル・マレス(以下、マレス):
英語の「Garden」を辞書で引いてみると、ほかの西洋の言葉、フランス語の「Jardin」やスペイン語の「Jardín」とも語源が一緒で、「囲う」ことが根本にあります。「ガードする」ことが庭の本質です。それに対し、日本語で「庭」という言葉にはそういう意味は全くありません。「庭」とは平らな場所を指します。例えば町家の「通り庭」[註9] のように家のなかにあったとしても、土足の空間を「庭」として捉えます。
日本と西洋、空間に対する意識や広がり方が異なるなかでどう比較するかという問題は、とても難しいと感じています。ただ、日本庭園と西洋庭園の違いを単純化してしまうことには、常に慎重でありたいと思っています。

増田:
原さんは著書『日本庭園をめぐる デジタル・アーカイヴの可能性』のなかで、庭と庭園という言葉を使い分けています。

原:
教科書的に言えば、「庭」という感覚は、もともと土足で立ち入るような空間として存在していました。言葉自体は、『万葉集』や『古事記』にも登場します。もともとは儀式の場であったり、何かを行うための場所という意味合いで使われていました。つまり、「場」という感覚なんですよね。そこに、何かが起こるために設定された「場」です。「庭園」は “Garden” の訳語として、明治以降に使われ始めた言葉です。

増田:
例えば、「語りかける庭」のなかでは、古川さんが、「もみじを置くことによって裏の山との繋がりができる」と話すシーンがありました。囲われた空間でありながら、外との連続性が美学のなかにあるように感じました。

原:
日本の庭は、砂を敷いたり、石を立てたりと、外側に境界をつくるというよりも、内側から発生し、立ち上がっていく場なのではないかと思います。境界としても曖昧で、「ここからここまで」というより、「このあたり」という感覚に近いかもしれません。
ただ、認識の違いはあれど世界中に「庭」のような空間が存在しているということは、人類に共通する普遍的な性質があるのだと思っています。


古川さんが作庭した観音寺・斗籔庭(京都府福知山市、2024年)撮影:澤崎賢一
出典: 澤崎賢一note https://note.com/texsite/n/ne35450c3f8e2


Q2. 「語りかける庭」の制作背景

増田:
「動いている庭」(2016年)はジル・クレマンさんを取材したときの記録映像として残していたものを、恵比寿映像祭[註10] のタイミングで映画化されたと伺いました。これに続く「語りかける庭」(2024年)はどのような背景で制作しているのでしょうか。

澤崎賢一:
「動いている庭」の制作以降、継続して庭に関する映像制作をおこなっています。
「語りかける庭」[註11] は、2025年の展覧会[註12] を開催した際に公開した映像作品で、会場ではモニターを2台使い、インスタレーション形式で展示をおこないました。会場となった、京都の弘道館[註13] は庭と建物の空間も非常に魅力的な場所だったので、和室に座って映像と地続きでリアルな庭が視界に入ってくるような構成にしました。今日、こちらで見ていただいた映像は、上映用に1つにまとめたため、2画面となっています。

増田:
住職と古川さんが、互いを全否定したり掛け合ったりする、その関係性が構成ともよく合っていて面白かったです。
もう一つ、映像を見ていて思い出したのが、3D映像の源流にある「ステレオ写真」です。[註14] もちろん、数学的に角度によって立体視できるというのとは違うのですが、2面スクリーンでみせることで庭の石の向きによって見え方が変わったり、立体感を伴って現れてくる感じもあって、それが風景を解析しようとする姿勢にもみえて面白いなと思いました。


「語りかける庭」会場の様子(2025年、有斐斎弘道) 撮影:高野友実
出典: 澤崎賢一note https://note.com/texsite/n/ne35450c3f8e2

澤崎賢一:
「語りかける庭」は、山内朋樹さんが著書『庭のかたちが生まれるとき』(2023年、フィルムアート社)[註15] を出版された後に制作した映像です。山内さんの本には、庭園づくりのプロセスが、石の名前や庭に据えていく順番まで克明に記されています。まるで、庭ができていく感覚を本を読みながら体験できるような内容です。映像のなかで石を執拗に撮っているのは、こうした背景があったからです。僕も一つひとつ丁寧に石を撮ろうと思いました。

増田:
2016年に公開したドキュメンタリー映画『動いている庭』と「語りかける庭」はそれぞれどのように制作されたのでしょうか。

澤崎賢一:
「動いている庭」は、フランスのクレマンさんのもとを訪ねて、共に過ごした1日半ほどの時間を記録した映像です。「語りかける庭」は、観音寺(京都府福知山市)のご住職、古川さん、山内さんの3人が登場します。庭の見方のズレを通して、物事の見方を問う映像となっています。


Q3. 庭の作為性について

増田:
「語りかける庭」の映像のなかで、庭石には配置していくための指示として、「一石目」「二石目」といった符号が振られていて、形式的に整理されていました。
一方のクレマンさんは植物を主語にして語る。この両者の語り方には少し違う感覚があるように思いました。つまり、石を順番に置いていく際に数字で呼ぶことと、植物を主体として捉えること。どちらも自然を扱っているのだけれど、関係の結び方には微妙な差異がある。そのあたりにも、美学の違いが現れているのかもしれないと思うのですが、いかがでしょうか。

マレス:
クレマンさんは、とにかく生き物が大好きなんです。犬が通ったら、もう犬のほうにしか目がいかない。昆虫もそうですし、植物もそう。こうした感覚から哲学が生まれているのであって、根本には「生きているものって面白い」という、ある種の子どものようなワクワクした感覚がある。それはすごく感じます。しかも、動物と植物をあまり区別していないんですよね。動いているもの、生きているものに対する概念がとても広いんです。

増田:
古川さんは、庭をつくるうえで「作為性をなくす」ということについて話されていました。クレマンさんは庭に対して、「作者」という意識をどのようにもたれているのでしょうか。

マレス:
彼もやはり、著書のなかで何をもって庭の作者とするのか、また、それがどの時点で現れるのかということについて考えています。彼は、「その場にいる人こそが庭の作者であるべきだ」と述べています。つまり「誰もが作者になりうる」ということですね。
使っている言葉や方法論はまったく異なりますが、古川さんの考え方ともどこかで繋がっている部分があるのではないでしょうか。

増田:
あらためて、庭は本当に懐が深いなと感じました。半分は自然を求めているけれど、半分以上は人工的でもある。自然と人工がせめぎ合う場所ですよね。ただ、それがあまりに作為的に見えてしまうと台無しになってしまうし、かといって、自然に放っておけば完成するわけでもない。
庭は、建築やデザイン、彫刻、絵画、音楽といった既存の芸術ジャンルにはなかなか収まりきらないものだと思います。コントロールしきれない部分があり、作者もはっきりしない。その曖昧さのなかに、庭というものの根本的な面白さや難しさがあるのかなと感じました。


Q4. 「終わらない庭のアーカイブ」プロジェクト

増田:
最後に山口情報芸術センター[YCAM]とおこなった「Incomplete Niwa Archives 終らない庭のアーカイヴ(以下、INA)」プロジェクトについて伺います。
今回、アンビソニックス[註16] を用いた上演を体験して、庭の空間感覚がとてもよく伝わってきました。一方で興味深いのは、自然を愛でる庭に対して、かなり高度なテクノロジーを用いて記録・保存を行っている点です。もちろん、その意義は理解できるのですが、単純に「自然をそのまま保存する」という話でもない気がしています。そのあたりをどのように考えながらプロジェクトを進めているのでしょうか。

城:
YCAMは、メディアテクノロジーをどう文化と接続できるかというのを長年やってきたところで、いろいろな技術的な蓄積があるのですが、このプロジェクト(INA)に感しても、できるだけ多層的に記録してみることで、何か別の世界が見えてくるのではないかというテクニカルな興味は出発点の一つにありました。


原瑠璃彦+YCAM共同研究成果展示「Incomplete Niwa Archives—終らない庭のアーカイヴ」会場の様子
(2021年)山口情報芸術センター[YCAM]  撮影:山中慎太郎(Qsyum!)
 
増田:
「多層的」というお話がありましたが、実際、庭に立ったときの雰囲気というのは、視覚だけで説明できるものではないですよね。音もあるし、湿度もある。そうした経験すべてを完全に記録・保存することは、科学技術的にも到底不可能です。
だからこそ、とりあえず視覚芸術として捉えてみるとか、聴覚芸術として考えてみるとかある種、切り分けながら「庭」を扱っていくわけですが、INAにおける「多層的」というのは、そういう感覚に近いのでしょうか。

原:
(INAは)総合的なアーカイブであり、総合芸術でもあるのかもしれません。庭を「全部スキャンした」と言っても、それはある一瞬を切り取ったものにすぎません。実際にやってみることで、むしろ限界がどんどん見えてきます。ただ、それが結果的に次の技術の発達にもつながっていくのだと思います。
このプロジェクトは、庭をバーチャル化して「現地に行かなくてもいい」ということを目指しているわけではありません。むしろメディアを通すことで、現実の庭の体験をより豊かにしたい。メディアを介することで、逆に見えてくるものがあるんです。少し古典的な言い方ですが、「メディアを通して庭の無意識を知る」という言い方をしていたこともありました。撮影し、それを編集することで、事後的に初めて見えてくるものがある。庭の体験そのものは一つだけれど、その体験をどう豊かに享受できるか、ということを考えています。

増田:
新しい保存やアーカイブの形だと思います。

原:
庭にいる時の心地よさというのは、数えきれないほどの要素や同時に起きている現象を人が把握しきれないからこそ生まれているのだと思います。
単に情報を分析し、積み重ねていくだけでは、全体は捉えきれない。むしろ、その“つかみきれなさ”を含んだインターフェースをつくることが、今回のアーカイブの一つの着地点なのではないかと、徐々に感じるようになりました。
アーカイブというと、検索して調べるための便利なツールになりがちですが、今回はむしろ、合理性だけでは捉えきれないものにしたかったんです。もちろん、詳しく調べようと思えば調べられる。でも一方で、「ぼんやり眺めているだけ」でも心地いい。だから今回のWebアーカイブは、BGMやBGVにもなるように意識して作りました。



会場質疑

会場1:
映像の中で特に印象的だったのが、ジル・クレマンや庭師たちの「手つき」でした。もみじの葉をちぎったり、川辺の草をむしったりする動作には、一見すると荒っぽさも感じられるのですが、実際には庭全体の状態を見ながら行われている繊細なケアでもある。その感覚に強く惹かれました。
私はデザインや環境問題を研究していますが、近年は「物をつくる」というより、人間や自然を含めた「関係性をつくる」方向へと関心が移っています。今回の映像からは、庭づくりもまた、対象を支配するのではなく、関係性を結び直していく営みなのだと感じました。

古川三盛(庭師):
私たちが庭を見る時、「これはない方がいい、あれはあってもいい」というところはすぐに目に付きます。もみじの場合、あのような場所に生えて大きくなると困るわけです。栄養は枝先の方に行ってほしい。盆栽のようにハサミでチョキンとやるイメージがあるかもしれませんが、手で取れるものは手で取ります。切る時はハサミを使うより手の方がいいんです。ハサミだと切り口が鋭利になりますが、手で毟ると細胞と細胞の間で取れます。木にとってみれば、傷としては少なくて済む。だから、あの「むしる姿」が目に焼き付いたというのは、よくわかります。

会場2:
改めて、庭が「鑑賞物」なのかどうかが分からなくなってきました。
今日観た映像では、1年を通じてどう変化していくかという時間の経過の中で、庭との関係性が非常に密接なものとして描かれていました。私たちが普段、鑑賞者として1回きりの関係性で庭を見るのとは全く違います。そうなると、「誰もが作者である」という言葉をどう捉えればいいのでしょうか。

マレス:
ジル・クレマンさんの思想で言うと、庭の中に最初から通り道が決まっているわけではなく、人が通ったところが道になっていく。鑑賞者が無意識に歩くことで、足跡ができ、それが植物の成長に影響を与えます。公園などでも、冬から春にかけてたくさんの人が同じところを通ると、そこだけ植物が育たず、周りが成長していく。そうしていつの間にか視覚的に道ができる。いわゆる「獣道(けものみち)」と同じですね。それを狙っているのがジル・クレマンさんです。
鳥が糞をすることで種が運ばれたり、人の体に綿毛がついて落ちたり。そうやって知らず知らずのうちに、みんなが庭に関与している。足の裏にも必ず何かが付いてきて、種を運んでいる。みんなが何かを持ち込み、それが庭の一部になっていく。それが庭だという考え方です。

増田:
今の話は庭が「芸術かどうか」という話にも繋がりますね。関与した人みんなが作者だとしたら、観客は誰なのか。芸術作品であれば、完成されたものとして観客に提示されますが、庭の場合は鑑賞する人もいれば、そこで生活している人もいる。常に距離が違います。

原:
そこは「交代的」だと思うんです。どちらにもなり得る。

古川:
例えば、石庭などは完全に「見る」ためのものですが、生活の中にある庭は、持ち主は中に入って草を抜かなければならないし、花を植えたければ植えてもいい。

増田:
生活の視界の片隅に庭が入ることもあれば、正面から向き合うこともある。

会場:
だからこそ、庭に愛着を持って何度も通ったり、自分も積極的に関わって作っていくことが、一つの楽しみ方であり「作者」になる方法なのかなと思いました。


右から登壇者のエマニュエル・マレス、澤崎賢一、増田展大、城一裕、原瑠璃彦(敬称略) 
撮影:山中慎太郎(Qsyum!)


作庭家の古川三盛(ふるかわ・みつもり) 
撮影:山中慎太郎(Qsyum!)



【開 催 概 要】
上映とディスカッション 「動いている庭」から「語りかける庭」へ


日時|2026年4月2日
会場|九州大学大橋キャンパス音響特殊棟録音スタジオ

主催|庭園アーカイヴ・プロジェクト、九州大学芸術工学部音響設計コース音文化学講座

助成|科学研究費助成事業 基盤研究(B)「日本庭園の開かれた総合的デジタル・アーカイヴ実装のための研究開発」(研究代表者:原瑠璃彦)、挑戦的研究(開拓)「特異な音響空間内における音を知覚する体験の設計とその配信技術の開発」(研究代表者:城一裕)

協力|宗教法人 常栄寺、山口情報芸術センター[YCAM]



[註1] 「庭園アーカイヴ・プロジェクト」(2019年-)
現代のテクノロジーを用いて日本庭園のなるべく多くの側面を範疇に入れたデータを入手し、それらを総合した新しいアーカイブをウェブサイトとして公開することを目的[引用] として、2019年に原瑠璃彦を中心にスタートしたプロジェクト。初期メンバーは、城一裕、山口情報芸術センター[YCAM]スタッフほか。現在は、活動第三期へとして継続したリサーチ・制作がおこなわれている。
https://niwa-archives.org/

[註2] 「Incomplete Niwa Archives 終らない庭のアーカイヴ」
「庭園アーカイヴ・プロジェクト」(2019年-)の活動第I期に制作した、日本庭園の新しいアーカイヴとしてのウェブサイト。常栄寺(山口市)、無鄰菴(京都市)、龍源院(同)、HOUSE of HOSOO庭園(同)、浮月楼(静岡市)5つの庭園のアーカイヴが公開されている。
https://niwa-archives.org/archives/

[註3] 原瑠璃彦+YCAM共同研究成果展示「Incomplete Niwa Archives—終らない庭のアーカイヴ」
2021年10月8日(金)〜2022年1月30日(日)山口情報芸術センター[YCAM]

[註4] 『日本庭園をめぐる デジタル・アーカイヴの可能性』原瑠璃彦/著(2023年、ハヤカワ書房刊)城一裕「時間と空間の混じり合い、と「音」そのもの」(『建築情報学会白書2022-23』建築情報学会、2023年、46-50頁)

[註5] 城一裕「時間と空間の混じり合い、と「音」そのもの」(『建築情報学会白書2022-23』建築情報学会、2023年、46-50頁)

[註6]「Incomplete Niwa Archives— 終らない庭のアーカイヴ ーanechoic chamber version」展 
無響室における庭のアンビソニックス音源の上演
2024年11月1日、2日 会場|九州大学大橋キャンパス3号館1F無響室

[註7] 古川 三盛(ふるかわ・みつもり)
略歴:1943年、福岡県北九州市に生まれる。作庭家。北九州市・菅原清風園、京都・徳村造園に勤務ののち、1970年に独立。主に森蘊の作庭に従事。主な著書に『庭の憂』〔善本社、1997〕のほか、雑誌「庭」「銀華」「チルチンびと」など連載多数。

[註8] 第三風景
ジル・クレマンによる、人間に放置されたままの土地を指す概念。多様性をただ受け入れて生まれた風景[引用]

[註9] 通り庭
京町家に代表される玄関から奥の庭まで土間が貫通した通路状の空間

[註10] 《動いている庭》(2016年、85分/監督:澤崎賢一、製作:エマニュエル・マレス)
2016年に開催された第8回恵比寿映像祭のプレミア上映で初公開となった。恵比寿映像祭では開催年ごとにテーマを掲げているが、2016年のテーマは「動いている庭」となった。

[註11] 「語りかける庭」(2024年-、時間未定/監督:澤崎賢一、製作:エマニュエル・マレス)

[註12] 「語りかける庭」
2025年2月8日(土)〜11日(火・祝)
会場|有斐斎弘道館(ゆうひさい こうどうかん)京都府・京都市上京区
https://kodo-kan.com/events/katarikakeruniwa20250208/

[註13] 有斐斎 弘道館
江戸時代の儒者・皆川淇園(1734-1807)が創設した学問所。江戸以来の優れた数寄屋建築と庭園が継承されており、また、さまざまな文化活動に活用されている。(京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1)

[註14] ステレオ写真
両眼視差を利用して立体視を可能にする写真で、もともとは19世紀前半に発明された科学的実験装置

[註15] 『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』山内朋樹 /著(2023年、フィルムアート社)

[註16] アンビソニックス(Ambisonics)
音を360度空間的に再現する立体音響方式



[引用] ジル・クレマン連続講演会録『庭師と旅人 「動いている庭」から「第三風景」へ』(2025年、あいり出版 刊)
[引用] 『日本庭園をめぐる デジタル・アーカイヴの可能性』原瑠璃彦/著(2023年、ハヤカワ書房刊)



プロフィール|

Emmanuel Marès エマニュエル・マレス
1978年、フランス出身。京都工芸繊維大学博士後期課程修了、博士(学術)。専門は日本建築史・日本庭園史。現在は京都産業大学文化学部准教授、奈良文化財研究所客員研究員。日本庭園史学の研究を通して、日仏の文化の交流に尽力している。主な著書に『縁側から庭へ』(あいり出版)、編著に『庭師と旅人「動いている庭」から「第三風景」へ』(あいり出版)、共編に『森蘊の世界ー奈良・平安の庭を求めて』(奈良文化財研究所)など。

澤崎 賢一 さわざき・けんいち
1978年生。アーティスト・映像作家。総合地球環境学研究所 特任助教。京都市立芸術大学大学院 博士(美術)。主な展示・作品に、展覧会《見えん さかい目》(HIMOTOKUSABI、高《すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー》(金沢21世紀美術館、2024-25)、映画『#まなざしのかたち ヤングムスリムの窓』(43分41秒、2023、マダニ国際映画祭プレミア上映)、映画『#まなざしのかたち』(124分、2021、東京ドキュメンタリー映画祭プレミア上映)など。

城一裕 じょう・かずひろ
1977年福島県生まれ。九州大学大学院芸術工学研究院音文化学講座准教授。博士(芸術工学)。専門はメディア・アート。音響学とインタラクション・デザインを背景とした現在の主なプロジェクトには、音の再生の物質的・歴史的な基盤を実践を通じて再考する「Life in the Groove」、参加型の音楽の実践である「The SINE WAVE ORCHESTRA」、音・文字・グラフィックの関係性を考える「phono/graph」などがある。メディア・テクノロジーから生まれる音の可能性を探るイベントfreqを定期的に開催。

増田展大 ますだ・のぶひろ
1984年京都府生まれ。九州大学大学院芸術工学研究院准教授。博士(文学)。専門は美学・芸術学、写真史・映像メディア論。主な著書に『科学者の網膜──身体をめぐる映像技術論:1880-1910』(青弓社、2017 年、第9回表象文化論学会賞受賞)、『クリティカルワード メディア論』(共編著、フィルムアート社、2021 年)などがある。

原 瑠璃彦 はら・るりひこ
1988年生。静岡大学人文社会科学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は日本の庭園、能・狂言。主な著書に『洲浜論』(作品社)、 『日本庭園をめぐる――デジタル・アーカイヴの可能性』(ハヤカワ新書)など。『洲浜論』にて令和5年度(第74回)芸術選奨文部科学大臣新人賞、第15回表象文化論学会賞奨励賞受賞。

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救急車利用問題を、「総合知」で問い直す~インサイトレポート『大学が救急車利用問題を考える』の公表と福岡救急医学会(9月)での発表

九州大学未来社会デザイン統括本部では、芸術工学研究院の教員が参画する「シンクタンクユニットデザイン実践グループ」と「医療・健康ユニット未来医療グループ」が連携し、救急車利用問題をテーマに、学内の多くの部局が参加する研究会を重ね、「総合知」として検討してきました。これは、大学がすべき総合知の実践の一例です。
福岡市の約50万件の救急出動データを学生が分析し、救急医療・情報学・経済学・法学・デザイン学を横断する多様なアプローチから論点を構造化。さらにサイエンスカフェ等での市民との共同作業から生まれた数十のアイデアを8領域に整理しました。分析からは、院外心停止後の生存率・社会復帰率が全国上位という医療の質の高さ、市民AED・CPR実施率の高さに表れる地域に関わる市民の厚み、そして出動件数が増加するなかで高い稼働密度を支え続ける行政・消防の姿という、福岡市の構造的な強みなどが見えてきました。
決定的な解決策(キラーソリューション)を示す段階にはまだありませんが、論点とアプローチの整理を終え、福岡の可能性を抽出することができました。今後は企業等との連携も視野に、具体的な解決方法の検討及び来年度の教育プログラム化へと進みます。

本活動の成果の一部を、9月12日に九州大学病院キャンパスで開催される福岡救急医学会で学生・教員が発表します。レポート(全170ページ/全8章+資料編・予定)の詳細やデータ集は特設ウェブサイト(https://ogata-design-office.jp/99/)をご覧ください。

本活動は、未来社会デザイン統括本部シンクタンクユニットデザイン実践グループ/医療・健康ユニット未来医療グループを中心に、学内複数部局による研究会、学生による約50万件データの分析、サイエンスカフェ等での市民との対話・共創を通じて行われました。
参照リンク

【公募】九州大学大学院芸術工学研究院 特定プロジェクト教員(准教授または講師1名)の募集について

このたび,九州大学大学院芸術工学研究院では、下記のとおり教員を募集します。

1.求人件名:准教授又は講師(特定プロジェクト教員)の公募(デザインに関わる情報学分野)

2.機関名:国立大学法人 九州大学(URL http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/ )

3.所 属:大学院システム情報科学研究院
 ※勤務地は芸術工学研究院(大橋キャンパス)となりますが、本公募は「高度情報専門人材の確保 に向けた機能強化支援事業」によって行われるものであることから、システム情報科学研究院の所属となります。なお、下記5.(3)の職務等のため、伊都キャンパスで業務を行う場合もあります。

4.募集人員:准教授又は講師1名(特定プロジェクト教員)

5.職務内容:
(1)芸術工学部・芸術工学府における教育
 デザインに関する情報学分野(分担を含む)及び芸術工学特別プロジェクトⅠ~Ⅷ(分担を含む)他
(2)特定プロジェクト教員としての職務
 副専攻科目(全学対象科目)の担当、数理・データサイエンス教育研究センター合宿への参加等
(3)試験監督等の業務
(4)専門分野に関する研究
<備考>
 授業科目および研究指導については、採用者の意向を踏まえて相談の上、決定します。

6.勤務地:九州大学大橋キャンパス
〒815-8540 福岡市南区塩原4丁目9番1号
(ただし集中講義等は伊都キャンパスで行う場合があります。)

7.雇用期間:
5年(最長2033年3月31日まで雇用期間を延長することがあります。職階上の昇進はありません。)
ただし、本学における2回以上の有期労働契約の通算は、10年を超えることができません。
 
8.着任時期:2027年1月1日以降の早い時期

9.応募資格(その職に求められる具体的な条件):
芸術工学への深い関心と理解があり、次の条件を満たす教育・研究のできる方
1) 博士の学位もしくは相当する業績を有すること
2) デザインに関わる情報学分野で優れた業績があること
3) デザインに関わる研究、関連する計画、プロジェクト実施等の実績があることが望ましい
4) 査読付き学術論文、著書、作品等、自身が筆頭であるものの実績があることが望ましい
5) 自身が代表者である競争的外部資金等の獲得実績があることが望ましい

10.待遇
1) 賃金:経験等に基づき本学の関係規程により決定します。
2) 就業時間:専門業務型裁量労働制により7時間45分働いたものとみなされます。
3) 休日:土日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
4) 加入保険:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金

11.提出書類:次の書類を作成し提出してください。
※1)~8)は下記URL内の様式に記入すること。
https://storage.design.kyushu-u.ac.jp/public/r3qQwA4J2UtAL4ABiXNo8QhaESk0dmLIpxsUKdcvrxsw
1) 略歴
2) 教育研究業績(作品等を含む)
3) 研究指導関連業績
4) 教育にかかる活動状況
5) 国内外の学会における活動等(所属学協会及び役職・委員歴、主要な会議での委員歴等)
6) 社会における活動等
7) 科学研究費・共同研究・受託研究等の競争的研究資金や奨学金等の外部資金の獲得状況(代表分)
8) 科学研究費・共同研究・受託研究等の競争的研究資金や奨学金等の外部資金の獲得状況(分担)
9) 主要な論文・作品・活動実績等(5編以内)
10) 応募者について意見を伺える方2名以上の氏名、所属および連絡先(様式なし)
11) これまでの研究・実務概要(様式なし:A4判・2,000字程度)
 ※原則として、応募書類は返却しません。
 ※応募書類・資料等に含まれる個人情報は、本教員選考以外の目的で使用することはありません。

12.書類宛先・問い合わせ先:
提出書類一式をフォルダに入れてパスワード付きで圧縮したもの(ZIPファイル等)を下記の照会先の教員宛にメールで提出してください。その際、メールの件名を「九州大学・デザインに関わる情報学分野教員応募」としてください。また、圧縮ファイルのパスワードを別途メールでご連絡ください。
ファイル形式は可能な限りPDFとしてください。圧縮後のファイルサイズが5MBを超える場合は、書類一式を安全にダウンロードできる場所に置き、そのURLをメールでご連絡ください。
応募メール受領後に、受領確認の返信をします。3日以内に受領確認の返信が届かない場合は下記照会先までご連絡ください。

13.募集期間:2026年8月3日(月)から9月30日(水)まで(17時必着)

14.選考方法等:書類選考
応募書類により選考します。なお、選考の過程で対面もしくは遠隔での面接を実施することがあります。

15.照会先
〒815-8540 福岡市南区塩原4-9-1 
九州大学大学院 芸術工学研究院 教授 牛尼剛聡
メール:ushiama@design.kyushu-u.ac.jp  電話:092(553)4469

備 考
〇九州大学では、男女共同参画社会基本法(平成11年法律第78号)の精神に則り、教員の選考を行っています。(男女共同参画推進室 https://danjyo.kyushu-u.ac.jp/)
〇九州大学では「障害者基本法(昭和45年法律第84号)」、「障害者の雇用の促進等に関する法律(昭和35年法律第123号)」及び「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成25年法律第65号)」の趣旨に則り、教員の選考を行います。
〇過去に学生に対するセクシャルハラスメントを含む性暴力等を原因として懲戒処分等を受けた場合には、処分の内容及びその具体的な事由を履歴書等に必ず記入願います。虚偽の記載があった場合には、採用取消や懲戒処分等の対象となることがあります。

空想文房具展 デザインコンテストのご案内

2026年7月31日(金)から2026年8月3日(月)の期間に大橋キャンパスにて開催した「空想文房具展」のWeb版を公開しました。あわせて、オンライン人気投票を実施しますので、ぜひご参加ください。

本展示会では、インダストリアルデザインコースで学ぶ3年次の学生たちが、約2か月の授業でデザイン・試作した5種類の文房具(ペン、ペン立て、はさみ、テープカッター、電卓)を展示しています。
学生一人ひとりが自由に文房具シリーズのコンセプトを立て、色や形、素材で表現しています。

この授業では、使い勝手やものづくりの制約に縛られずに自由に発想することを大切にし、抽象的なコンセプトやイメージを製品の外観でわかりやすく伝えるための考え方や表現力を身につけます。


▪オンライン人気投票期間
2026年8月31日まで
▪オンライン人気投票結果発表
「空想文房具展(web版)」サイトにて、2026年9月頃公開予定
参照リンク

「メディアデザイン総合プロジェクトⅠ」前原山笠のデザイン提案続報 ― 学生のデザインが地域の山笠として完成・滑走しました

6月にご紹介した芸術工学部メディアデザインコースの授業「メディアデザイン総合プロジェクトⅠ」における前原山笠のデザイン提案が、このたび新たな展開を迎えました。

授業では、学生たちが糸島市前原地区の伝統行事「前原山笠」の新たな山笠デザインを提案し、地域の皆さまへデザインを贈呈しました。その後、地域では学生の提案をもとに、実際の山笠制作が進められました。

山笠制作ではさまざまな課題もあり、当初は翌年の完成を目指す予定でしたが、地域の皆さまは「自分たちの山は自分たちの手でつくろう」と力を合わせ、6月末から毎晩公民館に集まって制作を進められました。学生が提案したデザインをもとに、試行錯誤を重ねながら急ピッチで制作が進められ、地域と大学との協働によるものづくりが実を結びました。

そして、新たな山笠が完成し、2026年7月25日に「前原山笠」が開催されました。9つの行政区(老松町・筒井町・前原西町・北本町・南本町・北新地・前原東町・上新町・上町)がそれぞれ山笠を出し、勢い水を浴びながら町内を駆け抜けました。芸工がデザインで協力した「九番山笠・北新地流」も勇壮な姿で町を駆け抜け、多くの方々に披露されました。

本プロジェクトは、授業で生まれたデザイン提案が地域に受け継がれ、多くの人々の手によって形となり、実際の伝統行事の中で息づく貴重な実践例となりました。

【作品募集】2026アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA

「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA(ADAA)」は、九州大学が中心となって主催するメディアアートコンペティションです。2001年の創設以来、クリエイターの発掘・育成の場として、多くの優れた作品を国内外へ発信してきました。

26回目を迎える本年も、発足以来一貫して追求してきたテーマ「論理的思考を基盤にした高い芸術的感性」を掲げて、作品を募集しています。

  受賞作品は、2027年3月に福岡市美術館で開催する「2026アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」受賞作品展にて展示し、アジアの交流拠点である福岡からさまざまな人へあなたの作品や活動を発信することができます。

今年も、みなさまからのご応募をお待ちしております。

募集概要

募集期間
2026年6月24日(水)~9月9日(水) 

募集カテゴリー・部門
○一般カテゴリー
優れた技能と高い芸術性を持つプロフェッショナルクリエイターを目指す方々を対象とします。法人、学生の方もご応募いただけます。
部門:静止画/動画/インタラクティブアート/エンターテインメント(産業応用)
学生カテゴリー
デジタルアートに興味のある方、スキルアップを図る学生のためのエントリーコースです。高校生以下の方の作品も募集します。サークルなどのグループによる応募も可能です。
部門:静止画/動画/インタラクティブアート/エンターテインメント(産業応用)

応募方法
公式ウェブサイト(https://adaa.jp/)からエントリーのうえ、ご応募ください。
応募時に、作品概要(コンセプト等)と制作手法(使用ツール、サービス、独自プログラムの有無等)を明記してください。

賞の体系
アジアデジタルアート大賞
カテゴリー[一般] [学生]の全部門から最も優れた作品1点
奨励金50万円(公益財団法人柿原科学技術研究財団より授与)
大賞
アジアデジタルアート大賞に選ばれた部門を除く、カテゴリー[一般] [学生]の各部門からそれぞれ1点
学生カテゴリー各部門大賞に奨励金5万円(公益財団法人柿原科学技術研究財団より授与)
文部科学大臣賞
カテゴリー[一般] [学生]静止画部門・動画部門大賞から1点
経済産業大臣賞
カテゴリー[一般] [学生] インタラクティブアート部門・エンターテインメント部門大賞から1点
福岡県知事賞
カテゴリー[一般] [学生]全部門から、デジタル技術の面で先進性や優位性と豊かな感性が融合した作品1点に授与
福岡市長賞
カテゴリー[一般] [学生]全部門から、福岡市の発展に寄与できる作品、もしくは福岡市に在住の作者が制作した優れた作品1点に授与
奨励金10万円授与
優秀賞
入賞 ほか

スケジュール(予定)
作品募集:2026年6月24日(水)~9月9日(水)
受賞発表:2026年11月下旬
受賞作品展:2027年3月2日(火)~3月7日(日)会場:福岡市美術館
表彰式:2027年3月6日(土)会場:福岡市美術館

主催
2026アジアデジタルアート大賞展実行委員会
〔九州大学/福岡県/福岡市/北九州市/西日本新聞社/LOVE FM〕

■問い合わせ先
アジアデジタルアート大賞展実行委員会事務局(九州大学大学院芸術工学研究院内)
Mail:adaadesign.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの★を@に変更してください。

添付ファイル
参照リンク

大学院芸術工学府 修士2年の濱田凌さんが、『MEN’S NON-NO 8・9月合併号』に掲載されました

大学院芸術工学府環境設計コース修士2年の濱田凌さんが、2026年7月9日発売の『MEN’S NON-NO 8・9月合併号』(集英社)に掲載されました。

濱田さんは、大学院で建築の意匠設計や展示什器の再活用に関する研究に取り組むとともに、美術作品の制作や花・植物を用いた表現活動を行うフラワープロジェクト「約束」を主宰しています。

今回の紙面では、研究活動を通して培った空間や素材に対する視点をもとに、日常に花を迎え入れるヒントについて紹介しています。
           
      

掲載記事出典
写真:Yu Teramoto

添付ファイル

【重要】令和9(2027)年度 博士後期課程【2027年4月入学(2次募集)】及び 令和9(2027)年度 博士後期課程【2027年10月入学(1次募集)】学生募集要項を 公開しました。

詳細は以下参照リンクからご確認ください。

参照リンク

芸術工学図書館 サイエンス・プランター Vol.34「人とAIの〈間〉のデザイン -AI共生社会の未来像-」

九州大学芸術工学図書館は、セミナーシリーズ「サイエンス・プランター Vol.34」を開催します。
サイエンス・プランターは、九州大学芸術工学図書館が開催しているサイエンスカフェ形式の気軽な雰囲気のセミナーシリーズです。九大芸術工学部の教員や学生が行っている研究を紹介し、新たな興味の「芽」を育むことをコンセプトとしています。

今回は現役大学院生の森部想水さん(芸術工学府 博士後期課程3年)が登壇します。
森部さんの研究分野は、人間と機械・AIの間のやりとりを扱うヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)です。
AIから望ましい結果を得るためには、AIそのものだけでなく、人間とAIの関係性について理解を深めることが重要です。
今回のセミナーでは「人とAIの〈間〉のデザイン -AI共生社会の未来像-」と題して、人間とAIの対等な関係づくりを目指す森部さんの研究についてお話いただきます。

◆講師のコメント
LLM(大規模言語モデル)の普及以降、AIは急速に身近な存在になりました。本講演では、人間とコンピュータ、人間と情報をつなぐ存在としてのAIを、HCI(Human-Computer Interaction)とAIエージェントをキーワードに考えます。AIとの共生が当たり前になった社会の未来像を、著名な創作物・プロダクト・研究を取り上げながら、学生としてHCIの研究を行う環境にも触れつつ考察します。

◆イベント概要
日時:2026年7月24日(金) 17:00–18:00
場所:九州大学芸術工学図書館 1F 閲覧ホール(大橋キャンパス)

申込不要、参加無料 どなたでもご参加いただけます
飲み物はペットボトルや水筒など、蓋の閉まるものをご持参ください。

◆講師紹介|森部想水
九州大学大学院芸術工学府 博士後期課程3年。次世代研究者挑戦的研究プログラム(K-BOOST)生。専門はHCI・AIエージェント・推薦システム・教育システム・自然言語処理・言語学。2021年九州大学芸術工学部卒業、2024年同大学院芸術工学府にて修士課程修了。2024年度より牛尼研究室にてHCI・AIエージェント・推薦システムに関する研究を行う。AIを便利な道具としてではなく対等な相手として捉えた環境に関心があり、人とAIが協働する関係のデザインを研究している。芸術工学図書館にて平日夜間・土曜にカウンター業務に従事。

◆問い合わせ先
九州大学芸術工学図書館 情報サービス係
TEL: 092-553-9490
E-mail: tgsabisu@jimu.kyushu-u.ac.jp
参照リンク

【応募締切9/15】「SDGsデザインインターナショナルアワード2026」参加募集のお知らせ

SDGsデザインインターナショナルアワードは、九州大学大学院芸術工学研究院および韓国 東西大学 Asia Design College Consortium (ADCC)を中心に運営する、若者の創造的なアイデアを発掘し、持続可能な社会づくりに活かすことを目的とした国際デザインアワードです。
2019年の創設以来、毎年開催しており、今年で第8回を迎えます。

今年のテーマは、
「持続可能でインクルーシブな未来をデザインしよう!」

あなたの志と創造力を、世界に届けてみませんか。
広く、そして深く、人々の心に響く提案をお待ちしています。


テーマ
持続可能でインクルーシブな未来をデザインしよう!

サブテーマ
1.レジリエントな都市・コミュニティと包摂的ウェルビーイング
防災・減災、コミュニティ共創、ユニバーサルデザイン、高齢社会、多文化共生、持続可能な地域づくりなどを対象とします。
2.サステナブル・グリーンデザインと気候変動対策
都市・コミュニティと自然環境をつなぐテーマです。循環型社会、脱炭素、グリーンインフラ、生物多様性、持続可能なライフスタイルなどを対象とします。
3.ブルーサステナビリティ:海洋・水環境と未来の生態系
海洋環境、水資源、沿岸地域、生態系保全、持続可能な観光、循環型ライフスタイルなどを対象とします。
4.その他
上記以外にも、SDGsや持続可能な未来に関連するテーマを自由に提案できます。

■募集概要
募集期間:2026年8月1日(土) ~ 2026年9月15日(火)
応募資格:世界中の大学、大学院、専門学校、高等学校等に在籍する学生(社会人学生を含む)
                      デザイン分野以外を専攻する学生の応募も歓迎します。
応募カテゴリー:グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、サービスデザイン、ファッションデザイン、建築、都市計画、社会課題解決、その他関連分野
応募方法:添付ファイルの応募用紙(Word形式またはPDF形式のいずれか)に必要事項を記入のうえ、メールアドレス(dsusdgscenter@gmail.com)までお送りください。
       
■審査スケジュール
• 一次審査結果発表:2026年10月上旬
• 最終審査結果発表:2026年10月下旬
• 国際授賞式 :2026年11月5日(木)

■賞の内容
• 金賞(1組):KRW 3,000,000 + 賞状
• 銀賞(1組):KRW 2,000,000 + 賞状
• 銅賞(1組):KRW 1,000,000 + 賞状
• 入賞:電子賞状
• 高校生特別賞:電子賞状

■主催
SDGs Design International Awards 2026 実行委員会
Faculty of Design, Kyushu University, Japan. Asia Design College Consortium (ADCC), Dongseo University, Korea

協力
Socialin

■お問い合わせ
• 日本(九州大学大学院芸術工学研究院 SDGsデザインユニット) sdgs@design.kyushu-u.ac.jp
• 韓国(Asia Design College Consortium (ADCC)) dsusdgscenter@gmail.com

添付ファイル
参照リンク

『社会包摂デザイン・イニシアティブ』ウェブサイトで、72篇のエッセイと「ルール・デザイン・レキシコン」を公開しました

九州大学社会包摂デザイン・イニシアティブ(DIDI)は、多様性のある包摂型社会の「仕組み」をデザインする九州大学大学院芸術工学研究院の先導的研究拠点です。

このたび、DIDIウェブサイトにおいて、エッセイシリーズ「デザイナーの横からすいません。」72篇と、「Rule Design Lexicon ルール・デザイン・レキシコン -仕組みのデザインのための語彙集」を公開しました。

「デザイナーの横からすいません。」は、DIDI所属教員が2022年10月からDIDIウェブサイトで連載している、社会包摂をテーマとしたエッセイシリーズです。身近な出来事やニュースを題材に、デザイナーの立場から社会包摂について考察を重ねてきました。

今回公開した「ルール・デザイン・レキシコン」は、これら72篇のエッセイから抽出した、『日本国憲法』から『お互いさま』まで、法・条例・ルール・慣習・習慣など319語を整理・体系化したものです。
多層な仕組みが重なる姿から、さらなる社会包摂を考える材料にしてください。
参照リンク