
災害避難所における被災者の健康維持に関するデザイン提案
卒業研究
2011.04.08
人にやさしいデザイン
本コースでは、社会とのつながりを踏まえ、人間の特性をさまざまな側面から理解し、生活者の立場からの新しい俯瞰的視点を備え、安全・安心で魅力的な「製品」「生活環境」「サービス」「社会システム」を創造するクリエーター、プランナー、エンジニアなども含む広義のデザイナー・研究者を育成します。
そのために、社会実装のためのデザインの理論・方法論に関して、感性、工学、科学などの複数の考え方に基づいて体系化したカリキュラムを構成しています。また、講義と演習を行い、相互に作用して深い理解と知識・技術の定着を図る教育体系となっています。具体的には、幅広い理論と実践の専門基礎となるクリエーティブデザインと人間工学を核に、深化した専門科目群から学生の興味・志向に応じて構成できるカリキュラム体系を用意しています。
本学出身の多くの教員が日本全国の大学でデザインの教育研究に携わっており、本コースは日本のデザイン教育の起点の一つとなっています。学生は日頃の授業ばかりでなく、課外で活発に活動し、国内外のデザインコンペ等で多くの学生グループが受賞しています。
国際社会において主体的に活動するために必要な姿勢、態度、コミュニケーション能力を身につけ、かつ専門的なデザインの知識・能力と自国についてのアイデンティティをもった人材の育成を目的としています。留学、またはこれに準ずる科目の履修を通して、日本にはないデザインへのアプローチ、手法、発想を学び、デザインの幅を広げます。
詳細については下記国際プログラムをご覧ください。
教員名 | 職名 | 専門分野 |
---|---|---|
田村 良一 | 教授 | デザインシステム、デザインマネジメント |
樋口 重和 | 教授 | 感性と行動の科学、時間生物学 |
平井 康之 | 教授 | インテリアデザイン、オフィスデザイン、ものづくりデザイン、インクルーシブデザイン |
藤 智亮 | 教授 | 機能工学、設計工学 |
前田 享史 | 教授 | 生理人類学、環境人間工学、温熱生理学 |
村木 里志 | 教授 | 福祉人間工学、身体運動科学 |
秋田 直繁 | 准教授 | デザインエンジニアリング、 インクルーシブデザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザイン |
齋藤 俊文 | 准教授 | 広告表現、文化事象(ミュージアム、映画・動画、アート作品、文学他)に関わるコミュニケーション |
杉本 美貴 | 准教授 | インダストリアルデザイン、プロダクトデザイン、コンセプチュアルデザイン、日本美 |
曽我部 春香 | 准教授 | デザインプロセス、公共空間デザイン |
松前 あかね | 准教授 | 創造性、関係性の動的メカニズム、場のデザイン、ソーシャルイノベーション |
西村 貴孝 | 講師 | 生理人類学 |
迫坪 知広 | 助教 | トランスポーテーション(公共交通機関)・デザイン、プロダクトデザイン、インダストリアルデザイン |
澤井 賢一 | 助教 | 数理工学,知覚の数理モデル |
元村 祐貴 | 助教 | 生理人類学、感性科学、精神生理学 |
LOH Ping Yeap | 助教 | 人間工学、作業療法学 |
コースに関連する研究施設をご紹介します。
約半数が大学院に進学し、約半数が就職します。卒業生は、家電・自動車・家具などのメーカー、空間・建築・都市計画関連、商社、広告代理店、印刷会社、出版社、情報関連、銀行、官公庁などの行政機関などの様々な業界で活躍することが期待されます。大学院進学者は、これらの業界への就職に加えて、企業内の研究所や大学などの教育研究機関で研究者として活躍することも期待されます。