
2010年度日本建築学会設計競技 優秀賞/タジマ奨励賞
受賞作品
2010.10.06
建築・都市・ランドスケープの3つの分野が学べる、
これからの時代の総合的な環境デザインのコースです。
本コースでは、1年生から、基礎科学の授業とともに、設計基礎スキルを培います。
2~4年生までは、フィールドワークなどの学外実習や、実践的な設計プロジェク卜演習を中心として、それを専門講義科目群が支えるカリキュラムによって、多様化する環境に関する諸問題や、建築、都市、地域、ランドスケープなど、幅広く専門的な知識と実践的な設計能力を修得します。
卒業研究、卒業設計を実施することで、実践的な問題解決能力とともに、英文の読解力、表現能力、さらにプレゼンテーションのスキルを身につけます。
一級建築士受験資格に対応しており、大学院修士課程と接続して、国際的建築資格に対応しています。
アーキテクト・プログラムは、UNESCO-UIA国際認定とJABEE認定に対応するプログラムです。
欧米では専門職業である建築家は、演習中心の実践的な教育を受けることが資格の前提となっています。国際社会における建築教育と建築家資格の相互承認を目的に、 UNESCO(国際連合教育科学文化機関)とUIA(国際建築家連合)により、1996年に欧米型の建築教育に基づいた「UNESCO-UIA 建築教育憲章」が定められ、これが建築教育の世界水準となっています。日本ではJABEE(日本技術者教育認定機構)が認定機構で、学士課程(4年間)のJABEEコースに、修士課程(2年間)の大学院JABEEコースを付加して、UNESCO-UIAの憲章に適合する教育プログラムを認定することになっています。アーキテクト・プログラムは学士課程のJABEEプログラムとして認定された旧カリキュラムの環境設計学科の後継プログラムであり、大学院芸術工学府のグローバル・アーキテクト・プログラムと合わせたものがUNESCO-UIA認定の学士修士課程として国際的な基準を満たしています。環境設計コースの学生は、入学時にこのプログラムに登録され履修開始することとなりますがプログラムを修了しなくても卒業は可能です。学科一括入試入学者及び他コースの学生は1年前期の科目履修登録までに登録を申請することにより履修可能です。
JABEE「アーキテクト・プログラム」の学習・教育到達目標JABEE「アーキテクト・プログラム」のカリキュラムマップ
国際社会において主体的に活動するために必要な姿勢、態度、コミュニケーション能力を身につけ、かつ専門的なデザインの知識・能力と自国についてのアイデンティティをもった人材の育成を目的としています。留学、またはこれに準ずる科目の履修を通して、日本にはないデザインへのアプローチ、手法、発想を学び、デザインの幅を広げます。
詳細については下記国際プログラムをご覧ください。
コースに関連する研究施設をご紹介します。
環境設計の卒業生の進路は、約半数が大学院に進学し、約半数が就職等となっています。主な就職先は住宅会社、設計事務所、建設会社などの建設業のほか、家具や設備、内装デザイン、事務機器、情報関連、公務員、不動産、造園関連の企業への就職が見られます。また、毎年数名は海外へ留学しています。大学院進学後は、より専門性を深め、様々な分野へ羽ばたいていきます。