大学院芸術工学府 芸術工学専攻 環境設計コース

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建築・都市・地域・ランドスケープを主な対象とし、
高度な調査・研究と創造的なデザインの実践を行うコース

環境設計コースでは、人々を取り巻く環境すなわち建築・都市・地域・ランドスケープを主な対象として、高度な調査・研究と創造的なデザインの実践を行います。空間的・時間的な広がりや社会の多様性を念頭に、現代において顕在化する諸問題に真摯に向き合うとともに、人間と環境の関係のありかたを根源的に考察し、国際的な建築家教育課程として認定された内容(グローバル・アーキテクト・プログラム)を含む、より豊かな環境デザインの実現に寄与する教育が提供されます。

カリキュラム

主に学ぶ分野

  • デザイン科学

    環境化学・熱環境などの環境デザインに関連する物事の原理、仕組みについて学びます。

  • デザイン工学

    建築構造・環境材料・音響環境・環境心理学などの環境デザインに関連する技術について学びます。

  • 設計・制作

    建築計画・建築構法計画・環境保全学・景観生態学・ランドスケープデザインなどの環境デザインにおける具体的な形、仕組み、やり方を身につけます。

  • 文化・社会デザイン

    日本建築史・西洋建築史・文化財・国際環境政策・環境人類学・共生社会デザイン・環境リスクマネジメント・デザイン哲学・美術史・環境文化などの環境デザインに関連する文化・社会について学びます。

  • 共通

    環境デザインに関する方法論や知識を演習を通じて習得し、応用する力を身につけます。

  • 環境の価値を自然と文化の持続性・多様性から学び、過去から受け継ぎ、未来の地域と生活環境を創造していく力を身につけます。

    環境設計コースでは、文化・社会デザイン系科目に配置される環境人類学特論、設計・制作系の景観生態学特論などの科目を通して多様な環境の諸問題に関して学び、デザイン科学系の熱環境学特論や設計・制作系のランドスケープデザイン特論、建築計画特論などの科目で環境設計に必要な知識と理解能力を修得します。さらに各系統に配置される演習科目、コース共通の科目であるスタジオプロジェクトや芸術工学演習などを通して、総合的な環境設計に関する能力や技能を実践的に身につけます。

グローバル・アーキテクト・プログラム

建築・環境設計に関する工学的知識及び文化芸術に関する知識を備えた、総合的設計能力を有する人材を育成するプログラムです。芸術工学科のアーキテクト・プログラムの修了と合わせ、「UNESCO-UIA建築教育憲章」に基づく国際的な建築家教育課程としての認証を受けている、日本では数少ないプログラムのひとつです。
JABEE「環境設計プログラム」の学習・教育到達目標JABEE「環境設計プログラム」のカリキュラムマップ

教員紹介

教員一覧
環境設計
教員名 職名 専門分野
朝廣 和夫 教授 緑地保全学
鵜飼 哲矢 教授 建築デザイン、都市デザイン
大井 尚行 教授 都市・建築環境工学、環境心理学
田上 健一 教授 建築計画・建築設計
吉岡 智和 教授 建築構造
井上 朝雄 准教授 建築構法計画
岩元 真明 准教授 建築デザイン
加藤 悠希 准教授 日本建築史
木藤 健二郎 准教授 ランドスケープデザイン
高取 千佳 准教授 景観生態学
早渕 百合子 准教授 環境評価
福島 綾子 准教授 文化財学
今坂 智子 講師 環境化学
土屋 潤 講師 建築材料、仕上材料、景観材料
川本 陽一 助教 建築・都市環境工学
嶋﨑 礼 助教 西洋建築史

進路・就職先

将来のよりよい環境をデザインする担い手として、総合的な研究能力とデザイン能力を備えた人材の育成を目指しています。

主な就職先
大学・研究所・博物館等の研究職、工学・建築・造園・都市計画・文化振興・環境政策等の行政職、まちづくり・むらおこし等のプランナー、遺産保護・遺産修復等のマネージャー、建築・造園・景観等のデザイナー、建築・造園等のエンジニア など

卒業生の声