教育研究施設
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附属図書館 芸術工学図書館

芸術工学図書館は、大橋キャンパス内に位置し、デザイン系や芸術系の資料を中心に約20万冊の蔵書を所蔵し、九州大学附属図書館を構成する重要な図書館の一つとして、大橋キャンパスの知の拠点を形成しています。
1階にはアクティブラーニングスペースAIVEAがあり、雑誌コーナーやDVDコーナーを設置し、コミュニケーションやくつろぎのスペースとなっています。なお、貴重図書閲覧室に所蔵する「ロイド・モーガンコレクション」は、建築図面を多数収蔵する貴重な資料となっています。
また2階には、芸術やデザイン、工学、自然科学関連の図書を配置しています。全面開架方式をとっているため、写真や図録など、実物を見ながら興味の赴くままに必要な資料を探索できます。
3階、4階は主に人文社会系の図書を開架にて配置しており、雑誌閲覧室では専門的な学術雑誌や楽譜が閲覧できるほか、ビデオ室、 ステレオ室、視聴覚室などでは、音楽・映像資料を視聴できます。
また、本図書館では、教職員や学生の研究や活動を紹介し、新たな興味の「芽」を育むことを目的としたセミナー、「サイエンス・プランター」を定期的に実施しています。
キャンパスライフ・健康支援センター大橋分室
デザインコモン

デザインコモン1階が食堂、売店、2階がアクティブラーニングスペースとキャンパスライフ・健康支援センター大橋分室となっています。
通常、1階の食堂は午前8時20分から午後6時まで、売店は午前8時20分から午後7時まで営業しています。
九州大学の関係者であれば、2階のアクティブラーニングスペースはイベント等で使用できない場合を除いて午前8時20分から午後9時まで自由に使用できます。
また、健康相談室には医師と保健師がいますので、九州大学の学生であれば健康相談やカウンセリングなどお気軽にお越しください。
なお、相談可能な日程・時間等は学務課学生係までお問い合わせください。
(撮影:大森今日子)
デザイン基盤センター
工作工房


工作工房は、基礎造形を始めとする各種授業や卒業研究並びに各部門の実体制作等が行われる施設です。ここでは、各種工具、加工機械の基本的な操作や工作技術を習得し、デザイナーにとって重要な素材に対する感覚や造形的な思考を養うことを目的とした実習、体験的にスケール感を習得させることを目指した演習並びに各種実験機器の試作研究を行っています。
立ち並ぶ工作機械、うなりを上げる丸鋸、火花を飛ばすグラインダーや溶接機。工作工房は、一見雑然とした工場のようにも見えますが、数多くの造形作品が生まれる場所なのです。事実、大橋キャンパス内にあるモニュメントやオブジェ、建築をはじめとしたプロダクトやインテリアのコンペモデルも、その大半がこの作業場で産声を上げました。
芸術工学部に入学した皆さんは、この工房で、基礎造形から各学科専門の実験機器の製作や実習課題、卒業研究にいたるまでのさまざまな実体物の制作を行います。紙、木材、石、鉄といった身近な素材を使い、基礎的な工作技術と、加工のプロセスを学ぶことによって、形や素材に関する感性を豊かにし、さらに専門課程の課題制作をとおして、イメージを具体的な形にするという設計「デザイン」の在り方を、体験的に学ぶこととなります。小さなステーショナリーやテーブルウェアーから、都市を囲むランドスケープアーキテクトまで、創造される物の大きさは変わっても、ここで生まれる作品は、どれもが一人ひとりの個性と才能の原点であり、努力の結晶なのです。工作工房は、そんな皆さんの制作をバックアップする場所であり、感性を育み、個性や才能を開花させる土壌でありたいと思っています。

デジタル工房

デジタル工房は、デジタルイメージ形成のための装置やソフトウェアなどデジタル機器を集中させた工房で、多面撮影用スタジオ、3次元デジタイザー、モーションキャプチャ装置といった施設・機能を持ち、高度なコンテンツ制作やデジタルアーカイブ の制作等に活用されています。
多面撮影用スタジオでは、球面のホリゾントを持った本格的デジタル写真対応のスタジオであり、各種照明条件のプログラミングが可能です。また大型のスケールモデルを設置してプロジェクションマッピングの投影実験、シミュレーションを行うなど撮影だけでなく多目的に活用されています。
3次元デジタイザーでヒトやモノの形状を詳細にデジタル化でき、光学式モーションキャプチャ装置は、人間などの対象に装着された複数の赤外線自発装置から、3次元位置情報を取得可能なシステムで、3DCGモデルへのリアルタイムアニメーションへの対応が可能です。
また高性能3Dプリンタで、3DCGモデルデータから、緻密かつ複雑な形状の実体モデルの作成が可能です。
情報基盤室(情報統括本部大橋分室)
特徴的な施設
多次元デザイン実験棟

多次元デザイン実験棟は、学生のあいだでは通称「多次元」と呼ばれている多目的施設です。メインの施設である中央実験ホールと付随する4つの基礎実験室、そしてそれらを取り囲む展示ホール等で構成されています。中央実験ホールは、ホール内に設置された各種音響・映像装置を用い、外界とは全く異質の実験空間を作り出すことが可能な施設です。
音や光、そして映像といったさまざまな媒体がひとつの空間の中で統合できるように計画・設計されたこのホールは、教育、実験、演出のための装置空間といえるでしょう。ここでは、一般的なホール機能として学内の諸行事に利用されるほか、各種講演会、研究発表にも活用されています。
また、4つの基礎実験室では、各学科独自の総合的な基礎研究が行われています。学生にとっての「多次元」は、総合的な実験や研究を行う場であると同時に、学園祭時には空間構成というイベント会場になったり、またコンサート会場になったり、また演劇の特別な舞台をしつらえる場所、オーケストラの練習場などにもなっています。すべてのクリエイティブなパワーを発揮するための特別な空間として提供されているこの実験棟は大橋キャンパスのひとつのシンボルとなっています。
環境適応研究実験施設
環境実験棟 構造実験室

環境実験棟1階の構造実験室は、建物の安全性を高める仕組みを研究・開発する施設です。ここでは、2000kN万能試験機を用いた建築材料の強さを調べる建築材料実験実習を行うとともに、構造物多目的加力実験装置により新しい建築構造・構法の実験的研究を行っています。
プレゼンテーションルーム(2号館2階)

2号館2階のプレゼンテーションルームは環境設計学科/環境設計コースのデザイン教育の核となるスペースです。主に2〜3年の設計演習の授業が行われ、即日設計、グループディスカッション、製図や作業、先生方の個人指導(エスキス)、そして、発表会、講評会が行われます。
画像特殊棟

画像特殊棟は、「映像」「写真」に関連する実験棟です。本実験棟2階には2つの撮影スタジオ、および照明機器があり、ここで行われる演習や学生による自主的な創作活動を通して、映像メディアや写真についての幅広い知識、撮影技術などを習得し、メディアデザインの専門家として必要な感性や創造性を身につけます。
本スタジオは、撮影スペースとしての機能だけでなく、学生による自主制作映像作品の上映や、近年盛んに行われているプロジェクションマッピングや、インタラクティブ作品の実験スペースなど、さまざまな用途で使用できます。また1階にはフィルムの現像スペースがあり、昨今主流となっているデジタル技術のみを学ぶだけでなく、フィルム写真の仕組みを学び、実際に自ら撮影、現像することで、視覚的なイメージ設計のセンスをより高めさせることを目的としています。