災害避難所における被災者の健康維持に関するデザイン提案
2011
卒業研究
芸工オリジナルグッズ(マグカップ)デザイン募集!!! 芸術工学部では主に海外の大学との大学間交流を目的として「芸工オリジナルグッズ」を制作しており、これまでに「芸工オリジナルトートバッグ」、「水引(ボトルリボン)」、「豆…
九州大学基金『芸術工学支援基金』の創設とご支援のお願い(2023.09.04) この度、変革の時代にも柔軟にかつ的確に対応できる創造性あふれる人材育成および研究活動の充実と発展を目的として『芸術工学支援基金』を創設いた…
芸術工学部未来構想デザインコースは、2024年10月1日にデザイン評価・評価デザインの枠組みとして、 「未来構想デザインコース附属デザイン評価センター( Institute of Integrated Design Ev…
未来共生デザイン部門 中村美亜教授らの研究グループ(医療法人すずらん会たろうクリニック、ラボラトリオ株式会社、NPO法人ドネルモ)の論文 “Addressing causality: participator…
持続可能な生態系と多様で豊かな社会への転換が望まれる今、既成概念にとらわれない発想力や創造力をもって社会課題を解決できるデザイナーへの期待が高まっています。
未来構想デザインコースでは、社会課題の本質をつかみとり、望ましい未来を構想するための総合的な学びに取り組みます。「アート・デザイン」「社会構想」「生命・情報科学」の3つの分野を組み合わせた他に類のないカリキュラムにより、課題を多面的に捉え、解決に導く方法を学び、新しい時代を切り拓く能力を培います。
今までにない大きな変化のただ中にあって、あなたが本当に来て欲しいと思う未来の社会を、想像し、探求し、実現に導く挑戦の場。それが未来構想デザインコースです。
豊かな感性と発想で未来のビジョンを描き、それを実現する知識や技術を学ぶ
環境や社会、人間のありようを理解し、望ましい未来を構想する理論や方法を学ぶ
自然や社会の現象を数理科学的に捉える方法や、生命現象の背後にある仕組みを学ぶ
1 年次
基幹教育科目を通して、①自ら問題を見つけ、創造的・批判的に取り組む力、②多様な知の交流を行い、協働して問題を解決する力、③文章表現能力、発表能力や討議力を持って広く世界と交流し、効率的に情報を発信、吸収できる力を身に付けます。理系ディシプリン科目によって、数理・情報科学分野の様々な概念を理解し、その基となる理論で自然科学や社会の現象を説明することができる知力を身に付けます。デザインリテラシー科目では、芸術工学の基盤となるデザインの具体的な知識・概念、考え方、方法について学びます。
2 年次
「アート・デザイン」「社会構想」「生命・情報」の3分野から構成される本コース独自の科目を履修することで、以下を理解し、説明できるようになります。
①芸術・デザインの理論、哲学、歴史および多様な表現技術とその効果
②望ましい未来社会を構想するために必要な多様性と持続可能性、および社会調査方法
③アルゴリズムやデータ構造の基本的な考え方と設計法、情報科学における重要な概念、理論
④生命現象の共通性と多様性、「進化」の視点を持った観察や実験
3 年次
スキルの活用を目指し、専門分野を英語で学ぶことで、世界における先端的なデザイン活動に参画することができるようになります。
自然や社会の多様な現象に関する情報を科学的方法で収集し、数理科学的アプローチから分析することで、その特徴を明らかにすることができるようになります。
デザイン科目では、構想を可視化し、デザインの方法論に則って設計・計画・実装することができるようになります。
プロジェクト形式の演習科目では、既存概念にとらわれることなく、人文社会・自然科学・情報科学、芸術表現の概念・知識、考え方、方法を統合し、論理的に組み立てることを通して、未来を構想する新たなデザインを創出することができるようになります。
4 年次
卒業研究とインターンシップ科目では、豊かな発想力と深い洞察力をもって、よりよい未来を構想し、それを設計や実践を通して実現(社会実装)を目指します。
融合プロジェクト科目では、異分野との協働を通して専門知識を総合的に活用しながら、社会の複合的な課題を発見・提起し、解決することができるようになります。
教員名 | 職名 | 専門分野 |
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井上 滋樹 | 教授 | 社会的課題のデザインによる解決 |
尾方 義人 | 教授 | 工業デザイン、デザイン学 |
古賀 徹 | 教授 | 哲学、倫理学、美学、デザイン原論 |
近藤 加代子 | 教授 | 環境政策、環境経済、社会思想史 |
中村 美亜 | 教授 | 文化政策、アートマネジメント、アートとケア、アートベースリサーチ |
丸山 修 | 教授 | Computational biology (計算生物学)、バイオインフォマティクス |
港 岳彦 | 教授 | 脚本 |
伊藤 浩史 | 准教授 | 生物のリズム現象 |
井上 大介 | 准教授 | 生物物理、マイクロ・ナノテクノロジー、材料化学 |
栗山 斉 | 准教授 | 現代美術 |
長津 結一郎 | 准教授 | アートマネジメント |
平松 千尋 | 准教授 | 視覚の生理と知覚 |
結城 円 | 准教授 | イメージ学、写真史・写真論、視覚文化論 |
稲村 徳州 | 助教 | デザインエンジニアリング |
関 元秀 | 助教 | 数理生物学、数理社会学、進化生物学 |
横谷 奈歩 | 助教 | 現代美術 |
LOH Wei Leong | 助教 | デザイン教育 |
これからの社会をデザインする仕事に就くことを卒業生に期待しています。たとえば、人々の体験や社会の仕組みを新たに作り出す独立したクリエーターやデザイナー、新しい生活価値や商品価値を創造する企業の企画担当者、メーカーのデザインセンターで調査分析に従事するリサーチャー、研究所で社会や生命に関する情報を扱うデータサイエンティスト、国や地方自治体の政策を立案する行政職員、国際NPOや援助機関において活躍するアクティビストなどを想定しています。また大学院進学を通して大学教員や研究職を目指すことを推奨しています。