【受賞】未来共生デザインコースの学生が「コクヨデザインアワード2025」でNEW GENERATION 賞を受賞

大学院芸術工学府未来共生デザインコースの高 榕さん、謝 敏さん、劉 羽双さんが「コクヨデザインアワード2025」でNEW GENERATION 賞を受賞しました。

高 榕さん、謝 敏さんは、アジアデジタルアート大賞展FUKUOKAでも入賞し、日本トップクラスのプロダクトデザインアワードとグラフィックデザインアワードでの受賞となります。



作品名
光プランナー

作者コメント

光プランナーは、光の針と半透明の付箋を組み合わせた革新的なスケジュール管理ツールである。時計フレームに付箋を貼り、光の針が透過して現在のタスクを指し示す仕組みを採用している。予定の変更は付箋を剥がして新たに貼り付けるだけで、柔軟かつ簡便にスケジュールを調整することが可能である。 本デザインは、時計の時間表示機能を再解釈し、「時間の指示」と「タスクのリマインダー」を融合させた新たな時間管理の形を提案するものである。また、付箋というコクヨにおける典型的な製品に着目し、その新たな使用方法をデザインしたプロトタイプとして、未来のデザインの可能性を示している。
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「事業価値を可視化できる指標づくりの試み」報告書をウェブ公開しました

近年、事業の評価が活発に行われるようになっています。しかし、文化芸術分野や人を支援する活動に関しては、事業の価値を適切に反映した評価が十分に行われていないという課題があります。そこで、九州大学と公益財団法人横浜市芸術文化振興財団は、本年度、新たな手法を用いて、地域に滞在するアーティストを支援する事業の価値を可視化するための指標づくりに取り組みました。

このたび、本共同研究の報告書(PDF版)がウェブ公開されましたので、お知らせいたします。「報告書」となっていますが、イラストや図表を多用し、他事業でも活用できる「ハンドブック」のような内容になっています。ぜひ、以下のリンクからご覧ください。



「ACYアーティスト・フェローシップ助成」の評価に関する共同研究
研究担当:国立大学法人九州大学大学院芸術工学研究院 中村美亜研究室
     公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 経営企画・ACYグループ

アーツコミッション・ヨコハマ & 九州大学
「ACYアーティスト・フェローシップ助成」の評価に関する研究報告書 
 ―アーティストの創作活動支援の価値を可視化する試み―

https://acy.yafjp.org/news/2025/127853/
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【展示】『デザインのギミック展』を2/28(金)~3/2(日) に開催

モダンデザインコレクター永井敬二氏の膨大なコレクションの中から、デザインの技巧に満ちた選りすぐりのプロダクトを展示します。
ぜひご来場ください。

『デザインのギミック展』

会期:2025年2月28日(金)-3月2日(日)

時間:10:00-17:00

場所九州大学大橋キャンパス 多次元デザイン実験棟2F スタジオ6(203)

主催:九州大学大学院芸術工学府 未来共生デザインコース尾方義人研究室/企画:山田敦貴

展示品リスト
TELLAIRON | T112(1974)
RADIOOBJEKT | RADIO IN BAG(1983)
BRIONVEGA | SOUNDBOOK(1974)
SONY | TR-1825(1970)
GRUNDIG | PHONO BOY(1969)
BRIONVEGA | TS522(1964)
PANASONIC | TRANS RADIO R-72(1972)
ERICSON | ERICOFON(1960s)
DISFORM | PERPETUAL CALENDER(1974)
TOSHIBA | ELECTRIC POT()
BRAUN | TP1(1959)
APPLE | IPOD CLASSIC(2001)
AUTOVOX | MAGIC DRUM(1968)
CHRONO ART | CLOCK(1979)
PETE HEIN | DRINK COOLERS(1965)
ITTALA | CAST IRON POT(1960)

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芸術工学図書館アングラ音楽ライブ

九州大学芸術工学図書館でアングラ音楽ライブを開催します。
芸術工学部・芸術工学府の日本人学生と留学生が演奏する国際交流イベントです。
ぜひ、会場にお越しください。一緒に盛り上がりましょう!

日時:2025年2月28日(金) 15:00開場, 15:30開演, 17:00閉場
会場九州大学芸術工学図書館 1F 映像音響ラウンジ
イベント使用言語: 日本語・英語
申込不要・参加無料

当日は、図書館1Fゲート外に、参加者同士が交流できるサブ会場を設けます。
混雑時には会場・サブ会場への入場を一時的に制限する場合がございます。

演奏者
Aaron Browning
Tao Yamamoto
Elja Mantel
Keita Hori & Kota Hayton
添付ファイル
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FS本部 シンクタンクユニット×医療・健康ユニット連携シンポジウム 〜救急車利用の課題解決から「未来社会学」へ〜

九州⼤学未来社会デザイン統括本部(FS本部)では、芸術工学研究院の教員が参画する「シンクタンクユニット」と、「医療・健康ユニット」が連携し、2024年4月から「救急車利用の課題・問題を考える」をテーマに勉強会を重ねてきました。
「救急車の適正利用」を入口として始まった本プロジェクトは、医療の専門家に加え経済学や情報学など様々な分野の専門家と共に課題解決の道を考えています。

今回のシンポジウムでは、救急医療の最前線で活躍されているDMATの近藤久禎先生および九州大学病院の赤星朋比古先生による基調講演で医療現場の具体的なお話を伺います。
さらには救急医療に限らず、「厄介な社会問題をどう理解するか?」「私たちは未来社会に何を期待しているのか」「『未来社会学』とは何なのか?」といったテーマについても考えていきます。
学生の皆さんや一般の方のご参加も歓迎いたします。ぜひご参加ください。



日時:2025年3月11日(火)14:30〜17:30(開場14:00)

会場九州大学病院キャンパス アイン薬局九大南店2階 大会議室
(〒812-8582 福岡県福岡市東区馬出3-1-1)
地下鉄箱崎線「馬出九大病院前駅」直結/JR吉塚駅より徒歩8分
※キャンパス内には「アイン薬局」が2店舗ありますのでご注意ください。
 会場は、正門から直進した先にある「アイン薬局九大南店」の2階です。
※本シンポジウムは対面のみの開催となり、オンライン配信は行いません。

定員:80名

参加費:無料

お申し込み:事前申込制です。
以下のURLまたはQRコードよりお申し込みください。
URL:https://forms.office.com/r/2Vhm7zhKp5

申込QRコード

※シンポジウムにご参加いただいた方には、当日以下の3種類の冊子を配布いたします。
・2024年度報告書『救急車利用の課題解決から「未来社会学」へ』(39P)
・『福岡県の医療の可視化』(14P)
・『福岡県の行政サービスと行政区分』(26P)


プログラム
14:30 開会
尾本章(FS本部 シンクタンクユニットリーダー/九州大学大学院芸術工学研究院長)挨拶
尾方義人(FS本部 シンクタンクユニットサブリーダー/九州大学大学院芸術工学研究院 教授)報告

14:50〜 近藤久禎 氏 講演「近年の災害医療対応」
15:20〜 赤星朋比古 講演「救急搬送の現状と課題、その解決策は?」

休憩

16:05〜 パネルディスカッション
進行:岡田栄造(FS本部 シンクタンクユニットデザインディレクター)
パネリスト:
近藤久禎(国立病院機構本部DMAT事務局次長)
赤星朋比古(九州大学病院救命救急センター長)
中島梨沙(福岡地域戦略推進協議会シニアマネージャー)
工藤孔梨子(FS本部 医療・健康ユニットメンバー)
岸村顕広(FS本部 医療・健康ユニットメンバー)

鮎澤純子(FS本部 医療・健康ユニットサブリーダー)まとめ
赤司浩一(FS本部 医療・健康ユニットリーダー)挨拶
17:30 閉会

講演者プロフィール
近藤 久禎(こんどう ひさよし) 国立病院機構本部DMAT事務局次長
2004年日本医科大学大学院医学研究科修了。放射線医学総合研究所研究員、厚生労働省技官、日本医科大附属病院高度救命救急センター医局長などを経て、2010年から厚生労働省DMAT事務局次長、2020年から国立病院機構本部DMAT事務局次長を務める。
海外災害救助隊員として災害派遣を歴任し、2009年10月には国際協力事業団西スマトラ地震災害救援国際緊急援助隊医療チーム副団長として活動を行う。
国内では、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災、ダイヤモンドプリンセス号での対応をはじめとした厚生労働省新型コロナ対策推進本部参与としての活動、能登半島地震における石川県DMAT調整本部活動等、あらゆる大規模災害での調整本部活動を行う。

赤星 朋比古(あかほし ともひこ) 九州大学病院救命救急センター長
1995年九州大学医学部卒業。九州医療センターおよび市民病院の外科を経て、2010年より九州大学病院救命救急センター講師。2016年准教授、副センター長。2023年九州大学大学院 臨床系医学研究院に新設された救急医学講座の教授となる。現在は九州大学病院救命救急センター長を兼務。

主催:九州大学未来社会デザイン統括本部シンクタンクユニット、医療・健康ユニット

お問い合わせ:九州大学 企画部 社会共創課
E-mail: shiromizu.yuki.942@m.kyushu-u.ac.jp
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【研究紹介】九州大学Webサイトに西田 紘子 准教授の研究紹介が掲載されました

九州大学Webサイトの「芸術工学研究院 研究紹介」ページに、音響設計部門 西田 紘子 准教授の「音楽体験をもっと豊かで身近なものに」が掲載されました。
下記参照リンクよりぜひご覧ください。

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ADAAクリエイターズトーク「明和電機会社説明会」を開催

九州大学大学院芸術工学研究院の寄附講座「ナラティブデザイン講座」では、九州大学が中心となって主催するメディアアートコンペティション「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA(ADAA)」とコラボレーションし、トークイベントを開催します。

明和電機は土佐信道プロデュースによる芸術ユニットです。青い作業服を着用し、作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで、様々なナンセンスマシーンを開発しライブや展覧会など、国内のみならず広く海外でも発表しています。音符の形の電子楽器「オタマトーン」などの商品開発も行い、2016年1月には中国・上海の美術館McaMにて、初の大規模展覧会を成功させました。2019年3月には秋葉原「東京ラジオデパート」に、明和電機初の公式ショップ「明和電機秋葉原店」をオープン。2021年には中国・北京で、全リモートで展示設営を行った「超常识创造力工场•明和电机学艺展」を成功させています。

今回のトークイベントでは、2023年にデビュー30周年を迎えた「明和電機」結成のストーリーや、オタマトーン完成秘話について語っていただきます。オタマトーンの演奏も聴けるかも?
みなさまぜひご来場ください。



開催日:2025 年 3月 7 日(金)15:00-16:30(受付14:30~)

会場福岡市美術館1Fミュージアムホール(〒810-0051 福岡市中央区大濠公園 1-6)

定員:170名(先着順)

参加費:無料

お申し込み:要事前予約、お申し込みはこちら↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdnNs7-sD_ULoH9GDKZmFo3YzN1hUkkz_1fLD6wA7OwkTvTfA/viewform

登壇者
土佐 信道(明和電機 代表取締役社長)
松隈 浩之(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)

主催:九州大学大学院芸術工学研究院ナラティブデザイン講座、2024アジアデジタルアート大賞展実行委員会
協力:一般財団法人雲孫財団

添付ファイル
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【芸工公式YouTube】コンサートシリーズ「音楽と非人間」第5回 演奏動画を公開しました

2024年10月21日に九州大学大橋キャンパス音響特殊棟で開催した、コンサートシリーズ「音楽と非人間」第5回目の演奏動画を芸工公式YouTubeで公開しました。

今年度の「音楽と非人間」というコンサートシリーズは、3 年間の研究プロジェクトの一環で、前近代的で非西洋的な存在論に根差した日本の哲学と美学を基にして、人間の音と非人間の音の関係を新たな視点から解釈します。
作曲家たちは自然や精神的な要素との関わりを探求し、前近代の哲学や能楽の作品からインスピレーションを得ています。自然からのインスピレーションやフィールドレコーディング、伝統楽器を用いた現代音楽が交差し、不安定な時代において音楽を創り、聴き、共有する、(そして議論する )、意味のある方法を定めていきます。

▪ゼミソン・ダリル:《デスカント (4)》より〈中心から〉、〈北から〉(2021)
演奏者:赤坂智子 (ヴィオラ)

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ストラテジックデザイン国際シンポジウム「越境するデザイン・ストラテジー・アントレプレナーシップ」を2/20に開催

九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門では、このたびストラテジックデザイン国際シンポジウムを開催いたします。

企業や組織、社会の直面する課題は、ますます複雑になっています。
Strategic Designは、複雑化・高度化する課題に対し、戦略的な視座からアプローチする学術的・実践的なデザインの活動として発展してきました。

本シンポジウムでは、ミラノ工科大学デザイン学研究科のFrancesco Zurlo教授を特別ゲストとしてお招きし、イタリアと日本で本分野の発展を推進してきた両大学の研究者が、「越境するデザイン・ストラテジー・アントレプレナーシップ」について議論します。
みなさま、ぜひご参加ください。


日時:2025年2月20日(木)16:00-18:45

会場九州大学大橋キャンパス デザインコモン2F

使用言語:英語

参加費:無料

お申し込み:参加ご希望の方は、以下フォームより事前にお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLS
※申込締め切りは、2月18日(火)18時まで

登壇者
Francesco Zurlo(ミラノ工科大学デザイン学部長)
平井 康之(九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門長)
髙田 仁(九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター長、九州大学大学院経済学研究院 産業マネジメント部門 教授
Gianluca Carella(ミラノ工科大学デザイン学部)
羽山 康之(九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門 助教)
Melanie Sarantou(九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門 教授)

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フジイギャラリー3周年記念展示:VISIONS―抽象/写真をみる―  Sato Shintaro Photo Exhibition

九州大学フジイギャラリーは、触発を促しその創造性を育む「発想する空間」として、2021年に先行展示を開始してから満3年を迎えました。改めてそのコンセプトに基づき、作品と自由に向き合う機会を提供します。
写真家・佐藤信太郎氏による作品は、観る人によりさまざまに解釈可能な抽象作品です。あなたには、これらの作品がどのように見えますか?これらの作品から、何かを思い出したり、イメージしたりするものはありますか?

VISIONS―抽象/写真をみる―  Sato Shintaro Photo Exhibition

日時:2025年2月3日(月)〜3月5日(水)10:00-17:00(土日・祝日閉館)
場所九州大学伊都キャンパス フジイギャラリー・ギャラリー2 (G2)
入館料:無料
主催:九州大学総合研究博物館
共催:九州大学大学院芸術工学研究院
     九州大学大学改革活性化制度「日本デザインを創造し国際発信できる人材育成のための教育プログラムの構築」
後援:ふげん社・PGI
協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

佐藤 信太郎 Sato Shintaro
1969年東京生まれ。1992年東京綜合写真専門学校卒業。1995年早稲田大学第一文学部を卒業後、共同通信社入社。2002年よりフリーの写真家として活動開始。
受賞:2008年第7回千葉市芸術文化新人賞、2009年日本写真協会賞新人賞、2012年第21回林忠彦賞。
「土地の持つ性格や歴史、人の営みと、そこから現れる特有の雰囲気(ゲニウス・ロキ、地霊)」をテーマに、生き物のように変貌する都市を捉えた独特の作品を、独自のカメラワークやデジタル技術を駆使し、発表し続けている。

フジイギャラリーについて 
フジイギャラリーは、本学法学部卒業生・藤井德夫様のご寄付により2020年に竣工した、全学共用のギャラリーです。建物は「鳥の羽」がモチーフとなっており、「本学学生が大志を持ち、より大きく羽ばたいて欲しい」という寄付者の思いが込められています。その形状には、九州大学総合研究博物館のロゴデザインも取り入れられています。
藤井様は本学の学生・研究のために多くのご支援をくださっています。本企画展示は、そのような藤井様の思いも汲んだ、学生達の学びを支援するための企画となっています。同時に、九州大学において学生達がどのような課外学習体験をしているのか、その一例として、本企画展示を学外の皆様にも楽しんでいただけることを期待しています。

展示関連イベント

抽象アートについて、英語で話してみよう!1
ローレンス先生(共創学部)・ゼミソン先生(芸術工学部)とのランチセッション
日時2025年2月6日(木)12:10-12:50
展示会場にて、英語のランチセッションを行います。テーマは、知覚と詩学の研究テーマでもある「抽象芸術」と「境界」。後者は、今回展示されている作家・佐藤信太郎氏による最新作品シリーズのタイトルでもあります。気軽な英語の練習を兼ねて、アートについての考えを意見交換してみましょう!アートや英語の初心者の方大歓迎!

抽象アートについて、英語で話してみよう!2
ゼミソン先生(芸術工学部)とのランチセッション
日時2025年2月19日(水)12:10-12:50
展示会場にて、英語のランチセッションを行います。アート作品を見て感じたこと、思ったことを英語で表現してみませんか?特に自分の意見や感じたことを表現するのが恥ずかしいと思っている方々に、ご参加いただければと思います。気軽な英語の練習を兼ねて、アートについての考えを意見交換してみましょう!アートや英語の初心者の方大歓迎!

クロージングイベント:アーティストトーク(ハイブリッド配信)
日時2025年3月5日(水)15:00-16:00
展示最終日に、写真家・佐藤信太郎さんとともに、今回の展示について企画者やワークショップ主催者と対談を行います。学生の皆さんや一般の方などどなたでもご参加いただけます。みなさまのお越しをお待ちしております。
オンラインでの参加の場合は要申込→https://forms.office.com/r/v0HAANvBiH

*会場内での飲食は禁止となっております。ご注意ください。


会場に関するお問い合わせ(フジイギャラリー): fujiigallery@jimu.kyushu-u.ac.jp
展示内容に関するお問い合わせ: reception@museum.kyushu-u.ac.jp

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シリーズ演奏会「音楽と非人間」第6回:伊佐治 哲大(チェンバロ)

九州大学芸術工学部では、シリーズ演奏会「音楽と非人間」の第6回を以下のとおり開催します。
一般の方もご参加いただけますので、みなさまのお越しをお待ちしております。

開催日時:2025年2月24日(月・祝)16:00開演

会場九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟録音スタジオ

お申し込み:参加ご希望の方は、下記Peatixイベントページより事前にお申込み下さい。

入場:無料(50名限定)

プログラム
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685年 – 1750年):『平均律クラヴィーア曲集』第1巻より抜粋
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685年 – 1750年):『イギリス組曲』第6番 ニ短調 BWV 811
伊佐治 哲大(1997年 –):即興
フランソワ・クープラン(1668年 – 1733年):『クラヴサン曲集』第2巻より「ベルサン」、「神秘的なバリケード」
※アフタートークなし

コンサート・コンセプト
18世紀ヨーロッパ。この時代の思想家達は『人間』であることをどのように考えていたのだろうか。それをチェンバロという楽器を通して考察すると興味深い。この時代はチェンバロにとって、最盛期であり終焉の時でもあった。啓蒙思想家や科学者たちの一部、例えばDenis Diderotはチェンバロを『人間の鏡』であると定義づけ、それが人間の『エスプリ(魂)』を体現するものと考えた。チェンバロの外箱は人間の『身体』であり、弦はその『神経・筋肉』。『エスプリ(魂)』は外箱(身体)と弦『神経・筋肉』の共鳴が生み出す音と捉えた。言い換えると、人間性そのものは「非人間的」な要素の共鳴から発生するものであったのだ。この楽器とその弾き手が「一心同体」になると人間でも楽器でもないケンタウロスの様な不思議なハイブリッドに変化する感覚を覚えることもある。当時の弾き手や作曲家はチェンバロを通し「人間の領域」を越えようとしていたのは確かだ。チェンバロは、バッハの手によって音楽を通した信仰を体現する道具と化し、ラモー、クープランの場合は言葉にしようがない物質的な世界を超えたフェノメナを描くキャンヴァスであったのだ。ある観点からすると、チェンバロは18世紀の家具の一つでしかなかったのかもしれないが、見方を少し変えるとこの楽器は人間の世界を超えた異次元へのポータルとして重宝されていたように思える。言葉にし難いが、このリサイタルはチェンバロを通してまず過去の人間との対話、そしてその彼らが探し求めていた異次元との接触を試みる。

シリーズ・コンセプト
今年度の「音楽と非人間」というコンサートシリーズは、3年間の研究プロジェクトの一環で、前近代的で非西洋的な存在論に根差した日本の哲学と美学を基にして、人間の音と非人間の音の関係を新たな視点から解釈します。
作曲家たちは自然や精神的な要素との関わりを探求し、前近代の哲学や能楽の作品からインスピレーションを得ています。自然からのインスピレーションやフィールドレコーディング、伝統楽器を用いた現代音楽が交差し、不安定な時代において音楽を創り、聴き、共有する、(そして議論する)意味のある方法を定めていきます。

参照リンク

【メディア掲載】スタジオプロジェクトで実施したコンサート「見える音楽?」がメディアで紹介されました

九州大学大学院芸術工学府では、様々なコースの学生が課題解決にむけて集まる科目「スタジオプロジェクト」を開講しています。2024 年度開講のスタジオプロジェクト科目の一つ「ホールマネジメントエンジニアリングプロジェクト」(担当教員:尾本章[音響設計コース]、長津結一郎[未来共生デザインコース])の後期では、2025年1月23日(木)にコンサート&公開講座「見える音楽?〜だれもが楽しめる音楽を目指して〜」を開催しました。124名の来場者とともに、音がきこえる人もきこえない人も一緒に音楽を楽しめるようにするにはどうすればいいのか、芸術工学府の大学院生と福岡県聴覚障害者協会青年部がともに考え、音楽の情報保障を試みました。
コンサートやその制作プロセスについて、複数のメディアで紹介いただきましたので紹介します。

・NHK総合「ロクいち!福岡」2025年1月30日(木) 
 ※2月6日(木)までNHKプラスで見逃し配信ができます。
・読売新聞福岡版夕刊 2025年1月28日(火)
 ※オンラインでも記事が抜粋されているものが掲載されています。
参照リンク