Geiko International Reunionを通じた芸工のネットワーク構築を目指して

2024年3月18日、芸工インターナショナルオフィスは、芸術工学部・大学院芸術工学府を卒業した同窓留学生のネットワーク構築を目指したGeiko International Reunionを開催しました。国内外の大学で教鞭を執る同窓留学生を中心に、オンラインと対面のハイブリッド形式で集まり、芸術工学部・大学院芸術工学府と海外大学との学生交流や短期留学プログラム、共同研究などの可能性について議論しました。

Geiko International Reunionには、日本、インドネシア、フィリピン、マレーシア、アラブ首長国連邦、クウェート、イギリスの7カ国および地域から計16名の卒業生(オンライン・対面)と、芸術工学研究院の教員5名、芸術工学府の学生14名が参加しました。
芸術工学研究院からは、大学のグローバル化への取り組みと、学部生向けの旗艦プログラム「国際プログラム」について、同窓留学生の皆さんに紹介しました。また、日本およびその他の国の大学で教鞭を執る3人の卒業生を招き、学生交流プログラムや共同研究の経験を共有してもらいました。その後、九州大学と海外の大学間の学生交流をめぐる課題、価値観、可能性について議論を行いました。在学生も自分の考えや質問を投げかけました。当日は、ハイブリッド形式にも関わらず参加者間で「どのように留学プログラムを運用しているのか?」「そちらの国ではいつが学生交流に良い時期か?」といった具体的な質問や、現役学生に向けた海外で教員として働くことについてのアドバイスなど、ゆったりと充実した会話が溢れる楽しい交流となりました。

今回のGeiko International Reunionは、卒業生と教員が新しい人脈を育み、懐かしい顔を見る良い機会となりました。和やかな雰囲気の中で、皆が自由に意見を述べることができました。その結果、建設的で有意義な議論の場をもつことができました。
一度のイベントは同窓生のネットワークを深めるには十分とは言えません。芸術工学研究院では、今後も卒業生との継続的関係を構築し、大橋キャンパスに国際的な文化を醸成します。

Geiko International Reunion 2024

日時:2024年3月18日16:00-18:00
参加者:35名(対面21名、オンライン14名)
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当日のプログラム
Introduction of the Current School of Design and Graduate School of Design
Opening and Self-introduction
Introduction of the Geiko International Office, Minako IKEDA
Geiko International Program, LOH Wei Leong
Sharing the Current Situation and Program by Alumni
Iyad ALSABOUNI, American University in Dubai, UAE
YU Jun, Niigata University, JAPAN
Titis WIJAYANTO, Gadjah Mada University, INDONESIA
Discussion
Challenges faced and possibility of student exchanges
Closing
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お問合せ:九州大学大学院芸術工学研究院 芸工インターナショナルオフィス
intl-ofc(a)design.kyushu-u.ac.jp
*(a)を@に置き換えてください。
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ワークショップ:データビジュアライゼーションのデザイン

九州大学大学院芸術工学研究院では、今年度 部局間交流協定締結予定のポツダム応用科学大学(ドイツ)からボリス・ミュラー教授(インターフェースデザイン)をお迎えし、データビジュアライゼーションに関するワークショップを開催します。

開催日時:2024年5月24日(金)9:00-12:30
会場:大橋キャンパス7号館1階ワークショップ室
言語:英語
お申し込み:イベント参加ご希望の方は、下記のフォームよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/1ATgLEDBHV
定員:20名

ここ数年、データビジュアライゼーションは、膨大なデータを探索、理解、活用するために不可欠なツールとなっています。抽象的なデータを、視覚的かつインタラクティブに表現することで、データを扱う新たな機会と可能性が生まれます。

データビジュアライゼーションには幅広い用途があり、専門的なツールにも遊び心のある探索にもなることができます。洞察力を与えると同時に、楽しませてくれることもあります。アナリストが資金、商品、情報の流れを理解するのに役立つこともあれば、博物館の訪問者に、文化的な収蔵品について探求するための連想的で魅惑的な方法を提供することもできます。

このワークショップの目的は、参加者にデータビジュアライゼーションの美学と方法論的原則を理解してもらうことにあります。理論的なインプットの後、参加者同士で様々なビジュアライゼーションの実例や戦略を検討し、議論し、評価します。データ・ビジュアライゼーションがどのように機能し、現在進行中のデザイン・プロジェクトにどのように応用できるかをより深く理解してもらいたいと思います。

担当教授:ボリス・ミュラー
ポツダム応用科学大学インタラクションデザイン教授。UCLAB研究グループ共同ディレクター。
https://uclab.fh-potsdam.de
https://uclab.fh-potsdam.de/people/boris-mueller/
https://borism.medium.com

セミナー「メキシコにおける都市のグリーンインフラと環境正義 ーグリーンインフラはどこにあるのか?どういった人がサービスを受けているのか?ー」を5/15に開催

九州大学大学院芸術工学研究院バイオサーキュラーランドスケープデザインユニットでは、以下のとおりセミナーを開催いたします。
事前にお申込みの上、ご参加ください。

メキシコにおける都市のグリーンインフラと環境正義 ーグリーンインフラはどこにあるのか?どういった人がサービスを受けているのか?ー

日時:2024年5月15日(水) 13:00-14:00

場所:九州大学大橋キャンパス デザインコモン2F(福岡市南区塩原 4 丁目 9-1)

使用言語:英語

参加費:無料

お申込み:事前登録制です(※先着50名)。参加ご希望の方は、下記フォームもしくはQRコードよりお申し込みください。
https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=iV9x12qT90q7daV6yZZG-lmXK8jNNYNLjk7cykUwIINUN1U4M0tCWkhOMUFVMENEOFZRM0hUWkgzUC4u&origin=QRCode&qrcodeorigin=presentation

講師JAIRO AGUSTIN REYES PLATA(メキシコ国立自治大学 教授 National Researcher)
2014 年九州大学大学院芸術工学府 博士課程修了。主な研究テーマは、領土とランドスケープ、グリーンインフラと自然に基づく解決策、都市の持続可能性、エコ・ジェントリフィケーション

主催/お問合せ:九州大学大学院芸術工学研究院バイオサーキュラーランドスケープデザインユニット(BCLA-KU)
   メールアドレス takatori@design.kyushu-u.ac.jp

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未来構想デザインコース 港岳彦教授が脚本を手掛けた映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の公開が決定

芸術工学部未来構想デザインコースの港岳彦教授が脚本を手掛けた映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の公開がリリースされました。
本映画は、主演 吉沢亮、監督 呉美保、脚本 港岳彦、原作 五十嵐大による、≪耳のきこえない母ときこえる息子の親子の物語が点描のように繊細に紡がれる≫呉美保監督9年ぶりの長編作品です。
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は、2024年9月より全国ロードショーされます。

港教授は2024年4月1日に芸術工学部未来構想デザインコースに着任し、未来をどの様に記述し構想していくかを、シナリオライティングと構想デザインに向けて、”映画の脚本”という専門性から授業を行っています。


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【研究紹介】九州大学Webサイトに曽我部春香准教授の研究紹介が掲載されました

九州大学Webサイトの「芸術工学研究院 研究紹介」ページに、人間生活デザイン部門 曽我部春香准教授の「河川と人をつなぐデザイン」が掲載されました。
下記参照リンクよりぜひご覧ください。

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シリコンバレー流 仮想起業プログラムELEP, Zero to One 2023

九州大学芸術工学研究院と工学研究院では米国シリコンバレーへの短期派遣プログラムELEP(Engineering Leaders English Program)を実施しています。この一環で、デザイン思考をベースにした仮想起業プログラムZero to Oneを開講しました。デザイン思考をベースにした全く何もないところ(Zero)から何か(One)を作り出す仮想起業プログラムです。デザイン思考の手法を学び、プロセスを経て、学生のイノベーション能力を培うことを目的としています。
2023年度のテーマはグローバルマーケットを意識し、最新テクノロジーと掛け合わせて日本の良さを世界に売り込むアイデアをデザインすることでした。グループでアイデアを立案しビジネスプランを立て、4日間のプログラムの最後に発表を行い仮想投資も実施しました。

期間:2024年3月25日(月)~28日(木)
担当教員:九州大学大学院芸術工学研究院 張 彦芳 准教授、下村 萌 助教、九州大学シリコンバレー 松坂 秀二郎 客員教授、九州大学大学院工学研究院 寺西 亮教授

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写真(上)シリコンバレーでの企業訪問 (中)オンライン会計講座 (下)Zero to Oneアイデア発想

【受賞】「2024 第19回学生インテリアデザインコンテスト」でインダストリアルデザインコースの学生5名が受賞

公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が主催する「2024 第19回学生インテリアデザインコンテスト」において、芸術工学部インダストリアルデザインコースの学生5名が最優秀賞、特別賞、協賛企業賞を受賞しました。

最優秀賞
 作者 :中野紗良さん (芸術工学部インダストリアルデザインコース4年)
 作品名:ぽて

特別賞
 作者 :佐藤佳澄さん (芸術工学部インダストリアルデザインコース4年)
 作品名:Ripples wood

特別賞
 作者 :田島萌絵さん (芸術工学部インダストリアルデザインコース4年)
 作品名:waver lamp

特別賞
 作者 :三宅佑太朗さん (芸術工学部インダストリアルデザインコース4年)
 作品名:Wallth & Little ottoman

協賛企業賞アダル賞
 作者 :野間咲里さん (芸術工学部インダストリアルデザインコース4年)
 作品名:honori

本作品は芸術工学部インダストリアルデザインコースの授業「クリエーティブデザイン演習」の中のプロジェクト「インテリアプロダクトデザイン」で制作されたものです。また、これらの作品は九州林産株式会社より林業や木材の特性に関する専門的なアドバイスをいただき、ご提供いただいた杉材を用いて制作されました。

【メディア掲載】デザインパテントコンテストでの受賞作品の放送

芸術工学部では、学年や所属コースの異なる学生が共同で課題に取り組み、問題解決に取り組む方法を学ぶと共に、従来のデザイン領域の枠を超えた広範なデザインスキルや知識の習得を図る授業『コース融合プロジェクト』を実施しています。

令和5年度に開講した『コース融合プロジェクト:デザインパテントコンテストへの応募を通じて知的財産とデザインとの関係を理解する』(主担当:麻生典准教授、副担当:杉本美貴准教授(当時))では、学生が自ら考えたデザイン(意匠)を「デザインパテントコンテスト」に応募し、芸術工学部インダストリアルデザインコース3年(当時)の武田遥さんのデザイン「わからない単語のみを反復できる単語暗記カード」が優秀賞を受賞しました。

その受賞作品についての映像が「九州朝日放送シリタカ!」で放送され、福岡・佐賀 KBC NEWS YouTubeチャンネルでも公開されていますので、ご覧いただければ幸いです。

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丹羽良徳|アーティストトーク、映像作品展示を開催

九州大学大学院芸術工学研究院では、現在開催中の第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」[2024年3月15日(金)〜6月9日(日)]での展示のために来日中のヴィジュアルアーティスト丹羽良徳氏をお迎えし、アーティストトークを行います。また、丹羽氏の映像作品展示を以下の日程で芸工図書館にて行います。

丹羽良徳 トークイベント

開催日時】2024年5月10日(金)18:30~
会  場】九州大学大橋キャンパス 7号館1Fシアタールーム
言  語】日本語/英語
お申込み】イベント参加ご希望の方は、下記のフォームよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/wVJS9d7ehj
定  員】50人

丹羽良徳 映像作品展示

開催日時】2024年5月7日(火)~10日(金)9時~21時、11日(土)10時~17時 
会  場】九州大学大橋キャンパス 芸術工学図書館1F映像音響ラウンジ
上映作品
−「イスタンブールで手持ちのお金がなくなるまで、トルコリラとユーロの外貨両替を繰り返す」(2011年、シングルチャンネルビデオ、25分10秒)
−「自宅のゴミをサンフランシスコのゴミ捨て場に捨てにいく」(2006年、シングル・チャンネル・ビデオ、17分33秒)

丹羽氏は、公共空間でのアクションやインターベンション(介入)でよく知られており、これらの記録映像をビデオ作品として展示しています。また、インスタレーション、ネオン、ドローイング、ペインティングを制作し、それらを彼のアクション・ビデオと組み合わせた作品も制作しています。今回のアーティストトークでは、初期作品から最新作まで、選りすぐりの作品を作家自身の解説とともに上映します。

丹羽氏の作品には、一見ナンセンスな長回しのアクションがよく登場しますが、それは他人の日常を混乱させたり、苛立たせたりし、さりげなくユーモラスです。例えば、東京の地下鉄や道路で、箒で埃を掃いていき、最終的に首相官邸の前まで運んでいったり《官邸前までゴミを掻き集める》(2012)、ロンドンやウィーンの市街地で地面を這いながら、視界に入るすべての国際的なブランド名を大声で読み上げるパフォーマンス《私たちの所有財産を語る》(2022)を行っています。

また丹羽のアクションは、私たちを日常生活から一瞬遠ざけ、私たちの社会を規制する根本的なシステムを示唆しています。彼が作品で扱っているシステムのひとつが、今日の自由市場経済の文脈における為替市場の日常的現実です。映像音響ラウンジで上映される《イスタンブールで手持ちのお金がなくなるまで、トルコリラとユーロの外貨両替を繰り返す》では、題名の通りイスタンブールのグランドバザール周辺の通りを両替所から両替所へと渡り歩き、通貨交換という経済取引をテーマとしています。映像音響ラウンジに展示されているもうひとつの作品《自宅のゴミをサンフランシスコのゴミ捨て場に捨てにいく》は、丹羽が美大を卒業した直後に制作されたもので、東京からサンフランシスコのゴミ捨て場まで家庭ゴミを運び、ゴミ処理のシステム、ゴミビジネス、そして私たちのライフスタイルがもたらす結果に注意喚起を行っています。


丹羽良徳(1982年愛知県生まれ、オーストリア・ウィーン在住)
2005年多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業。近年の個展に「人類はなぜ経済活動をしているの?」(Satoko Oe Contemporary、東京、2023年);「Rehabilitating Our Spirit Under Capitalism」(国際交流基金ニューデリー日本文化センター、インド、2023年);「Dictatorship of Possessions」(Edel Assanti、ロンドン、イギリス、2022年):「On Rehabilitation of Domination and Domain, Match Gallery」(リュブリャナ、スロベニア、2021年)。近年のグループ展は現在開催中の第8回横浜トリエンナーレの他に、Performance Exchange(ロンドン、イギリス、2022年);ブカレスト・ビエンナーレ10(2022年);「Five Exercises of Resistance」(Eretz Israel Museum、テルアビブ、イスラエル、2022年);ColomboScope(コロンボ、スリランカ、2022);「Time for outrage! Art in times of social anger」(Museum Kunstpalast、デュッセルドルフ、ドイツ2021)

また現在、能古島に新設されたアーティスト・イン・レジデンス「遊花遊月」の第1期レジデンス・アーティストでもある。
*「遊花遊月」での丹羽氏のアーティストトークは5月19日(日)午後2時から開催予定です。詳細は下記HPをご覧ください。
能古島アーティスト・イン・レジデンス「遊花遊月」HP:www.fikafika.net/residence-yukayugetsu
丹羽氏イベント情報:https://www.fikafika.net/yukayugetsu-event

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【6/15開催】第12回九州大学芸術工学部施設公開 「デザインのふしぎ体験」

九州大学芸術工学部では、2024年6月15日(土)に、第12回九州大学芸術工学部施設公開 「デザインのふしぎ体験」を開催します。

こどもから大人まで、「芸術工学」の魅力を楽しみながら学べる企画がもりだくさん!
飲食物の露店なども出店する楽しく賑やかなイベントとなっておりますので、ご家族やお友達とご一緒に大橋キャンパスへぜひお越しください。

さあ、デザインのふしぎをみんなで体験してみよう!


日 時】2024年6月15日(土)10:00~16:00
場    所九州大学大橋キャンパス
参加費】無料
対 象】子どもから大人までどなたでも。高校生・受験生の参加も大歓迎です!
お問合せ】九州大学芸術工学部事務部総務課 企画・広報係
      TEL:092-553- 4435
      メールアドレス:gkskoho@jimu.kyushu-u.ac.jp

※企画内容等詳細は下記リンクの施設公開特設ページで随時更新します。

※企画によって、事前に申し込みが必要、受付人数の制限を設けているものがあります。

参照リンク

【重要】芸術工学府の博士後期課程入試における外部英語試験について(予告)

九州大学大学院芸術工学府の博士後期課程入試では、外国語(英語)の能力を外部英語試験(TOEFL-iBT)のスコアを用いて評価しています。令和62024)年12月に実施する「令和72025)年4月入学2次募集」、及び、「令和72025)年10月入学1次募集」から、対象とする外部英語試験を拡大します。詳細は添付ファイルご確認ください。

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卒業生 戸塚有輝さん、ウルトラマン最新作「ウルトラマンアーク」の主演に抜擢

2023年に芸術工学部 芸術情報設計学科を卒業した戸塚有輝さん(知足研究室)が、ウルトラマンのテレビシリーズ最新作「ウルトラマンアーク」の主演を務めることになりました。

戸塚さんの卒業研究は「『映像演劇』の展示実践における成果と課題」でした。戸塚さんによると「本作のテーマの『想像の力』と少し重なるところもあり、知足研のゼミで議論されたことなどを思い出しながら撮影に挑んでおりました」とのことです。

2024年7月6日(土)朝9:00から、TVではテレ東系列6局で放送が開始され、同時に6か国11言語でYouTubeなどネット配信もされます。

参照リンク