【メディア掲載】NHK-ロクいち!福岡(福岡放送局)/おはよう日本(全国)にて、未来構想デザインコースの尾方教授の解説が紹介されました

5月31日(金)にNHK福岡で放送されたニュース番組「ロクいち!福岡」の「追跡!バリサーチ」コーナーおよび6月18日(火)放送のNHK全国ネットニュース番組「おはよう日本」において、全国で論争が起きている『仕切りのついたベンチ』について放送があり、芸術工学部未来構想デザインコース尾方義人教授が、社会包摂デザインの立場から解説したコメントが紹介されました。

未来構想デザインコースでは、多様性や包摂性についての授業や研究が盛んに行われています。
また、芸術工学研究院の研究教育機関である社会包摂デザイン・イニシアティブが中心となって、九州大学基幹教育科目として「社会包摂とデザインA,B」を実施しており、これら2つの科目には780名が受講しています。
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【出展・製品デザイン】「SusHI Tech Tokyo 2024」出展・製品デザイン ー未来構想デザインコース

5/16(木)~5/17(金)に東京ビックサイトで開催された「SusHI Tech Tokyo 2024 」に、九州大学発スタートアップの株式会社JCCLが出展し、その展示デザインと製品デザインを芸術工学部未来構想デザインコースプロダクトデザイン研究室が制作と協力を行いました。

「SusHI Tech(Sustainable High City Tech)Tokyo 2024 」は、世界共通の都市課題解決に向け、多彩なアイデアやデジタルノウハウ、最先端のテクノロジーを用いて挑み「持続可能な新しい価値」を創出するアジア最大規模で日本で唯一のグローバルイノベーションカンファレンスです。
株式会社JCCLは、CO2技術の開発およびそれに伴う材料や装置の開発・販売を行っています。
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芸術工学図書館 サイエンス・プランター Vol.30:講演「保存されない展示映像」&上映会「未来への挑戦~渋沢栄一物語~」

九州大学附属図書館芸術工学図書館では、サイエンスカフェ形式のセミナー「サイエンス・プランター」を定期的に開催し、九州大学芸術工学部のユニークな研究・活動を紹介しています。
今回は福岡アジア美術館で特別開催し、博覧会等で上映される展示映像のアーカイブに関する講演会・上映会を行います。

・実業家の渋沢栄一(1840-1931年)の生涯をまとめた幻の展示映像『未来への挑戦~渋沢栄一物語~』の復元上映
・脇山真治先生(九州大学名誉教授・芸術工学)による、展示映像アーカイブの意義に関する特別講演

本作品は16分間の映像で渋沢栄一の生涯がわかりやすくまとめられており、また3面マルチ上映ならではの迫力のある映像が楽しめます。
監督は東宝の平成ゴジラシリーズの特技監督として有名な故・川北紘一氏ですが、川北監督が博覧会の展示映像を手掛けていたことはほとんど知られていません。
2024年7月から渋沢栄一が新一万円札の顔となるこの機会に是非ご覧ください。



3面マルチ映像『未来への挑戦~渋沢栄一物語~』の復元上映
場所:福岡アジア美術館8F あじびホール(入場無料・申込不要)
上映開始時間
6/8(土) 11:00, 11:40, 12:20, 13:00, 13:40, 14:20, 15:00(特別講演+上映), 16:20, 17:00, 17:40, 18:20, 19:00
6/9(日) 11:00, 11:40, 12:20, 13:00, 13:40, 14:20, 15:00, 15:40, 16:20, 17:00, 17:40, 18:20, 19:00
上映時間:各回16分(毎回総入れ替え制)

特別講演「保存されない展示映像 ―『未来への挑戦~渋沢栄一物語~』から見えるアーカイブの意義―」
日時:6/8(土) 15:00-16:10(映像上映含む)
場所:福岡アジア美術館8F あじびホール(入場無料・申込不要)
講演者:脇山真治(展示映像総合アーカイブセンター代表理事、九州大学名誉教授)

-経緯と作品解説-
『未来への挑戦~渋沢栄一物語~』は、1988年の上映当時に使用された全てのフィルムは廃棄されましたが、それを収録した1組のVHSビデオテープが展示映像総合アーカイブセンターに唯一保存されており、九州大学附属図書館芸術工学図書館に寄贈されました。
このような博覧会等のイベントのために制作された「展示映像」は当時の先進的な映像表現や技術、スタッフを擁して制作されており、時代を反映した文化的産物であるにもかかわらず、劇場映画とは異なり再上映や組織的な保存がなされることはなく、廃棄や散逸の運命にあります。展示映像総合アーカイブセンターと九州大学大学院芸術工学研究院では、こうした映像資料の収集と保存の活動を行っております。

主催:九州大学附属図書館芸術工学図書館
共催:九州大学大学院芸術工学研究院
   一般社団法人 展示映像総合アーカイブセンター
後援:福岡商工会議所

※このビデオテープは文化庁の「令和5年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業」によりデジタル化を行い、上映が可能となりました
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ミリカローデン那珂川×九州大学「ミリカルリーダー育成講座」

博多駅から新幹線で8分のまち、福岡県那珂川市にある文化施設「ミリカローデン那珂川」で、昨年に引き続き、新しく活動をはじめたい人を対象にした連続講座を今年も行います。
本講座は、九州大学大学院芸術工学研究院 長津研究室の監修・企画運営のもと実施します。

「ミリカルリーダー」とは、「ミリカ」ローデン那珂川を舞台にした「カルチャー」の担い手です。
新しい活動を始めるための仲間を見つけ、プレ実践などを通じ、講座が終わったあとにも残るつながりと経験を育みます。

文化芸術+地域づくりの拠点になる、新しいミリカローデンを一緒につくりませんか?

-ミリカルリーダー育成講座 募集要項-

実施期間
2024年6月22日(土)~10月6日(日)全8回 
※詳しい日程はチラシ裏をご覧ください
実施時間 各回とも 13時~17時

実施場所
ミリカローデン那珂川 内
※初回の講座で実施場所の詳細をご案内します

応募資格
・文化活動や地域づくりに積極的に取り組みたい人
・特にミリカローデン那珂川を拠点とした文化活動や地域づくりに関心がある人
・原則的にすべての講座に参加できる人

応募方法
1.ミリカローデン那珂川窓口で配布する申込用紙に記入の上窓口に提出
2.   以下リンクの申込フォームにてお申込み
※お申込み後、ZOOMでの面談のご案内をします(お申込み順・おひとり30分程度)

申込期間
2024年5月9日(木)~6月8日(土)

受講料
(全8回) 一般 3,000円 / 学生 1,500円 
 ※初回の講座でお支払いいただきます

<講師>
KOSUGE1-16(美術家ユニット)
原 泉(独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンターラーニンググループ研究員)
関岡絵梨花 (キュレーター) 
NPO法人まる(現場体験ワークショップ)   
<全体進行>
長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
森重裕喬(株式会社ホーホゥ取締役)

主催】公益財団法人那珂川市教育文化振興財団(ミリカローデン那珂川指定管理者)
監修・企画運営】九州大学大学院芸術工学研究院長津研究室
協力】FACT(福岡県障がい者文化芸術活動支援センター)、株式会社ホーホゥ、NPO法人まる
助成】一般財団法人地域創造
添付ファイル
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【芸工公式YouTube】コンサートシリーズ「音楽と非人間」第2回 演奏動画を公開しました

2024年2月11日に九州大学大橋キャンパス音響特殊棟で開催した、2023年度コンサートシリーズ「音楽と非人間」第2回目の演奏動画を芸工公式YouTubeで公開しました。

今年度の「音楽と非人間」というコンサートシリーズは、3 年間の研究プロジェクトの一環で、前近代的で非西洋的な存在論に根差した日本の哲学と美学を基にして、人間の音と非人間の音の関係を新たな視点から解釈します。
作曲家たちは自然や精神的な要素との関わりを探求し、前近代の哲学や能楽の作品からインスピレーションを得ています。自然からのインスピレーションやフィールドレコーディング、伝統楽器を用いた現代音楽が交差し、不安定な時代において音楽を創り、聴き、共有する、(そして議論する )、意味のある方法を定めていきます。


ジョン・ケージ:『Winter Music』ピアノ2台のための(1957) と『Atlas Eclipticalis』ヴィオリン6とチェロ6のっための(1961)
演奏者:河合拓始(ピアノ)、西岡怜那(ピアノ)、江頭摩耶(ヴァイオリン)、宇野健太(チェロ)

エヴァ=マリア・ホーベン『constellations – consolations [星座 – 慰め]』ピアノのための (2021年)
演奏者:河合拓始

芸術工学図書館 Movie Night:『キャメラを止めるな!』上映会

九州大学芸術工学図書館では、当館の所蔵DVDを使った上映会を開催します。
皐月の夜は穏やか、映画を観るには丁度いい。
闇と防音の世界の中で、色味と音を召し上がれ。



日時:2024年5月24日(金) 18:00-20:30

場所:九州大学大橋キャンパス 芸術工学図書館 1F 映像音響ラウンジ

イベント使用言語:日本語・英語(スタッフが通訳サポートします)

対象:どなたでも(申込不要)

作品『キャメラを止めるな!』(ミシェル・アザナヴィシウス監督、2022年)
・日本映画『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督、2017年)のリメイク作品
・言語:フランス語(日本語字幕付き)

プログラム
・映画上映(112分)
・座談会 自由に感想を語り合おう
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短期共同ワークショップ 2023 @ NTNU (国立台湾師範大学) in 台湾

 芸術工学部と台湾の国立台湾師範大学(NTNU)技術工学院との共同ワークショップを2024年3月5日から9日の間で実施しました。このプロジェクトのテーマは、学生のためのSTEM/STEAMの革新的な学習経験をデザインすることでした。また今回のワークショップの目的は、芸術工学部の国際プログラム(IP)の学生に短期間の教育経験をさせること、九州大学とNTNUの学生の学術交流の機会を創出すること、さらには九州大学の学生に学術的な文脈で英語を使う機会を提供することでした。

 このプロジェクト期間中、九州大学の学生はNTNUの学生と協力し、台湾の文化的背景を理解し、学生のためのSTEM/STEAM教育のための新しいデザインソリューションを提案しました。学校訪問や短時間の講義を通して、学生たちはデザインの知識とスキルを応用し、デザインのニーズを特定し、将来のSTEM/STEAM教育のためのデザインソリューションを提案することができました。さらに重要なことは、このような共同ワークショップの中で、学生たちが自身のアイデアやコンセプトを英語で伝えることができたということでした。

 参加者それぞれが経験したこと、感じたことなどを体験レポートとして、国際交流ポータルサイトGeiko Globalサイトにまとめていますので、ぜひご覧ください。
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【高校生対象】QFC-SP「デザイン&メディアコース」 令和6年度受講生募集 ※募集は終了しました

九州大学では、高校生を対象に、九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)を実施しています。

このプロジェクトは、将来グローバルに活躍しうる次世代の傑出した科学技術人材を育成するため、卓越した意欲・能力を有する高校生を選抜し、本学において年間を通じ、高度で実践的な教育を行い、その意欲・知識・技能をさらに伸ばしていくことを目的としています。

芸術工学部からも、以下の9名の教員が「デザイン&メディアコース」に参加し、各自の専門に基づいたテーマで講義および研究指導を行います。

多くの高校生の方々のご応募をお待ちしています。

■担当教員:リサーチテーマ
牛尼 剛聡:生成 AI とメディア体験
須長 正治:色覚の多様性から色彩デザインおよび色彩教育を考える
伊藤 浩史:花時計のデザイン
長津 結一郎:多様なままで共にいられる社会をデザインする
杉本 美貴:これからのインダストリアルデザイン
山内 勝也:音環境の評価とデザイン
河原 一彦:スピーカの特性評価: 音場の価値を高めるために
今坂 智子:身近な香料を測ってみよう
張 彦芳:デザイン手法を活かした社会実装の可能性

■募集期間:令和6年4月22日(月)~5月20日(月)17:00まで

■対 象 者:九州・山口地区を中心とした高等学校、中高一貫校の中等教育学校(後期課程のみ)および高等専門学校(1年次~3年次)等に在学する生徒で、本プロジェクトの受講が可能な者。※過去にQFC-SPを受講した人は応募できません。

■応募方法:九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)ホームページからWebエントリーを行う。
※応募方法など詳細については、添付の募集要領、ポスター、パンフレットをご覧ください。
※応募期限間際のwebエントリーは、接続環境によっては回線が遅くなる場合があります。余裕をもって応募してください。

■問い合わせ先: 九州大学学務部学務企画課(QFC-SPオフィス)
TEL:092-802-5811 e-mail:office@qfcsp.kyushu-u.ac.jp
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パフォーマンス&トーク: “One Step Closer to the Abyss”

九州大学大学院芸術工学研究院では、この度ロンドンを拠点に活動する作曲家・音楽家のトマス・ノルドマーク氏とパリを拠点に活動する音楽家・映像作家のパー・ヒュトナー氏を招き、彼らがその開発に携わるEEGSynthを用いた、脳波(EEG)による音と映像のパフォーマンス“One Step Closer to the Abyss”、ならびにアーティストトークを行います。

この“One Step Closer to the Abyss”という題名のパフォーマンスでは、実演者の脳活動によってリアルタイムに生成および変調される音楽と映像を創り出します。マーク・フィッシャーの著作「奇妙で不気味なもの」からインスピレーションを得たこのパフォーマンスでは、人々が日々の芸術創造の中で未知のものにどのように向き合うかを探ります。

EEGsynthは近年急速に成長・発展しているオープンソースの開発基盤として、スウェーデン、フランス、ノルウェー、オランダ、イギリスのアーティストや研究者により活用されており、人間の脳波だけでなく、植物、魚類、微生物からの生体信号をパフォーマンスにおいて用いることができます。これまでに、ヨーロッパの数カ国、メキシコ、エジプト、ブラジル、アメリカで数十回のパフォーマンスとワークショップを実施しており、フランスの映画製作者ファビアン・ギルモンによる長編ドキュメンタリーをはじめとして、各分野からの多くの関心が寄せられています。日本ならびに中国での公演となる、今回のパフォーマンス・アーティストトークは、EEGsynthが東アジアで初めて紹介される機会となります。



日時|
2024年5月30日(木) 18:30‐20:30

出演|
トマス・ノルドマーク Tomas Nordmark
パー・ヒュトナー Per Hüttner

進行(トーク)|
城一裕(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)

会場|
九州大学大橋キャンパス音響特殊棟録音スタジオ
(*会場内は飲食・喫煙禁止となっておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。)

入場|
無料(限定50名)*参加を希望される方は以下リンクpeatixよりお申し込みください。

主催|
九州大学芸術工学部音響設計コース音文化学講座、九州大学大学改革活性化制度プロジェクト( 令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・ 技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」)

助成|
スウェーデン芸術評議会、Vision Forum 、日本学術振興会科研費[23H00591][23K17267]
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freq – パフォーマンス&トークを5/12に開催

九州大学芸術工学部音響設計コース音文化学講座ならびに九州大学大学改革活性化制度プロジェクトでは,この度本学テクニカルスタッフ 宮下恵太の退任に伴い,宮下と交流のあるゲストを日本各地より招き, パフォーマンスとトークを開催します。
宮下は, 電気・情報・通信といった今日的なテクノロジーと人間との関係性を軸に作品制作や即興演奏を行うアーティスト/エンジニア/即興演奏家です。ゲストも各々,身近なものを改変した楽器の制作やそれらを使った少し不思議なパフォーマンス,フィールドレコーディングや生活音のセルフサンプリングからの再構築,有機物の分解や状況,過程から生まれいく音響的な堆積や地層への関心,というように,宮下ともその興味を共有する活動をおこなっています。
今回のfreqでは,宮下と各ゲストによるパフォーマンスを踏まえた上で,これからのテクノロジーや社会との向き合い方を,出演者を交えたトークを通じて考えていきます。

freq

日時|
2024年5月12日(日) 17:30‐21:00

出演|
宮下恵太(九州大学大学院芸術工学研究院 テクニカルスタッフ),  おおしまたくろう,  vvekapipo (hertz),  hazuki ohta

進行(トーク)|
城一裕(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)

会場|
九州大学大橋キャンパス音響特殊棟録音スタジオ
(*会場内は飲食・喫煙禁止となっておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

入場|
無料(限定50名)*参加を希望される方は以下リンクpeatixよりお申し込みください。

主催|
九州大学芸術工学部音響設計コース音文化学講座,九州大学大学改革活性化制度プロジェクト( 令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・ 技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」)

助成|
日本学術振興会科研費[23H00591][23K17267]

プロフィール|
宮下恵太(みやした・けいた)
アーティスト/エンジニア/即興演奏家。
電気・情報・通信といった今日的なテクノロジーと人間との関係性を軸に作品制作や即興演奏を行う。主な展示として個展「わたしたちの光、おおらかなしるし | our lights, tolerant signs」(EUREKA、福岡、2024)、グループ展「ICCキッズ・プログラム2022 Tools for Play どうぐをプレイする」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、東京、2022)など。
https://keitamiyashita.com/

おおしまたくろう OSHIMA Takuro
サウンドマン。PLAY A DAYをモットーに、身近なものを改変した楽器の制作と、それらを使った少し不思議なパフォーマンスを行う。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアにより、社会をマッサージする。音の実験ワークショップ「SOUNDやろうぜ」主宰。
近作に車のウィンカーのタイミングのズレを利用したリズムマシン「NB-606」、魂柱を失ったバイオリンを昆虫として蘇らせる「Violinsect」など。

vvekapipo (hertz)
2000年生まれ。ダンサー。コンポーザー。
福岡を拠点に、Kieth Flackにてスタッフを務めつつ、ノイズ音楽を中心とした実験集会”hertz”をオーガナイズ。ジャパノイズからテクノまでジャンルにとらわれず、即興的にサウンドコラージュミックスをするプレイスタイルを軸に、様々な現場で実験を行う。
制作においては、フィールドレコーディングや生活音のセルフサンプリングを行い再構築することで、独自の電子的音楽へと昇華させている。国内外でのライブやDJ、ミックス提供など、その活動は多岐にわたる。
近日アルバムリリース予定。
rural 2024への出演も決まっている。

hazuki ohta / 太田遥月
1999年生まれ。慶應義塾大学卒業後、山口を拠点に活動。
在学中より、有機物の分解や状況、過程から生まれいく音響的な堆積や地層に関心を寄せ、作品制作を行う。
現在は、採取した物質に刻まれた記憶やトラウマと自分のなかに意識せずに存在しているものを綺麗にせずに、曖昧に変わり続ける風景について考察している。

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Geiko International Reunionを通じた芸工のネットワーク構築を目指して

2024年3月18日、芸工インターナショナルオフィスは、芸術工学部・大学院芸術工学府を卒業した同窓留学生のネットワーク構築を目指したGeiko International Reunionを開催しました。国内外の大学で教鞭を執る同窓留学生を中心に、オンラインと対面のハイブリッド形式で集まり、芸術工学部・大学院芸術工学府と海外大学との学生交流や短期留学プログラム、共同研究などの可能性について議論しました。

Geiko International Reunionには、日本、インドネシア、フィリピン、マレーシア、アラブ首長国連邦、クウェート、イギリスの7カ国および地域から計16名の卒業生(オンライン・対面)と、芸術工学研究院の教員5名、芸術工学府の学生14名が参加しました。
芸術工学研究院からは、大学のグローバル化への取り組みと、学部生向けの旗艦プログラム「国際プログラム」について、同窓留学生の皆さんに紹介しました。また、日本およびその他の国の大学で教鞭を執る3人の卒業生を招き、学生交流プログラムや共同研究の経験を共有してもらいました。その後、九州大学と海外の大学間の学生交流をめぐる課題、価値観、可能性について議論を行いました。在学生も自分の考えや質問を投げかけました。当日は、ハイブリッド形式にも関わらず参加者間で「どのように留学プログラムを運用しているのか?」「そちらの国ではいつが学生交流に良い時期か?」といった具体的な質問や、現役学生に向けた海外で教員として働くことについてのアドバイスなど、ゆったりと充実した会話が溢れる楽しい交流となりました。

今回のGeiko International Reunionは、卒業生と教員が新しい人脈を育み、懐かしい顔を見る良い機会となりました。和やかな雰囲気の中で、皆が自由に意見を述べることができました。その結果、建設的で有意義な議論の場をもつことができました。
一度のイベントは同窓生のネットワークを深めるには十分とは言えません。芸術工学研究院では、今後も卒業生との継続的関係を構築し、大橋キャンパスに国際的な文化を醸成します。

Geiko International Reunion 2024

日時:2024年3月18日16:00-18:00
参加者:35名(対面21名、オンライン14名)
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当日のプログラム
Introduction of the Current School of Design and Graduate School of Design
Opening and Self-introduction
Introduction of the Geiko International Office, Minako IKEDA
Geiko International Program, LOH Wei Leong
Sharing the Current Situation and Program by Alumni
Iyad ALSABOUNI, American University in Dubai, UAE
YU Jun, Niigata University, JAPAN
Titis WIJAYANTO, Gadjah Mada University, INDONESIA
Discussion
Challenges faced and possibility of student exchanges
Closing
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お問合せ:九州大学大学院芸術工学研究院 芸工インターナショナルオフィス
intl-ofc(a)design.kyushu-u.ac.jp
*(a)を@に置き換えてください。
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ワークショップ:データビジュアライゼーションのデザイン

九州大学大学院芸術工学研究院では、今年度 部局間交流協定締結予定のポツダム応用科学大学(ドイツ)からボリス・ミュラー教授(インターフェースデザイン)をお迎えし、データビジュアライゼーションに関するワークショップを開催します。

開催日時:2024年5月24日(金)9:00-12:30
会場:大橋キャンパス7号館1階ワークショップ室
言語:英語
お申し込み:イベント参加ご希望の方は、下記のフォームよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/1ATgLEDBHV
定員:20名

ここ数年、データビジュアライゼーションは、膨大なデータを探索、理解、活用するために不可欠なツールとなっています。抽象的なデータを、視覚的かつインタラクティブに表現することで、データを扱う新たな機会と可能性が生まれます。

データビジュアライゼーションには幅広い用途があり、専門的なツールにも遊び心のある探索にもなることができます。洞察力を与えると同時に、楽しませてくれることもあります。アナリストが資金、商品、情報の流れを理解するのに役立つこともあれば、博物館の訪問者に、文化的な収蔵品について探求するための連想的で魅惑的な方法を提供することもできます。

このワークショップの目的は、参加者にデータビジュアライゼーションの美学と方法論的原則を理解してもらうことにあります。理論的なインプットの後、参加者同士で様々なビジュアライゼーションの実例や戦略を検討し、議論し、評価します。データ・ビジュアライゼーションがどのように機能し、現在進行中のデザイン・プロジェクトにどのように応用できるかをより深く理解してもらいたいと思います。

担当教授:ボリス・ミュラー
ポツダム応用科学大学インタラクションデザイン教授。UCLAB研究グループ共同ディレクター。
https://uclab.fh-potsdam.de
https://uclab.fh-potsdam.de/people/boris-mueller/
https://borism.medium.com