Fukuoka Art Book Fair – Discussion: Editorial Studio vol.1 Innovation

芸術工学研究院 音響設計コースの城一裕准教授が、太宰府天満宮にて開催される「第二回 Pages | Fukuoka Art Book Fair」内のイベントセッション「 Discussion: Editorial Studio vol.1 Innovation」に登壇します。
イベントの詳細は、以下のリンクよりご覧ください。

Discussion: Editorial Studio vol.1 Innovation

日時:2025年4月18日(金)12:00-13:30
会場:太宰府天満宮 文書館
登壇者:青柳桃子、城一裕、長尾周平、みさこみさこ、三好剛平、ヴィンセント・スキッパー、黒木晃、東直子
参加料:無料

キュレーション:古賀稔章、黒木晃、Studio The Future
機材協力:Blackmagic Design

*本プログラムは、2025年大阪・関西万博オランダ館文化プログラムの一環として開催されます。

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【6/7開催】第13回九州大学芸術工学部施設公開 「デザインのふしぎ体験」

九州大学芸術工学部では、2025年6月7日(土)に、第13回九州大学芸術工学部施設公開 「デザインのふしぎ体験」を開催します。

こどもから大人まで、「芸術工学」の魅力を楽しみながら学べる企画がもりだくさん!
飲食物の露店なども出店する楽しく賑やかなイベントとなっておりますので、ご家族やお友達とご一緒に大橋キャンパスへぜひお越しください。

さあ、デザインのふしぎをみんなで体験してみよう!

日 時】2025年6月7日(土)10:00~16:00
場    所】九州大学大橋キャンパス
参加費】無料
対 象】子どもから大人までどなたでも。高校生・受験生の参加も大歓迎です!
お問合せ】九州大学芸術工学部事務部総務課 企画・広報係
      TEL:092-553- 4442
      メールアドレス:gkskoho@jimu.kyushu-u.ac.jp

※企画内容等詳細は下記リンクの施設公開特設ページで随時更新します。
※企画によって、事前に申し込みが必要、受付人数の制限を設けているものがあります。

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現代実践フォーラム アーティスト・トーク #19 ダニエル・ヤング「アート制作における7つの試み」

九州大学大学院芸術工学研究院では、以下のとおりアーティストトークおよび映画上映を行います。

◇アーティスト・トーク #19 ダニエル・ヤング「アート制作における7つの試み」
 ▪日時:2025年4月14日(月)19時00分-20時30分
 ▪会場九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟録音スタジオ
 ▪使用言語:英語
 ▪参加費:無料
 ▪定員:50名
 ▪お申し込み:以下リンクのフォームより、事前にお申し込みください。
 ▪主催:九州大学大学院芸術工学研究院
 令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」
 令和4年度大学改革活性化制度「日本デザインを創造し国際発信できる人材育成のための教育プログラムの構築」

◇映画上映《Every Building, or Site, that a Building Permit was Issued for a New Building in Toronto in 2006》(2008年、13分)
 ▪会期:2024年4月10日(木)~18日(金)
 ▪会場:九州大学大橋キャンパス 芸術工学図書館1階 VAラウンジ


ダニエル・ヤング(1981年、カナダ・オンタリオ州トロント生まれ)は、トロント大学で学際的地理学を学びました。2002年以降、彼は彫刻家クリスチャン・ジルー(1971年、カナダ・オンタリオ州キングストン生まれ)と協働し、ビジュアル・アーティストとして活動してきました。

「アート制作の7つの試み」と題されたこのアーティスト・トークでは、ヤング&ジルーによる7つの作品について、初期のものから最近のものまで時系列に沿って紹介します。これらの作品は、映画インスタレーション、パブリック・アート、彫刻、書籍など多岐にわたります。

ヤング&ジルーの多くのプロジェクトは、建築、都市構造、インフラ、風景、照明を中心に展開されます。客観的でコンセプチュアル、かつ淡々としたアプローチをつうじて、私たちが作り上げた環境の現実を検証・記録する彼らの作品は、現代の建造物の多くの平凡かつ慣例化した外観に注意を促します。

彼らの映画作品《Every Building,or Site,that a Building Permit was Issued for a New Building in Toronto in 2006》(2008年、13分)は、4月10日から18日まで、芸術工学図書館VAラウンジにおいて上映されます。この作品は、建築を主題とした二人による映画作品シリーズの第1作で、後には《Infrastructure Canada》(2010–12年、三面ビデオインスタレーション)や《Berlin 2013/1983》(2016年、二面ビデオインスタレーション)などが続きます。

《Every Building…》は、トロント市内において、新たに建築許可が出された130の住所リスト(戸建住宅を除く)に基づいて制作されました。ヤング&ジルーは動画を媒体としていますが、この作品のコンセプトとタイトルは、エド・ルシャの象徴的な写真集《Every Building on the Sunset Strip》(1966年)を参照しています。各建物は、35mmフィルムの固定カメラによって8秒間の単一ショットとして提示され、いつも同じアングルから撮影されています。それぞれのショットは、建築許可の承認日時に対応して時系列に編集されています。13分の間、ある特定の時点における都市の見えざるポートレートが展開されるのです。

「要するに、この映画はアーティストたちが身を置く環境の変化に反応したものなのだ。ヤングが指摘するように、『もし都市のうちの他の部分が消滅し、これらの建物だけが残されたとすればどうだろうか?』。《Every Building…》は、最近の当地の建造物にかんする現在進行形の調査であって、トロントという都市の未来を告げると同時に、市民の生活の質に避けがたい影響をもたらす諸々の事実を包括的に組み合わせている。この映画は、言葉による説明よりも事例によって伝えようとする理想主義者たちの作品である。(デジタル録画ではなく)セルロイドを彼らが選択したことでさえ、伝統や職人技や歴史への、そして束の間の記録よりも手にとれる記録への賛同を表しているのである」──ペギー・ゲイル(2009年)

ダニエル・ヤングとクリスチャン・ジルーの個展は、Prefix Institute for Contemporary Art(トロント)、Musée d’art contemporain(モントリオール)、Künstlerhaus Bethanien(ベルリン)、The Rooms(セントジョンズ)などで開催されてきました。クリスチャン・ジルーは、グエルフ大学の美術音楽学部で教授を務めています。ダニエル・ヤングは、ベルリンとトロント、バンクーバーを拠点に活動しており、アーティストブック《Berlin 2013/1983》は2017年にARCH+より出版されました。

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九州大学大学院オンライン留学フェア「Virtual Study Fair at Kyushu University」を開催

九州大学の大学院へ進学を検討している方(外国人)に向けて、オンライン留学フェア「Virtual Study Fair at Kyushu University」を開催します。
大学院芸術工学府の紹介を行いますので、ご興味のある方は、ぜひ参加登録をお願いいたします。

日時】2025年4月18日(金)16:00~18:00(日本時間)

対象】アジアを中心とした国・地域の大学院進学希望者と保護者、現地大学の教職員など

開催形式】オンライン/Zoom

使用言語】英語

プログラム】本フェアは、以下の2部構成で実施いたします。
(第1部)16:00~17:00(日本時間)
九州大学の概要説明、外国人留学生へのキャリア支援について、国費留学生によるStudent’s voice、Q&A
※大学概要、奨学金制度などは、すべての留学生に共通することを紹介します。
(第2部)17:00~18:00(日本時間)
グループF:芸術工学府の紹介、芸術工学府所属国費留学生の経験談、Q&A

本フェアの第2部では、ご自身の興味・関心に応じて自由に各セッショングループを行き来しながら参加することが可能です。九州大学の多様な学問分野について幅広く情報を得ることができます。
九州大学で、あなたの未来への扉を開きましょう!

参加方法
参加をご希望の方は、以下のリンクから事前登録をお願いいたします。登録完了後、イベント当日のアクセス方法をメールで連絡いたします。
https://kyushu-u-ac-jp-global.zoom.us/webinar/register/WN_6WW4uoMxSje9H-FFVTmUNQ

申込受付期間】2025年4月18日 (金)まで

お問い合わせ】芸工インターナショナルオフィス(gkintl-ofc@jimu.kyushu-u.ac.jp)
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【受賞】井上大介准教授の顕微鏡作品が2024 NIKON JOICO AWARDで芸術特別賞を受賞

芸術工学研究院未来共生デザイン部門の井上大介准教授が手がけた顕微鏡アート作品が、「2024 NIKON JOICO AWARD」の芸術特別賞を受賞しました。

この賞は、株式会社ニコンソリューションズが主催するもので、顕微鏡で撮影した画像の「芸術性」と「学術性」を総合的に評価するユニークな取り組みです。生物学の分野では、生命の微細な構造が作り出す驚くほど美しいパターンや色彩が科学的発見とともに捉えられ、一方でアートの視点からは、その視覚的な魅力や創造性が注目されます。こうしたバイオとアートの融合が、新たなインスピレーションを生み出すきっかけとなっています。

井上准教授の受賞作品は、微小管と呼ばれる動く繊維状タンパク質に焦点を当てたもので、半導体製造で使われる微細加工技術を駆使して微小管の動きの方向を制御し、顕微鏡で観察した美しい画像が高く評価されました。

受賞作品の魅力的な微小管のパターンは、下記のウェブサイトでぜひご覧ください。


© 井上 大介, 2024, 2 種ポリマーの併用使用が生体ナノマシンの運動誘導効率を高める
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MulSHIP少額助成報告会を開催しました

2025年3月18日(火)、九州大学大橋キャンパス デザインコモン2Fにおいて、「MulSHIP少額助成報告会」を開催しました。

「マルチバース社会デザイン研究拠点プロジェクト(Multiverse Social & Human Innovation Project:MulSHIP)」は、九州大学大学院芸術工学研究院が中心となって進める文部科学省の概算要求採択事業です。本プロジェクトは、仮想空間と現実空間が融合するマルチバース社会において、人々が健康を維持しながら多様な幸せ(Well-being)を実現できるデザインと仕組みの研究および社会実装を目指しています。

報告会では、本プロジェクトの一環として、マルチバースの視点を取り入れながら研究を進める教員らが、2024年度の研究成果や進捗状況、現状の課題等について発表しました。
当日は、発表者15名を含む32名が参加し、それぞれのプレゼンテーションが行われた後、活発な質疑応答が交わされました。
発表テーマは以下の通りです。
・人類とヒト以外の動物との共生・生存をつなぐ動物腸内細菌叢の研究
・バーチャル空間における人々の身体特性に適応するコンテンツの開発
・複合現実における人間の物理空間と仮想空間への動作適応に関する研究
・非侵襲の遺伝子情報の取得
・配信側の実現性を考慮した360度医療ライブ配信システムの開発と実装
・非装着型空中浮遊HMDにおける頭部回転計測の高速化
・腸内マイクロバイオームの代謝モデリングとデジタルシミュレーション
・マルチバース空間における遠隔カウンセリング技法の開発
・VR/ゲーミフィケーションを活用した市民参加型都市計画ツールの開発
・VR技術許容に関連する要因の検証
・VRを用いた内視鏡的粘膜下層剝離術のトレーニング空間の構築
・VR環境と睡眠、概日リズムおよび脳機能に関する研究

また、発表後には、改修が完了した環境適応研究実験施設(ホモトロン)のお披露目も行われ、参加者は、2面に広がるマルチバースのモデルを実際に体感しました。

本報告会を通じて、さまざまな視点からの意見交換が行われ、新たなアイデアや研究課題が生まれる場となりました。次年度に向けて、各研究のさらなる進展が期待されます。
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未来構想デザインコース・港岳彦教授が脚本を手掛けたドラマ「I, KILL」が5/18よりWOWOWで放送

WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んで贈る、初の完全オリジナル大型企画「連続ドラマW I, KILL」(読み:アイキル)の脚本を、芸術工学部未来構想デザインコースの港岳彦教授が手掛けました。
本作は 5月18日(日)よりWOWOWにて放送・配信されます。ぜひご覧ください。


「連続ドラマW I, KILL」

放送情報
放送・配信開始日:5月18日(日)
毎週日曜 午後10:00〜
※第1話無料放送(全6話)

スタッフ・キャスト
脚本:港岳彦 ばばたくみ 川滿佐和子
監督:ヤングポール 服部大二
音楽:フジモトヨシタカ
出演:木村文乃 田中樹 田牧そら 富田靖子 高橋克実 山本耕史 ほか
制作協力:松竹
制作プロダクション:松竹撮影所
製作著作:WOWOW

詳細は以下のリンクからご確認ください。

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紀要「芸術⼯学研究40号」を発⾏しました

研究紀要「芸術⼯学研究40号」を令和7年3⽉31⽇付けで発行しました。

掲載論文等は「九州大学学術情報リポジトリ」からダウンロードしてご覧いただけます。
また、冊子PDFは芸術工学部Webサイトの紀要『芸術工学研究』ページでご覧いただけます。


【40号⽬次】

研究論文(翻訳)
Addressing Causality:
Participatory Evaluation on Improvisational Drama Workshops for People with Dementia and Their Carers(日本語版)
因果関係の解明に向けて
―認知症の人たちとケアスタッフを対象とした即興演劇ワークショップの参加型評価
|中村美亜、勢島奏子、櫻井香那、長島洋介、YAO Yaya

研究報告
西洋音楽における楽器模倣と音響表現の多様化
―人間と機械の相互形態模写の側面から
|松宮圭太

GEIKO EXPO 2024 特集
芸工研究交流発表会 GEIKO EXPO 2024
|張彦芳、元村祐貴、羽山康之

Glocalized Pedagogy: Theater as a Tool for Teaching Non-Verbal Communication and Intercultural Skills
|ZARINS Martins

グリーンストラクチャーとブルー・グリーンインフラ:ネットワーク型の緑と雨水
―自身の研究・作品についての GEIKO EXPO 2024 での発表の概要―
|木藤健二郎

「世界創造としてのデザイン・ナラティヴ」という発想
イタリアの物語ドリブンのデザインアプローチの研究からの視座
|羽山康之

Navigating Technology in Foreign Language Education
A Retrospective Journey from Isolation to Community
|BLANCO CORTES Laura Maria

ゴシック聖堂における螺旋階段の外観
通行システムの研究に向けて
|嶋﨑 礼

バーチャルリアリティ環境への応用を目的とした触覚提示手法:
自身の研究紹介と GEIKO EXPO 2024 での発表の概要
|亀岡嵩幸

研究センター報告
社会包摂デザイン・イニシアティブ2024年度活動報告
|知足 美加子、尾方 義人、中村 美亜、長津 結一郎

表紙作品
栗山 斉,《afterglow》(部分),2015 年,
     鏡、針金、社の石垣,サイズ可変
©Hitoshi Kuriyama

参照リンク

紀要「芸術工学研究」

 『芸術工学研究』は、 平成15(2003)年10月に九州芸術工科大学と九州大学が統合されたことを機に、 それまで九州芸術工科大学において有志によって刊行されていた論集を、 同一誌名ながら巻号を新たにし、九州大学大学院芸術工学研究院の研究紀要として発刊することとなった雑誌です。本誌は、九州大学大学院芸術工学研究院における多様な研究活動や実践的取り組みを広く発信する場として、多くの皆様のご協力のもと、内容の充実を図ってまいりました。本誌では、学術的成果に加え、実践的・創造的なプロジェクトや多様な活動記録も積極的に収録しており、芸術工学の学際的な特性がより際立つ内容となっています。

 バックナンバーはすべて九州大学学術情報リポジトリ(QIR)にて公開しており、多くの方々に広くご覧いただけるようになっております。また、冊子PDFは、以下のアイコンをクリックすると閲覧できます(26・27号以降の閲覧可)。

九州大学学術情報リポジトリ(QIR)ページ

芸術工学研究(九州芸術工科大学「芸術工学研究」編集委員会編):1-6号(1999-2003)
芸術工学研究(九州大学大学院芸術工学研究院紀要「芸術工学研究」編集委員会/編集ワーキンググループ編):1-40号(2004-2025)

紀要一覧(冊子PDF)

40号 [2025.3発行]

39号 [2024.3発行]

38号 [2023.3発行]

37号 [2022.11発行]

36号 [2022.3発行]

35号 [2022.10発行]

34号 [2021.3発行]

33号 [2020.11発行]

32号 [2020.3発行]

31号 [2019.10発行]

30号 [2019.3発行]

29号 [2018.10発行]

28号 [2018.3発行]

26号・27号 [2018.1発行]

【重要】令和7(2025)年度 博士後期課程入試【2025年10月入学(2次募集)】及び 令和8(2026)年度 博士後期課程入試【2026年4月入学(1次募集)】募集要項を公開 しました。

詳細は以下参照リンクからご確認ください。

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【重要】令和7(2025)年度 修士課程 自己推薦入試(2025年10月入学)、令和8(2026)年度 修士課程 自己推薦入試(2026年4月入学)及び令和8(2026)年度 修士課程 一般入試(2026年4月・10月入学)募集要項を公開しました。

詳細は以下参照リンクからご確認ください。

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ストラテジックデザインコースの学生が「第10回・医美同源デザインアワード」で大賞を受賞

大学院芸術工学府ストラテジックデザインコース修士1年生の添田翔馬さんと宮里華奈さんが、「第10回・医美同源デザインアワード」において大賞を受賞しました。

医美同源デザインアワードは、一般社団法人菊地誠22世紀医美支援事業団が主催するコンペで、「入院生活を豊かにするデザイン」をテーマに作品を募集しています。
今回、大賞を受賞した作品『あつめて!ホスピタン』は、小児患者の「わからない・怖い気持ち」に寄り添い、入院生活をポジティブに変容するプレパレーション用コンテンツです。
本作品は、2024年度の芸術工学府の授業「スタジオプロジェクトⅠ-Ⅳ(担当教員:秋田直繁,松隈浩之,工藤孔梨子,富松俊太,平井康之)」の九州大学病院(医系地区)・国際医療部との共同プロジェクトにおいて制作されました。

また、2025年3月14日に金沢21世紀美術館で開催された「第10回医美同源シンポジウム」にて、両学生が受賞作品のプレゼンテーションを行いました。
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