【学生の受賞】学生が「デザインパテントコンテスト」で優秀賞(出願支援対象)を受賞

芸術工学部では、学年や所属コースの異なる学生が共同で課題に取り組み、問題解決に取り組む方法を学ぶと共に、従来のデザイン領域の枠を超えた広範なデザインスキルや知識の習得を図る授業『コース融合プロジェクト』を実施しています。

令和4年度に開講した『コース融合プロジェクト:デザインパテントコンテストへの応募を通じて知的財産とデザインとの関係を理解する』(主担当:麻生典准教授、副担当:杉本美貴准教授)では、学生が自ら考えたデザイン(意匠)を「デザインパテントコンテスト」に応募し、芸術工学部インダストリアルデザインコース3年の森分巧輝さんのデザイン「計量カップ」が優秀賞を受賞しました。

「デザインパテントコンテスト」は、先行意匠調査を行なった上で自らが考えたデザイン(意匠)について応募し、特に優れたものが優秀賞(出願支援対象)として表彰され、特許庁への出願の支援を受けることができるものです。今年度は639件の応募があり、31件が優秀賞に選ばれました。

森分さんのデザイン「計量カップ」は出願支援対象のため公開できませんが、優秀賞にふさわしい素晴らしいデザインです。
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【芸工公式YouTube】鍵盤三景『ハイパーピアノ:鍵盤を越えて』演奏動画を公開しました

2022年10月30日(日)に九州大学芸術工学部主催で開催した、2022年度コンサートシリーズ「鍵盤三景」第2回目『ハイパーピアノ:鍵盤を越えて』の演奏動画を芸工公式YouTubeで公開しました。

ピアノ。白鍵52、黒鍵36の計88を備え、広い音域と深い音楽性は多くの音楽家を魅了し続けています。「鍵盤三景」は、このピアノという楽器をベースに、アコースティック、プリペアド、エレクトロニクスといった方法で最先端の鍵盤音楽の歴史、現在、そして未来を俯瞰しようとするものです。
今回の一連の演奏会は、2022年2月に行われた”Feldman meets freq”を前身としています。九州大学芸術工学部が誇る設備で、芸工内外の優れた作曲家、演奏家の音楽をお楽しみください。鍵盤の別の一面を新たな視点でご覧いただければ幸いです。

なお、「鍵盤三景」は、2023年1月29日(日)に第3回目『ゾンビピアノ』を開催予定です。
詳細はPeatixイベントページをご参照ください。



鍵盤三景『ハイパーピアノ:鍵盤を越えて』
 

■開催日時:2022年10月30日(日)16時開演、15時半開場
■会場: 九州大学大橋キャンパス音響特殊棟

*本コンサートで演奏した2つの楽曲「松宮圭太『したたり』ハイブリットピアノのための (2019 年)」「マイケル・ピサロ=リュー『fields have ears (1)』(2008 年)」を芸工公式YouTubeで公開しています。

 

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【研究】工藤真生助教の研究論文が(米国国際ジャーナル)Visible Language * 12月号に掲載されました。

工藤真生助教の研究論文が(米国国際ジャーナル)Visible Language * 12月号に掲載されました。

【研究概要】
本研究は、標準化の次のピクトグラムのデザイン及び、調査方法のあり方を検証することを
大目的とし、19名の成人知的障害者を対象に、経路探索場面を想起した状態でわかりやすい
ピクトグラムのデザインを検証しました。
その結果、5つのグラフィックエレメントがピクトグラム の理解度を高めるために効果的で
あることがわかりました。
またIQと理解しやすいピクトグラムの関連では、motion lineと実際の向きが、IQが低い群ほど理解されやすいことが示唆されました。

ピクトグラムは1974年AIGA| USDOT(アメリカ・グラフィックアーツ協会 | 米国運輸省)により、標準化されたことで、公共に多くの恩恵をもたらしました。
しかしながら、汎用性を高めるため、デザインが抽象化されたことで、理解が難しく、知的障害者・認知症者のようにこぼれ落ちてしまった、対象も多く存在します。
ピクトグラム本来の目的である、ノンバーバルコミュニケーションを果たすため、標準化の次のステップとしてのピクトグラムデザイン、そして理解度調査方法のあり方についても、考察をしています。

*Visible Languageは、デザインの査読制国際ジャーナルで歴史がある、米国の学術雑誌で、
過去の執筆者には、 John Cage, Adrian Frutiger, Dick Higgins, Richard Kostelanetz, Craig Saper, George Steinerがいます。


【タイトル】 
Graphic Design of Pictograms Focusing on the comprehension of People with Intellectual Disabilities
– The next step in standardization: Pictogram Design and Evaluation Methods

【ジャーナル】
Visible Language

【問い合わせ】
九州大学大学院 芸術工学研究院
工藤真生 m-kudo@design.kyushu-u.ac.jp

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第1回芸工Alumni Reunionを開催しました

芸工インターナショナルオフィスでは、2022年12月9日(金)に「第1回芸工Alumni Reunion」をオンラインで開催しました。

第1回目となる今回は、芸術工学府を卒業後、海外で教育に従事する留学生が参加しました。
卒業後に連絡を取り合う機会の少ない卒業留学生が集い、お互いの大学の教員や学生間での共同研究・共同プロジェクトといった活発な学術交流へつなげることが目的です。
また、卒業生から芸術工学府の魅力を各国の学生に紹介してもらうことで、より多くの優秀な留学生が芸術工学府へ来てくれることを期待しています。
地理的に離れ、異なる言語・文化的背景を持っている双方の大学が、今後COIL(Collaborative Online International Learning)のモデルとなるオンライン教育や、より質の高い学術的コラボレーションの実現を目指すためにも、Reunionでの交流が将来きっと役立つと考えています。

今後の芸術工学府とのコラボレーションの実現に向けて、ポストコロナにおける対面でのデザインワークショップの開催や、共同研究プロジェクトの実施、芸工EXPOのような研究発表会の実施などについて意見が交わされました。
近い将来、卒業生が大橋キャンパスに集まり実際に顔を見ながら、お互いの研究や興味のある教育テーマに沿って議論を行う日が来るのを皆楽しみにしています。


■参加大学:大連理工大学、山東服装職業学院、河南工業大学

■現役留学生オブザーバー:1名

【お問合せ】
 芸工インターナショナルオフィス
 Email :intl-ofc@design.kyushu-u.ac.jp

農学研究院×芸術工学研究院 第3回半農半アートフォーラム「文化からみる農ある暮らしの価値~総合知によるグローカルな人材育成に向けて~」

社会包摂デザイン・イニシアティブでは、認定NPO法⼈⼭村塾と協働し、中⼭間地域を舞台として「アート×農」をキーワードとした取り組みを行ってきました。
また、アーティスト・イン・レジデンス(芸術家による滞在型制作)や、中⻑期に滞在している国内外からのボランティアとの作品共同制作などの取り組みを踏まえ、「半農半アート」のライフスタイルを基盤とした包摂型地域づくりや農業ボランティアの新しい仕組みのモデルについて考えるため、2年間にわたり研究会等を開催してきました。

今回のフォーラムでは農学研究院と芸術工学研究院の知見を融合することにより、文化の視点から農村社会の価値をどのように語ることができるかを考え、今後の研究や実践のための萌芽を見つけることを目指します。「半農半アート」のライフスタイルを通じた未来の「農ある暮らし」をともに考えます。


九州大学大学院農学研究院×九州大学大学院芸術工学研究院
第3回半農半アートフォーラム
「文化からみる農ある暮らしの価値 ~総合知によるグローカルな人材育成に向けて~」

○日時:2023年1月9日(月・祝)14:00-17:00(開場13:30)

○場所:九州大学伊都キャンパス 伊都ゲストハウス 多目的ホール
   (〒819-0395 福岡市西区元岡744)
   *YouTubeによるオンライン配信あり

○プログラム
■話題提供
「里山保全と農ある暮らし」
朝廣 和夫(九州大学大学院芸術工学研究院准教授 / 緑地保全学)

「芸術活動と農ある暮らし」
長津 結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授 / アーツマネジメント)

実践報告「八女市黒木町笠原での『奥八女芸農プロジェクト』」
小森 耕太(認定 NPO法人山村塾理事長)
武田 力(演出家・民俗芸能アーカイバー)

「農村の価値を可視化する」
野村 久子(九州大学大学院農学研究院附属国際農業教育・研究推進センター 准教授 / 農業資源経済学)

「国際的な教育プログラムの場としての農村」
廣政 恭明(九州大学大学院農学研究院附属国際農業教育・研究推進センター 准教授 / 生物化学)
房 賢貞(九州大学大学院農学研究院附属国際農業教育・研究推進センター 助教 / 栄養化学)

■ディスカッション/今後の連携に向けて

○定員:対面30名(オンライン配信もあり)

○参加費:無料

○申込方法:事前申込制。以下のURLにアクセスし、申込事項に記入をお願いします。
     (フォームURL)https://forms.gle/BJ56ghfSx5XgkSGT9
       申込締切日:2023年1月5日(木)まで

○主催:九州大学大学院芸術工学研究院社会包摂デザイン・イニシアティブ
○共催:九州大学大学院農学研究院
○助成:九州大学令和4年度人社系学際融合プログラム030「『半農半アート』のライフスタイルを通じた未来の農村社会デザイン」

○問い合わせ先: 九州大学大学院芸術工学研究院社会包摂デザイン・イニシアティブ 半農半アート担当
        Eメール: sal-cul@design.kyushu-u.ac.jp

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2022年度 第2回社会包摂デザイン研究会「配慮」 開催報告

社会包摂デザイン・イニシアティブ(DIDI)では、不定期で「社会包摂デザイン研究会」を開催し、「社会包摂デザイン」の方向性を様々な角度から検討しています。11月28日(月)に開催された第2回では、司会進行の長津結一郎先生から、日常生活における「配慮」の多義性についての問題提起を受け、一般社団法人hare to ke lab代表理事の梶原慶子さん、芸術工学研究院の須長正治先生(色彩・視覚科学)、高田正幸先生(音響デザイン学、音響環境学)、増田展大先生(映像メディア論、視覚文化論)にご登壇頂き、「配慮」について議論しました。対面とオンラインを同時に行うハイブリッド開催で、36名の方にご参加頂きました。


梶原慶子さん「行政からみる〈配慮〉」

福岡市役所で「Fukuoka Art Next」などのアート事業を担当しながら、一般社団法人hare to ke labの代表理事を務める梶原さん。そんな梶原さんは、サービスの「冗長性」を行政の制度に組み込むことが配慮において重要だという視座を提示しました。冗長性は、一般的には縦割りの役割分担で生まれる無駄な重複と理解されますが、それを徹底的に排除し、合理化するならば、制度の網の目から零れ落ちる問題も増えるのだと言います。例えば、児童養護施設の退所時期が一律18歳とされてきたように、制度は固定的な線引きを伴いますが、ICF(国際生活機能分類モデル)が提唱するように、当事者の直面する困難の要因はケースバイケースだと考えられます。人口減少・経済停滞により公助の拡大が期待できない状況で、「互助」や「自助」の果たす役割が大きくなることを意識した取組みが必要とされていますが、こうした多様性に対応する上では、それを階層的に統合するのではなく、さまざまな組織や機関が連携し、重層的な網の目をつくる視点も重要ではないかと問題提起しました。


須長正治先生「色覚多様性からみる〈配慮〉」

色覚多様性に対応したデザインを研究する須長先生は、色は波長の異なる電磁波であり、人間の知覚に基づいて主観的に認識されているに過ぎないことを強調しました。多数の人が3つの色覚で色を認識しているものの、男性の約5%、女性の約0.2%が「色覚異常」と分類されています。そこで、見分けられない色の組み合わせがあるために、就職の制約となったり、情報弱者になってしまう状況に対し、実は社会的要因、社会での色の使い方から変えていく必要があるという問題意識から研究を進めてきました。そして、「配慮」には、正しい科学的な認識が欠かせないにもかかわらず、未だに物理の教科書に「赤錐体細胞・青錐体細胞・緑錐体細胞」という3色覚に基づく説明が掲載されるなど、バイアスを招く科学的説明が掲載されていることにも懸念を示しました。


高田正幸先生「音響デザインからみる〈配慮〉」

高田先生は、音が人間に与える影響を踏まえて音や音環境をデザインする研究をしており、保育施設の事例から「配慮」を考えました。保育施設は音の問題から近隣住民に受け入れられにくい実態があります。しかし、実際に音をめぐる住民の意識調査を行うと、保育施設の音に対する不快感と実際の騒音レベルは対応していませんでした。別の調査によると、保育施設の有無は住民の音環境の満足度に影響していないことが分かりました。音に対する感受性の高い住民が保育施設の設置により否定的であり、そこから、音への感受性が高い住民に対する「配慮」を考え、どのような音を抑制すれば良いのかを考えるだけでなく、保育施設での公開行事など、住民との交流を通じて理解を得るといった非音響的なアプローチも有効なのではないかと説明しました。


増田展大先生「人文学からみる〈配慮〉」

美学・芸術学が専門の増田先生は、「配慮」という言葉を「ケア」の観点から捉え、新自由主義とグローバル化が、ケアが軽視される状況を生み出しているという背景を踏まえて、人類学者アネマリー・モルによる『ケアのロジック』の議論を紹介しました。糖尿病患者の実践を調査したモルは、情報提供に基づく能動的な自己決定を善いことと見做す「選択のロジック」に、「ケアのロジック」を対置します。「ケア」と言うと、優しさや献身のような誰かが一方的に与えるもののようにイメージされがちですが、患者たちは自由な選択をするというよりも、他の人間や技術と知識を巻き込みながら、自分自身を手直ししている点では能動的であり、この点こそが、「デザイン」と結び付く点なのではないかと、増田先生は指摘しました。


クロストーク

クロストークでは、主に2つの論点が議論されました。第1に、多様性に配慮する上で何をしなければならないのか、第2に、合理的配慮は実は個人主義な段階に留まっているのではないかというものです。
まず、須長先生と高田先生の発表が提起したのが、同じ物理的な条件でも主観的な認識が人によって多様であることに、どのように配慮できるのかという論点でした。あるいは、梶原さんが制度の網の目から零れ落ちてしまう問題があると指摘したように、合理的、画一的な「解」を提示する試みは、時に多様性を排除してしまいかねないという問題です。高田先生からは、だからこそ、コミュニケーションを通じて零れ落ちたものを拾い上げ、落としどころを探ることが重要なのだという共通の課題が提起されました。
そして、梶原さんが取り上げた、公助が拡張できず、自助や互助の領域で対処せざるを得ない問題が増えている状況を踏まえ、増田先生は、合理的配慮も自分自身の選択を迫るという自助の論理に飲み込まれてしまうことがあると懸念します。長津先生も、建設的対話を通じて集合知を形成するはずの合理的配慮が、当事者に申告させ、選択を迫る「個人モデル」的な運用に留まりがちだという批判を紹介しました。これを受けて、須長先生は、障害者支援の場で、まずは合理的配慮を「やってみる」段階から始めてきたが、そろそろ合理的配慮の結果を見る段階に歩みを進めなければならないのではないかと説明しました。
「配慮」という言葉が何を意味するのか、私たちはどうすれば良いのか、明快で一般的な結論を示すことは難しいものの、1人1人が異なる認識を持つことを前提に、絶え間なく対話を繰り返しながら新たな共通認識を育む営みが大事だということを再認識できるような場になったのではないかと思います。


DIDIでは研究会をより良いものにするべく、毎回、参加者の方々にアンケートを実施しています。「配慮」から連想する言葉を回答数が多い順に列挙すると、「合理的配慮」(5人)、「思いやり」(2人)、「障害(障がい)」(2人)がありました。
また、研究会の感想として
「いつもマイノリティから理解を求めるのではなく、マジョリティ側を変える方法を教えてほしいです!」、
「「配慮≠誰かが誰かに一方的に与えるもの」ではないのではないか、選択肢が多いことは本当によいことであるかという疑問提起にハッとさせられた」、
「強くて自立した”理想的な”個人から脱して、弱さや曖昧さや、それゆえに生まれる人と人(や環境)との関係性にフォーカスしていけると、もう少し楽になれる人がいるんだろうなということを感じました」など、
「配慮」という言葉の持つ難しさに関する反応を頂きました。


2023年2月には第3回研究会を実施する予定です。引き続きご参加頂ければ幸いです。
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芸術工学部学生団体PanXによる2022年度公演「つづく、火とそれから」開催

九州大学芸術工学部学生団体PanX(パンクス)による2022年度野外公演『つづく、火とそれから』を、大橋キャンパスフライパン広場で開催します。
フライパンに円形スクリーンを設置し、「朗読とインスタレーションで紡ぐ揺らいでは消える物語」を表現します。
お申し込みの上、ご来場ください(入場無料)

■ 開催日
2022年12月16日(金)
(雨天時は翌々日12月18日(日)に順延します)

■ 開催場所
九州大学大橋キャンパス フライパン広場

■ 公演スケジュール
[第1回公演] 開場:18:40 / 開演:19:00
[第2回公演] 開場:19:20 / 開演:19:40
[第3回公演] 開場:20:00 / 開演:20:20

■ 入場料
無料(事前予約が必要)
公演の観覧をご希望の方は、こちらの予約フォームよりお申込みをお願いします。

最新情報は公式SNSより随時発信しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
Twitter: @PanX_22
Instagram: @PanX_22

公演に関するお問い合わせは、以下のメールアドレスにて受け付けております。
Mail: panx2022team@gmail.com

■代表:渡辺慧大/芸術情報設計学科4年、中村 燎平/音響設計学科4年、
       山本 麟太郎/音響設計学科4年(顧問/知足美加子)

■協力:芸術工学50周年事業基金
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第26回デザイン基礎学セミナー『存在論的デザインとは何か、デザインするのは誰?それとも何?』

デザイン基礎学研究センターでは、デザインとは何かを根本から考えることを目的として、 デザイン基礎学セミナーを開催しています。このたび、第26回デザイン基礎学セミナー「存在論的デザインとは何かデザインするのは誰?それとも何?」を開催します。
どなたでもご参加いただけますので、みなさまのお越しをお待ちしております。

第26回デザイン基礎学セミナー
『存在論的デザインとは何か、デザインするのは誰?それとも何?』

【概要】
デザインの達成目標としてウェル・ビーイングが言われて久しい。
たんなる機能や利便性ではなく、存在そのものの〈よさ〉に焦点があてられるのは
なぜだろう。近年注目されている「存在論的デザイン」の動向についてその基本的な
考え方を紹介し、その可能性を探る。

【登壇者】
古賀徹  「存在論的デザインの基本的な考え方」
増田展大 「デザインの人類学的思考と存在論について」

【日時・会場】
2022年12月20日 (火) 17:00-19:00 (16:50開場)オンライン開催
*今回は外部講師をお招きする代わりに、デザイン基礎学研究センターのスタッフが内容を
 できるだけわかりやすくお話しし、皆様の質問に答えます。
*ご関心のある方はどなたでも自由に参加できます。
 参加ご希望の方は、こちらの参加申込みフォームからお申込みください。
 当日にZoom URLを送りします。

締切:12月19日まで

【参加料】 無料

【お問合わせ】
デザイン基礎学研究センター 古賀徹(九州大学大学院芸術工学研究院)
designfundamentalseminar@gmail.com

【主催】 九州大学大学院芸術工学研究院 デザイン基礎学研究センター
【共催】 九州大学芸術工学部芸術工学科未来構想デザインコース
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学生による展示会「PEN展」を開催しました

芸術工学府、芸術工学部の有志学生による3Dプリンタで制作したボールペンの展示会
「PEN展」を11/15(火)~11/17(木)に大橋キャンパスで開催しました。

全ての展示作品は3Dプリンタで制作しており、実際に試し書きをすることができます。
また、新たなサプライチェーンの実験として、本展示会の作品集には3DデータをダウンロードできるQRコードが添付されているため、ご自身で展示作品を再現することができます。

本展は、芸術工学部50周年記念事業における「学生・卒業生・教職員との交流・連携支援(「勧進」企画)」の助成により実施されました。
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社会包摂デザイン・イニシアティブ連載コラムが第10回目となりました!

令和4年秋に連載が開始された、社会包摂デザイン・イニシアティブのコラム
横からすいません。ー デザイナーが社会包摂考えます。
が12月6日で第10回目を迎えました。

ここでは「社会包摂」というテーマについて、様々な角度から考えています。

【これまでのテーマ】
第1回 社会包摂ってなんだかわかるような、、わからないような、、
第2回 ジェンダー 腫れ物議論ではないです
第3回 あなたは女ですか?男ですか?0〜10でお答え下さい。
第4回 社会で育てる 向こう三軒両隣
第5回 必要だけど、うちの隣はいやだ
第6回 合理的配慮!? 積極的理解と対応
第7回 誰も悪くないんです。だから、みんなでなんとかしないと。
第8回 公共ってなんか緊張するわー
第9回 見えにくいけど大変なんです。軽度障害って?
第10回 禁止の形は美しくないのです。

今後も、毎週火曜日に投稿していく予定です。
毎回の記事の終わりにミニアンケートを掲載しておりますので、ご協力いただけると幸いです。

参照リンク

【研究紹介】九州大学Webサイトに中村恭子助教の研究紹介が掲載されました

九州大学Webサイトの「芸術工学研究院 研究紹介」ページに、未来共生デザイン部門 中村恭子助教『日本画に見られる書き割りという空間概念についてが掲載されました。

下記参照リンクよりぜひご覧ください。

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「写真とことば」ジェンダーデザイン・コンテスト入賞作品展を開催

社会包摂デザイン・イニシアティブ(DIDI)と福岡市男女共同参画推進センター・アミカスとの連携で、2021年度から継続して「写真とことば」ジェンダーデザイン・コンテストを行なっています。
第2回目を迎える今年度のコンテストでは、11月3日(火)に公開二次審査を行い、入賞作品を決定しました。

入賞作品展として、

12月1日(木)〜6日(火)福岡アジア美術館 交流ギャラリー
12月7日(水)〜9日(金)福岡市役所1階 多目的スペース

にて、巡回展示を行いますので、ぜひご来場ください(観覧無料)。


第2回(2022年度)「写真とことば」ジェンダーデザイン・コンテストについて、下記のとおり紹介されております。

■西日本新聞コラム『風向計』 に掲載 
  コラム全文:https://www.didi.design.kyushu-u.ac.jp/nishinipponshinbun_20221123/
■NHK福岡での報道映像
  https://www.nhk.jp/p/ts/QM853J35JW/blog/bl/poMgKvmJ4n/bp/pWadN4bdkO/


なお、これまでの各種ジェンダー展を冊子にまとめた図録を、DIDI Webサイトのアーカイブコーナーに掲載しておりますので、併せてご覧ください。
https://www.didi.design.kyushu-u.ac.jp/archive/zuroku/

参照リンク