習慣から考えるスマートフォンのデザイン提案

日常の生活において、意識せずライターの蓋の開閉を繰り返したり、飲み物のストローを噛んだりといった「思わず遊んでいる行為」が多くあります。
これらの行為を調査・分析を行い、スマートフォンの造形・言葉・行為を考えました。造形の幅の少ないスマートフォンに対し、「思わず遊んでいる行為」を造形の要素とすることで新しいスタイリングを生みます。

小児ぜんそくのためのデザイン —行為分析と情報編集によるデザイン手法の開発—

小児ぜんそくの発作管理を対象に、行為分析と、治療情報の整理、再編集を行い、デザインの手法を構築した。これを基に治療の習熟度・目標ごとにピークフローメーターとぜんそく手帳を使い分ける新たな発作管理のシステムとプロダクトを提案しました。

あまおうの受粉支援ロボットシステム「mao」

福岡のブランドイチゴであるあまおうのためのロボットの提案です。あまおうは、高い品質のために、みつばちによる自然受粉を行っています。しかし、受粉不良やイチゴ栽培とミツバチの世話の両立など多くの問題があります。
これを解決するために、ミツバチの飼育と受粉を支援するロボットをシステムとして提案しました。

せいくらべカメラ

マンションやアパートに暮らす人が多くなり、柱にしるしを付けて身長を記録する風景はあまり見られなくなりました。
この提案では、壁に取り付ける定点カメラで、重ねて撮影することで、成長の様子を記録することができます。
一つのモノやくらしを大切につないでいくことが、本当のサスティナブルデザインと考え、形や使い方から、長い間持ち続けたい愛着感や信頼感を導きました。
第6回産業技術大学院大学デザインコンテスト 佳作

画用紙トレイ

お絵かき用の画用紙がたくさん収納できる子供用のトレイです。
ペーパーウエイトの役割のある棒が、紙を取るとコロコロ回って降りてきます。子供が次々と絵を描きたくなり、創造性を育みます。
★JIDA・KIGS 学生デザインコンペ2012「うつくしいくらしをデザインする」 優秀賞

スマートクロス

立体的な表現を用いて、歩行者に車両が通過してくる事を示唆します。同時に、車へは減速を喚起する横断歩道のデザインです。
また、交差点を景観として捉え、全体を環状になるよう接続しました。 この背景は、J.J. ギブソンの論文「A Theoretical Field- Analysis of Automobile-Driving」(1938) を援用し、運転者と歩行者の観察とフィールドの分析を行うことで、運転者と歩行者の振る舞いや、それに関わる要素を明らかにし、よりよい道路環境を設計する為の要件抽出を行ったことにあります。
★第6回産業技術大学院大学デザインコンテスト 最優秀賞

血液事業におけるプロダクトデザインの研究  廃棄・情報・振盪保管の設計

福岡県内における血液事業のフィールド調査を行い、使用製品における問題点に関してデザイン設計の観点から解決を図ることを目的としたものです。
フィールド調査により抽出された要件から、献血事業全体への提案と振盪保管や比重針のデザインを行ないました。

形状印象からのプロダクトデザイン研究

プロダクトには、その形状で適切に印象を与える役割があります。本研究では、段階的かつ微細に変化する形状と印象の関係を詳細に調査することで、より望ましいプロダクト形状を導くことを目的とました。その結果、プロポーションや曲率に関して〈やさしい〉印象と〈清潔な〉印象を持つ輸液ボトル形状を導きました。

小さなヘヤ、大きなカヤ

 昔、モンスーン気候で、生きていくための知恵として生み出された蚊帳という装置を、現代に建築化しました。
 蚊帳は風や光を通しながら虫を防ぐ寝具であり、高温多湿で柱中心の住宅形式を持つ日本の住環境で重宝されてきたものです。
 現在は気密性を高めた壁中心の住宅形式への変化、それにともなう網戸の普及により、蚊帳の存在は消えつつあります。蚊帳によって形成される半外部的な領域に再度注目し、それを空間に最大限に取り込むことによって日本の狭小な住宅環境にも適応しうる、おおらかな住宅形式を提案します。
 敷地は長屋住宅が密集する木造密集住宅地。手法としては部屋と蚊帳の関係を反転させ、部屋の周りを蚊帳によって囲まれた大きな半外部の領域をつくりました。
 蚊帳によって形成される大きな半外部空間は半透明な境界によって路地とは隔てられながらも、住民との交流を持ちうる大きな余白となります。
 また、蚊屋の性質により、害虫を防ぎながらもやわらかな光と風を最大限に享受できる住環境を狭小密集地においても生み出すことができます。
 カヤによって出来るやわらかな余白により、住環境の改善とともに、密接した住宅地の関係性をよりおおらかに受け継ぐことが出来ればと考えました。

平成25年度 芸術工学部オープンキャンパスを開催!

今年は雨天にも関わらず、遠くは岩手県からご来場いただき、昨年を上回る1,150人の方に参加いただきました。

5学科が準備した様々な企画を体験した高校生からは、

「建物について調べて形にしていくところがすごく楽しそうでした。」(環境設計学科を受験希望)

「自分の学びたいインダストリアルデザインを学べるし、自分の手でデザインから設計まですること、さらには、人間工学に基づいたデザインをすることができるところに魅力を感じました。」(工業設計学科を受験希望)

「ホールを設計してみたくなりました。」(音響設計学科を受験希望)

「アニメーションなどのクオリティがとても高かったです。」(画像設計学科を受験希望)

「コンピュータと現実の世界が深く関わりあっていることをこれから学んでみたくなりました。」(芸術情報設計学科を受験希望)

などといった声があり、芸術と工学が融合した「芸術工学」というユニークな学問に深く興味を示していました。
添付ファイル

折り織り屋根

屋根が波のように連なり、群がっている風景。
この建築はそのような日本の風景を想いながら考えました。
屋根は外に広がり、内部には折り込まれています。屋根が内部に折り込まれることで、屋根の上でのアクティビティがそのまま室内でもつながっていくような空間を意識しました。
この建物は6つの店舗を含んだ店舗付き集合住宅です。
屋根が空間を折り込んでいくことでお互いの営みの場は干渉しあってできています。屋根はそれぞれの役割を果たしながらも、集まってこの土地の風景をつくっていきます。

参照リンク

5月の施設公開イベント、環境設計学科の催しは大好評でした!

平成25年5月11日(土)に大橋キャンパスで行われた「芸術工学部大公開!36個のフシギ体験」イベントで、環境設計学科は5つの企画で参加し、いずれも大好評でした。





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