ナラティブデザイン講座×ADAA クリエイターズトーク「VRアニメーションデザイン~大賞作品『耳に棲むもの』をとおして~」を開催

芸術工学研究院で令和5年10月から開始した寄付講座「ナラティブデザイン講座」では、このたび、九州大学が中心となって主催するメディアアートコンペティション「2023アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA(ADAA)」とコラボレーションし、トークイベントを開催します。
2023ADAAでグランプリ(アジアデジタルアート大賞)を受賞したVRアニメーション作品『耳に棲むもの』について、小説家の小川洋子氏、アニメーション作家・絵本作家の山村浩二監督、株式会社講談社VRラボ代表取締役の石丸健二プロデューサー3名の受賞者に、それぞれの視点から制作、作品に対する考えをお話しいただきます。

日本を代表する二人のストーリーテラーが作り上げたVRアニメーション作品『耳に棲むもの』。小説家・小川洋子氏が初挑戦したオリジナルアニメーション原作をVR初挑戦の山村浩二監督が引き継ぎ、いかにVRアニメーション作品に落とし込んでいったのか?企画の立ち上げから脚本開発・コンテンツ制作のプロセスに沿って二人の挑戦を紐解きます。

ADAAクリエイターズトーク「VRアニメーションデザイン~大賞作品『耳に棲むもの』をとおして~」

開催日時
2024 年 3月 15 日(金)15:00-16:30

登壇者
小川洋子(小説家)※オンライン出演
山村浩二(アニメーション作家・絵本作家)
石丸健二(株式会社講談社VRラボ代表取締役・プロデューサー)
司会|松隈浩之(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)

開催方法
会場参加:福岡市美術館2階ギャラリー(福岡県福岡市中央区大濠公園1-6)+オンライン配信

募集定員
会場参加:50名、オンライン配信:定員なし

参加費
無料

お申込み
参加ご希望の方は、以下の申込フォームから事前にお申込みください。
会場参加
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSesvuvCj88_c_nMJ-6biGd7rAWsdBuZef3jRNhLbGr45McTOg/viewform?usp=sf_link%EF%BF%BC

オンライン配信
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_LrfJqegjQsGfgiZcPbdcyA#/registration

主催
九州大学大学院芸術工学研究院ナラティブデザイン講座、2023アジアデジタルアート大賞展実行委員会
協力
一般財団法人雲孫財団

添付ファイル
参照リンク

Susan Philipsz: アーティストトークを3/2に開催

九州大学大学院芸術工学研究院では、ビジュアルアーティストのスーザン・フィリップス氏をお迎えし、トークイベントを開催します。

開催日時】2024年3月2日(土)17:00~19:00
会  場】九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟 録音スタジオ
言  語】英語
お申込み】イベント参加ご希望の方は、下記のフォームよりお申し込みください。
      https://forms.office.com/r/Xt0Uq6LniR

定  員】50人

スーザン・フィリップスは、主にサウンドインスタレーションを手がけるビジュアルアーティストです。
フィリップスは、自身のアカペラによる伝統的なフォークソング、ポップソング、または政治的賛歌の録音を使った作品で広く認知されるようになりました。彼女の作品は、音の感情的および心理的な特性とならんで、音と建築、自然環境、および場所性との相互作用を探求しています。2010年には、「サウンドアーティスト」として初めてイギリス現代美術の最高峰、ターナー賞を受賞しています。過去10年間、場所そして音楽作品の歴史性、または歴史的人物に関する詳細な研究を含むサウンドインスタレーションを制作してきました。2012年のdocumenta 13で発表した「Study for Strings」は、カッセルのユダヤ人が1940年代に強制収容所に送還されたカッセル中央駅のプラットフォームに設置され、そこで流れるのはパヴェル・ハースが1943年にテレジエンシュタット強制収容所での収監時(後に殺害された)に作曲した管弦楽曲です。テート・ブリテンで発表されたマルチチャンネルのサウンドインスタレーション「War Damaged Musical Instruments」(2015年)は、過去200年間の戦争で損傷を受けた英国とドイツの金管楽器や木管楽器の録音を収録しています。日本においては、屋外インスタレーション「wind wood」(2020年)が箱根のポーラ美術館森の遊歩道で恒久展示されています。

今回のトークでは、過去25年間の彼女の作品の選り抜きを紹介し、一部の録音のサンプルを再生します。トークの後は、英語での質疑応答を行います(質問は日本語でも可能です)。



スーザン・フィリップス(1965年、スコットランド・グラスゴー出身、ドイツ・ベルリン在住)
スコットランド・ダンディーのダンカン・オブ・ジョーダンストン・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインおよび北アイルランド・ベルファストのアルスター大学で美術を学ぶ。現在、ドレスデン美術大学教授(彫刻と空間概念)。フィリップスの作品は国際的に広く展示されており、最近の個展に「Study for Strings Sokol Terezin」(ARoS、オーフス、デンマーク、2023)、「Songs Sung in the First Person on Themes of Longing, Sympathy and Release」(サンフランシスコ近代美術館、サンフランシスコ、2022)、「The Wind Rose」(クレーラー・ミュラー美術館、オランダ、2021)、「War Damaged Musical Instruments」(Aukland Art Gallery、オークランド、ニュージーランド、2020)などがある。フィリップスの作品を収蔵したコレクションとして、バイエラー財団(バーゼル)、リヴォリ城(イタリア)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)、ルートヴィヒ美術館(ケルン)、テート美術館(ロンドン)、ウォーカーアートセンター(ミネアポリス)、ポーラ美術館(箱根)など、ほか多数。

下記のリンクからアメリカPBSが制作した「Art:21 – 21世紀の芸術」シリーズからスーザン・フィリップスを取り上げた第9シーズン「ベルリン」エピソードをご覧いただけます。

九州大学総合研究博物館ガイドツアー「Objects Stand Still – Ideas Don’t」を3/3に開催

九州大学大学院芸術工学研究院で学ぶアーティストやデザイナーが、九州大学総合研究博物館で1日限りのガイドツアーを開催します。
知の創造とコミュニケーションに対する遊び心に満ちたアプローチで、九大博物館とその建物を探索します。過去の物質的な痕跡を分類・保存・展示するといったミュージアムの日常の行いそのものを、館内に残されたモノ・残滓を通してリサーチしていきます。語られていない歴史や周縁の物語に耳をすませてみませんか。

Objects Stand Still – Ideas Don’t

日時:2024年3月3日(日)14~16時

場所:九州大学総合研究博物館(福岡市東区箱崎6-10-1 九州大学旧工学部本館)
※参加される方は、九州大学総合研究博物館(箱崎サテライト)正門に14時に集合下さい

言語:英語(必要に応じて日本語逐語訳付)

主催:「デザインと日本 C(日本のアートとデザインのキュレーション)」

お申込み:イベント参加ご希望の方は、下記のフォームよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/KvK91S177U?origin=lprLink

<プログラム>
集合時間:14:00
集合場所:九州大学箱崎サテライトキャンパス正門

14:00 Look more closely by Mina Shamohammadi
「宝探し」ツアーを通して、九大博物館を探索しましょう。ミナ・シャモハンマディがガイドを務め、館内のマイクロヒストリー、語られざる物語、知られざる品を紹介します。

15:00 Coffee break

15:30 they sent me somewhere by Tim Bartel and Hinako Takita
九州大学箱崎キャンパス跡地で、拭き取られ、剥がされ、塗り替えられたものは、まだ全て消えてしまったわけではありません。何層にも重なる意味づけや分類の蓄積、建物や収蔵品へのケアの形跡など、様々な人が立ち寄り、考え、行動したことの記録が建物に残されています。このプロジェクトでは、こうした建物内の活動の残滓を発見し、再現し、再提示し、再評価することを試みます。
一方で、私たちの関心は、歴史的コレクションの価値に関する問いへと移っていくかもしれません。収蔵品には誰かによって価値が付与されています。そして、モノを収蔵することは同時に、観念や思想の収集をも意味しています。モノとは異なり、観念は留まることはありません。モノのコレクションが未来にどれほど貴重なものになるかは、今の私たちには知りえないのです。

九州大学総合研究博物館へのアクセス
福岡市営地下鉄「箱崎九大前駅」から徒歩10分(博多駅より15分、福岡空港駅より25分)
JR鹿児島本線「箱崎駅」から徒歩10分(博多駅より8分)
*箱崎サテライトへの学外者の方の車での入構はできませんので、博物館をご見学の際は近隣のコインパーク(時間貸駐車場)をご利用ください。

【開催報告】「フリースペースhub」in 福岡市若者総合相談センターユースサポートhub

メディアデザイン部門の妹尾武治准教授が、福岡市若者総合相談センターユースサポートhub(福岡市中央区舞鶴1-4-13 福岡市舞鶴庁舎5階)にて、若者の交流の場としてのお話会「フリースペースhub」を令和6年2月10日(土)に開催しました。

20代の方を中心に18名が参加してくださり、心理学、哲学、神学、脳神経科学、文学、芸術学などについてのQ&Aを実施しました。

お話会終了後のアンケート結果も好評で、今後ますます、自分らしいままで学びたい人と、伝えに行きたい人たちの交流がこの場所で続いていくものと思います。今後とも、福岡市若者総合相談センターユースサポートhubとの連携にご期待ください。

※本イベントは既に終了しておりますが、センターの取組ならびに今後のイベントについては、ユースサポートhubのホームページをご確認ください。

参照リンク

「シンポジウム関連企画 波平恵美子・林香里 書籍展示」を2/19(月)〜3/6(水)に開催

社会包摂デザイン・イニシアティブ(DIDI)では、芸術工学図書館において「シンポジウム関連企画 波平恵美子・林香里 書籍展示」を以下のとおり開催中です。

このイベントでは、2月28日(水)に行うDIDIシンポジウムDIDIシンポジウム「多様性を解き放つため〜社会包摂デザイン3年目の問いかけ〜」の登壇者である波平恵美子先生([人類学]お茶の水女子大学名誉教授、元九州芸術工科大学教授)と、林香里先生([メディア・ジャーナリズム研究]東京大学副学長・理事、大学院情報学環教授)の著書を計12冊、展示します。

ぜひ、関心のある書籍を入り口として、「社会包摂デザイン」について考えて頂ければと思います。


期間】2024年2月19日(月)〜3月6日(水)〔最終日は 13:00 終了〕 

場所】九州大学大橋キャンパス 芸術工学図書館 1階閲覧ホール

※芸術工学図書館の所蔵の書籍を展示させて頂いております。当コーナーに展示しているものは貸し出しが可能です。
※展示台に書籍の実物が無いものは、現在貸し出し中となっております。ご了承ください。

参照リンク

九州大学Webサイト「特集」ページに伊藤 浩史准教授の研究紹介が掲載されました

九州大学Webサイトの「特集」ページに、未来共生デザイン部門 伊藤 浩史准教授のインタビュー記事・動画『ロボットから生き物へと異分野を渡り歩いた生物学者が体内時計の解明に挑む』が掲載されました。

特集ページには、芸術工学研究院の教員や学生の研究について、多くの記事が掲載されております。

下記参照リンクよりぜひご覧ください。

参照リンク

【学生の展示】二人展「自己と圧力」

芸術工学部未来構想デザインコース4年 奥野静太 村本りずむ による 二人展です。
卒業制作作品の展示を以下のとおり開催中です。
ぜひご来場ください。

自己と圧力

日時
2024年2月16日(金)、19(月)〜21日(水)
⁡9:00~17:00(最終日14:00まで)

会場
九州大学大橋キャンパス 芸術工学図書館 映像音響ラウンジ

奥野静太
村本りずむ

是枝裕和監督、九大大橋キャンパスに来訪〜子どもたちの映画作品を講評し交流を行う〜

未来共生デザイン部門の近藤加代子研究室と一般社団法人クリエイティブ共生都市が共催し、冬休みに行った「子どもたちのスマホ映画づくりワークショップ」の作品講評会を2024年2月10日(土)に九州大学大橋キャンパスで行いました。「万引き家族」でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞したことなどで世界的に名高い是枝裕和監督が講評会に参加され、ワークショップに参加した子どもたちと交流しました。

小学5・6年生と中学生9名が参加したワークショップでは、地元福岡の映画監督である高村剛志監督や俳優の方々、そして芸工の学生たちが子どもたちに寄り添いながら、子どもたち全員が企画、監督、撮影、編集を行い映画づくりをしました。 子どもたちのアイデアは非常にユニークで、大学の構内という限られた空間を創造力で楽しい映画の中の空間にしていました。子どもの創造力は本当に素晴らしいです。

是枝監督は、子どもたちのアイデアの良さや細かな工夫を讃えながら、より良くするための点も指摘してくださり、子どもたちはとても喜んでいました。是枝監督との交流は、子どもたちにとって忘れられない貴重な時間となり、今後、自分の人生を前にすすめていく心の力になったことでしょう。

当日は、子どもたちのご家族や多くの報道関係者が見守る中で、あたたかい交流会となりました。

参照リンク

【学生の展示】「婚姻制度によりそう展 Ver.1.0」を2/9まで開催

芸術工学府未来共生デザインコース修士2年の山田和佳さんが、ジェンダー展シリーズとして”結婚と婚姻”をテーマに、「婚姻制度によりそう展 Ver.1.0」を開催中です。

私たちにとって身近な婚姻制度は、本当に私たちの生活に寄り添ったかたちをしているのでしょうか?日本や世界の婚姻制度を知り、考えてみるきっかけを生み出す展覧会です。



会期:~2/9(金) 9:00‐18:00

会場:九州大学大橋キャンパス1号館2Fギャラリー

主催:芸術工学府未来共生デザインコース修士2年 山田和佳

『食品色彩展』を2/13~15に開催(未来構想デザインコース“由利子”さん)

芸術工学部未来構想デザインコースの学生“由利子”さんが、以下のとおり『食品色彩展』を開催します。

バナナ、バターとマーガリン、トースト、お寿司、ベーグル、オレンジ、卵の黄身、卵の殻などの展示を通して、食品の色の記号性や文化性を考えます。

みなさま、ぜひご来場下さい。



~展示会 はじめに~
スーパーで食べ物を買う時、何を基準に購入しますか?
野菜や果物であれば、その鮮やかさや形の美しさを考えながら選択するでしょう。
私たちがスーパーで手に取る農作物の色はもちろん「自然本来の」色のはずです。
同じ食べ物の、色の違いや色との関係について、展示を通して感じて、考えていただけ
たら幸いです。

会期:2/13(火)~15(木) 10:00~19:00 (最終日は16:00まで) 
会場:九州大学大橋キャンパス7号館1Fシアタールーム

【ご案内】令和5年度九州大学芸術工学部 卒業研究発表会・展示会

令和5年度卒業予定者の研究の集大成として、卒業研究展示会及び発表会を実施します。
どなたでもご覧いただけますので、ぜひご来場ください。

※開催日時や場所は、各コースや内容により異なります。詳細は添付のファイルをご確認ください。

令和5年度 九州大学芸術工学部 卒業研究展示会・発表会

日時
2024年2月15日(木)~18日(日)

場所
九州大学大橋キャンパス
※一部、オンライン開催

入場料
無料

添付ファイル

講演会「インクルーシブデザインでつながる未来:共創から生まれる新たな価値」に平井康之教授が登壇します

私たちが当たり前に使っているライターやストローが、障害のある人の日常の困難を解消するために発明されたことを知っていますか?

インクルーシブデザイン———。

今の社会環境の中で取り残されやすい障害等当事者に目を向け、製品・サービス等の企画・開発の初期段階から共に発想することで、その課題の解決を図るとともに、あらゆる生活者にとって価値のあるイノベーションの種を見出し、新たな市場形成につなげる「未来志向の企業戦略」です。
SDGsやDE&Iといった世界的な潮流、法改正により2024年4月から義務となる合理的配慮の提供等の動向を踏まえ、包摂的な価値創造の仕組みが社会に根付くことを目指したパネルディスカッション形式の講演会に、芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門の平井康之教授が登壇します。

どなたでもご参加いただけますので、ご興味のある方はぜひお申込ください。



インクルーシブデザインでつながる未来:共創から生まれる新たな価値

日時:2024年2月28日(水曜日)16時00分~17時30分

会場:大丸福岡天神店 東館エルガーラ5階(福岡県福岡市中央区天神1丁目4-1)

定員:50名(先着申込順)
※参加ご希望の方は、2月26日(月曜日)12時00分までに、以下の申込フォームよりお申し込みください。
申込フォーム (meti.go.jp)

参加費:無料

対象:企業、福祉関係者、行政機関、一般の方等、どなたでもご参加いただけます。
※手話通訳を行う予定です。
※メディアの撮影やSNS投稿用画像の撮影が入る場合があります。その際、ご来場の方が映像や写真に映り込む可能性がありますことを予めご了承ください。

プログラム
16時00分  主催挨拶 経済産業省 九州経済産業局長 苗村 公嗣 
16時05分   パネルディスカッション「共創から生まれる新たな価値」 
17時30分   閉会

主催:九州経済産業局、九州SDGs経営推進フォーラム
企画協力:九州大学大学院芸術工学研究院、株式会社博多大丸、PLAYWORKS株式会社

添付ファイル
参照リンク