デザインと日本B・日本デザインの理解B 2023/2024

「デザインと日本B」および「日本デザインの理解B」は、九州大学のすべての学部生と大学院生(留学生・交換留学生を含む)が履修可能な選択科目です。

この授業では、学生たちが様々なテーマや視点から日本のデザインについて学び、実践的に取り組むことで、未来に向けた深い洞察力をもって日本のデザインを発信できる人材の育成を行うことを目的としています。

本年度の授業では、講義やワークショップ、さらに、日本の伝統的なお香の作り方を専門家から学ぶ八女市へのエクスカーションが行われました。音、音楽、香りに焦点を当て、伝統的・現代的双方のデザインやアートについて実践を交えて取り組みました。生徒たちはこうした実践を踏まえて、「儚さ」というテーマを探求し、様々な媒体やメディアを通してその意味を解釈して、学生たち自身のデザイン・アート・音楽作品を制作しました。これらの作品は、2024年1月28日(日)に大橋キャンパス デザインコモン2階で一般公開された最終発表イベント「Nagare,The Subtle Art of Dying」にて展示され、嗅覚や触覚など様々な感覚を通して楽しませてくれました。

受講した留学生は、アメリカ、中国、フランス、ドイツ、グアテマラ、イラン、オランダ、台湾の8つの国と地域の出身者24人でした。


開講期間
2023年12月11日~2024年1月28日

授業内容
・ 香りの現象学 担当:Marinucci Lorenzo准教授(招待講師)
・ エクスカーション:伝統的なお香作り 
 担当:Jamieson Daryl助教、Marinucci Lorenzo准教授(招待講演)
・ 音と構成 担当:Jamieson Daryl 助教
・ グループでワーク1-3 担当:Jamieson Daryl 助教

単位数
2単位

お問い合わせ
九州大学大学院芸術工学研究院 芸工インターナショナルオフィス
intl-ofc@design.kyushu-u.ac.jp

【芸工公式YouTube】Kyushu University, Winter School 2023, Envisioning the Future of Design 動画を公開しました

「Kyushu University, Winter School 2023, Envisioning the Future of Design」のダイジェスト動画を芸工公式YouTubeで公開しました。

九州大学大学院芸術工学府では、2023年11月5日(日)から11月12日(日)にかけて、ウィンタースクールプログラム2023を開催しました。

このプログラムは、参加者に新たに生まれ変わった本学府のプログラムの一端を垣間見る機会を提供するものです。加えて、本学府での学習体験やや国内外の学生との交流、日本文化や日本の企業文化の体験も行われました。

参加者たちは、教員の研究内容を深く理解するためのラボセッションや、先進的かつ多様な本研究院の研究施設を見学するキャンパスツアー、博士コロキアム、TOTO株式会社への企業訪問、唐津市の文化見学を通して、さまざまな分野の見識を深めました。

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百瀬文 上映会&トークイベント、映像作品展示を開催

九州大学大学院芸術工学研究院では、アーティスト百瀬文さんをお迎えし、2/8(木)に上映会&トークイベントを開催します。また、百瀬さんの映像作品展示を以下の日程で芸工図書館にて行います。

百瀬文 上映会&トークイベント

開催日時:2024年2月8日(木)18:30~
会場九州大学大橋キャンパス 7号館1Fシアタールーム
お申し込み:イベント参加ご希望の方は、下記のフォームよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/p6WG4Ws3q1

百瀬文 映像作品展示「聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと」(2013年、25分30秒)

開催日時:2024年2月8日(木)~10日(土)および 13日(火)・14日(水)12時~5時 
※毎時間00分/30分に上映が始まります。
会場九州大学大橋キャンパス 芸術工学図書館1Fビジュアル&オーディオラウンジ


百瀬文は映像作品、インスタレーション、およびパフォーマンスを制作するアーティストです。2/8に行う上映会&トークイベントでは、彼女の初期から最近の映像作品を作家本人の解説を交えながら上映いたします。

百瀬の映像作品は、彼女のパフォーマンスと密接に結びついており、その多くが人間関係を中心としつつ、他者との出会いや対話を通じて私たちの社会的アイデンティティが形成されるまたは揺らぐプロセスに焦点を当てています。彼女の作品は、家族関係、ギリシャ神話、性、リプロダクティブ・ライツ、現実とデジタルにおける身体、そして映像のメディウムそのものなど、様々なテーマに触れつつ、日常生活を開かれたプロセスとして提示し、その奇妙さや複雑さに向き合うよう見る人に促します。

芸術工学図書館のビジュアル&オーディオラウンジで展示される映像作品「聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと」(2013年)は、学生時代に制作された初期作品であり、日常生活での最も一般的なコミュニケーション手段である音声言語の複雑さを探るものです。作品は、百瀬が建築史の研究者である木下知威に彼の聴覚障害の経験について尋ねるという、一般的なインタビュー形式で始まります。しかし、二人の会話は次第にパフォーマンスへと遷移し、その過程で日本語の音声の解釈、口唇の読み取り、発言の曖昧さやそれにより生まれる誤解が徐々に試されていきます。この作品は、口頭コミュニケーションや発話の共通理解に対する先入観を問うものとなっています。

百瀬 文(1988年、東京都生まれ)
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。近年の個展に「百瀬文 口を寄せる」十和田市現代美術館(2022/2023、青森)、「Born to Die」switch point(2020、東京)、グループ展として「Incubation Pod. Dreaming Worlds」Theater der Welt(2023年、フランクフルト・アム・マイン/オッフェンバッハ、ドイツ)。「MOTコレクション 被膜虚実/Breathing めぐる呼吸」東京都現代美術館(2023年、東京)、「国際芸術祭あいち 2022」愛知芸術文化センター(2022年、愛知)、「フェミニズムズ/FEMINISMS」金沢21世紀美術館(2021年、石川)など。最近の上映としては、ロームシアター京都(2023年、京都)、「第61回アナーバー映画祭(2023年、アナーバー、アメリカ)、「最小のアナーキーな声を紡ぐ:映像で問う身体・セクシュアリティ・国家— 百瀬文作品上映会」名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリー(2022年、愛知)、「クィア・イースト・フィルムフェスティヴァルQueer East Film Festival 2022」Rich Mix(2022年、ロンドン、イギリス)、「第13回恵比寿映像祭 揺動PROJECTS《Retouch Me Not》」東京都写真美術館(2021年、東京)がある。2023年、タカシマヤ美術賞受賞。

シリーズ演奏会「音楽と非人間」 第2回を2/11に開催

九州大学芸術工学部では、このたびシリーズ演奏会「音楽と非人間」の第2回を2月11日(日)に開催します。
一般の方もご参加いただけますので、みなさまのお越しをお待ちしております。



開催日時:2024年2月11日 (日) 16:00 – 20:00

会場九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟録音スタジオ

お申込み:下記Peatixイベントページより、チケットをご購入下さい。当日券はございません。
https://nonhumanmusic2.peatix.com/

プログラム
ジョン・ケージ:「Winter Music」(1957) と「Atlas Eclipticalis」(1961)
河合拓始:「イなりうた2016」より「あたごはら異聞」
高橋悠治:「水に走る影」(2014) 第一曲
エバ=マリア・ホーベン:「constellations – consolations」(2021)

演奏者
河合拓始(ピアノ):全曲
西岡怜那(ピアノ):「Winter Music」のみ
江頭摩耶(ヴァイオリン):「Atlas Eclipticalis」のみ
宇野健太(チェロ):「Atlas Eclipticalis」のみ

コンサート・コンセプト
「音楽と非人間」第2回は、晩冬になぞらえるのにふさわしい演奏会です。星の川、水面下と野原を行き交う精霊と影をテーマにしています。特に、コンサート後半は、ジョン・ケージによる2台ピアノのための「Winter Music」(冬の音楽)とヴァイオリンとチェロのための「Atlas Eclipticalis」(星図)が同時に演奏されます。ピアノは後述する河合のほかに昨年度の「鍵盤三景」にも出演した西岡怜那が、ヴァイオリンとチェロは、アンサンブル・ファルケなどで現代音楽を積極的に演奏する江頭摩耶、宇野健太が出演。福岡を拠点とする現代音楽のトップランナーが集結します。

前半は、現代音楽、即興演奏を得意とする河合拓始のソロ・リサイタルです。河合「イなりうた2016」より「あたごはら異聞」は稲荷山の精霊を、高橋悠治「水に走る影」は水面下の影の不可解な音を喚起します。エバ=マリア・ホーベンの「constellations – consolations」(星座・慰め)は、ホーベンのより個人的な夜空の印象を通して、地上の精霊から星々へと導き、後半のケージのフィナーレへと向かいます。

シリーズ・コンセプト
今年度の「音楽と非人間」というコンサートシリーズは、3年間の研究プロジェクトの一環で、前近代的で非西洋的な存在論に根差した日本の哲学と美学を基にして、人間の音と非人間の音の関係を新たな視点から解釈します。

作曲家たちは自然や精神的な要素との関わりを探求し、前近代の哲学や能楽の作品からインスピレーションを得ています。自然からのインスピレーションやフィールドレコーディング、伝統楽器を用いた現代音楽が交差し、不安定な時代において音楽を創り、聴き、共有する、(そして議論する)意味のある方法を定めていきます。

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【Geiko Global】 芸工生による芸工のニュースやストーリーをお届けします!(1月版)

九州大学大学院芸術工学研究院では、国際交流に関するポータルサイト「Geiko Global」を運営しています。
国際化の取り組みの一環として、海外の学生や留学生向けに、芸工の日本人学生と留学生が記者として芸工のキャンパスライフや福岡での体験・生活に関する興味深いニュースと記事を掲載しています。
1月版の最新記事を公開しましたので、Geiko Globalウェブサイトからぜひご覧ください。

国際学会での発表 ~私のタイでの経験~

流鏑馬行事

年末年始の日本人の過ごし方
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【研究紹介】九州大学Webサイトに妹尾武治准教授の研究紹介が掲載されました

九州大学Webサイトの「芸術工学研究院 研究紹介」ページに、メディアデザイン部門 妹尾武治准教授の「ベクションのラボ」が掲載されました。
下記参照リンクよりぜひご覧ください。

(画像)妹尾研究室 chanさんの作品

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社会包摂デザイン・イニシアティブシンポジウム「多様性を解き放つため〜社会包摂デザイン3年目の問いかけ〜」を2/28(水)に開催

九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブは、設立からの3年間を振り返り、多様性と包摂性を同時に実現する「社会包摂デザイン」の在り方を考えるシンポジウムを開催します。私たちは、人々の主観的な現実に寄り添うこと、結論が出ないことに向き合いながら社会に働きかけるデザインを追求してきました。
今回は、実践的なフィールドワークから性について記述されてきた文化人類学者の波平恵美子先生、東京大学副学長として大学におけるダイバーシティ実現を推進する林香里先生をお招きし、社会が見落としてきた見えにくい問題や声の重要性についてお話しいただきます。

基調講演


「多様性対応のための論理への模索 –家族、社会、生命」
波平 恵美子 先生(なみひら えみこ)
[人類学]お茶の水女子大学名誉教授、元九州芸術工科大学教授
1942年福岡県北九州市生まれ。お茶の水大学名誉教授。専門は文化人類学。九州大学教育学部助手、佐賀大学教養部助教授、九州芸術工科大学芸術工学部(現:九州大学芸術工学部)教授、お茶の水女子大学文教育学部教授を歴任する。PhD(テキサス大学)。主な著書に『ケガレの構造』(青土社、1984年)、『からだの文化人類学』(大修館書店、2005年)など。2023年5月〜8月に西日本新聞で「パズルみたいな文化人類学」を全50回に渡って連載。

「倫理としての多様性/価値としての多様性: メディア研究から考える」
林 香里 先生(はやし かおり)
[メディア・ジャーナリズム研究]東京大学副学長・理事、大学院情報学環教授
1963年愛知県名古屋市生まれ。東京大学副学長・理事(国際、ダイバーシティ担当)、同大学院情報学環教授。専門はメディア・ジャーナリズム研究。博士(社会情報学・東京大学)。ロイター通信社東京支局記者、東京大学社会情報研究所助手、ドイツ・バンベルク大学客員研究員を経て現職。主な著書に『〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム:ケアの倫理とともに』(岩波書店、2011年)、『メディア不信』(岩波新書、2017年)など。2021年~2023年に朝日新聞で「論壇時評」を担当。



日時:2024年2月28日(水)15:00ー18:00 開場14:30

会場:九州大学大橋キャンパス デザインコモン2階
〒815-8540 福岡県福岡市南区塩原4-9-1(西鉄天神大牟田線「大橋」駅より徒歩5分、正門を入って左手の建物)
※会場+オンラインのハイブリッド開催

参加費:無料

参加申込:事前申込制です。チラシにあるQRコードまたは下記URLよりアクセスし、申込事項の入力をお願いします。
https://forms.gle/TdU4DVRNCZjyYmEw8

定員:会場参加80名、オンラインは定員なし

[主催・お問い合わせ]
九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ
didi-office@design.kyushu-u.ac.jp


▪プログラム
[全体進行] 朝廣 和夫(九州大学大学院芸術工学研究院 教授)

15:00-15:15
開会挨拶
社会包摂デザイン・イニシアティブのこれまでについて
尾方 義人(九州大学大学院芸術工学研究院 教授・DIDIセンター長)

15:15-15:55
波平 恵美子先生ご講演
「多様性対応のための論理への模索 –家族、社会、生命」

15:55-16:05 休憩

16:05-16:45
林 香里先生ご講演
「倫理としての多様性/価値としての多様性:メディア研究から考える」

16:45-17:45
パネルディスカッション
波平 恵美子 先生
林 香里先生
中村 美亜(九州大学大学院芸術工学研究院 教授・DIDI副センター長)
工藤 真生(九州大学大学院芸術工学研究院 助教)
[座長] 谷 正和(九州大学大学院芸術工学研究院 名誉教授)

17:45-18:00
社会包摂デザイン・イニシアティブの今後について
中村 美亜(九州大学大学院芸術工学研究院 教授・DIDI副センター長)
閉会挨拶
尾本 章(九州大学大学院芸術工学研究院長)
添付ファイル
参照リンク

【展示】流, 微かな死の芸術

大学院芸術工学府の授業「デザインと日本 B」の履修学生たちによる展覧会を以下のとおり開催します。
学生たちは「儚さ」というテーマを探求し、様々な媒体やメディアを通してその意味を解釈しました。嗅覚や触覚など、様々な感覚によって展示物を体験することができます。

一般の方もご覧いただけますので、皆様のご来場をお待ちしております。


日時: 2024年1月28日(日)
時間: 13:00〜16:00
会場: 九州大学大橋キャンパス デザインコモン2F
入場料: 無料
主催:九州大学大学院芸術工学研究院

【学生の展示】村本りずむ個展「塑像と現像」

芸術工学部未来構想デザインコース4年 村本りずむによる
スポットライト理論に基づいた多元宇宙論をテーマとした
塑像彫刻とフィルム写真の展示を以下のとおり行います。

※本展示は「芸術工学50周年事業基金」の支援を受けています。

塑像と現像

日時
2024年1月22日(月)〜2月4日(日)
⁡11:00~20:00(最終日17:00)

会場
art space baku
〒810-0001 福岡市中央区天神3-4-14
参照リンク

Tomohiro Hanadaワークショップ「天神観察」

現在、福岡アジア美術館のレジデンスプログラムに参加されている、Tomohiro Hanada氏のワークショップを開催します。
Hanada氏は写真をツールとして生活ルーティンによって引き起こされる思考の停止に疑問を投げかけ、日常生活のなかで見過ごされているものに光を当てることを目的として活動されています。

今回のワークショップでは「天神観察」をテーマとし、天神の町の特徴を写真メディアを通して探ることを目的としています。
参加ご希望の方は、「あなたが思う天神の街を象徴する1枚の写真」をご持参ください。
商業施設、たばこの吸い殻、人が歩いているところなど何でも構いません。Hanada氏とともに、多様な視点から街を見つめ直し、自分達の街について理解を深めてみませんか。

■日時:2024年1月29日(月)16:40〜18:10
■場所:九州大学大橋キャンパス 5号館 525室
■参加費:無料
■言語:日本語
■主催:九州大学大学院芸術工学研究院
■令和4年度大学改革活性化制度「日本デザインを創造し国際発信できる人材育成のための教育プログラムの構築」
■令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」

*「デザイン美学」の授業内でのワークショップですが、一般の方にも参加して頂けます。参加ご希望の方は下記のリンクよりお申し込み下さい。
https://forms.office.com/r/53FV1EVbj7

Tomohiro Hanada (b,1986)
2016年ベルリン写真専門学校 Neue Schule für Fotografie Berlin 卒業。
主な個展に『Today is a better day』(Libris Kobaco、福岡、2020)。
主なグループ展に『現実47』(大分県立美術館、2022) など多数。
2023年度 福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス招聘作家。
『Fukuoka Wall Art Project』優秀賞 (2023) 。
参照リンク

【開催報告】ナラティブデザイン講座シンポジウム「未来のコンテンツに求められるストーリー・ナラティブ」

九州大学大学院芸術工学研究院の寄付講座「ナラティブデザイン講座」の本年最初の活動として、2024年1月15日(月)に吉浦康裕氏と佐渡島庸平氏をお招きし公開シンポジウムを開催しました。
吉浦氏は九州大学芸術工学部の前身である九州芸術工科大学の卒業生で、最新作「アイの歌声を聴かせて」が第45回日本アカデミー賞にて優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、気鋭のアニメーション作家・アニメ監督です。また、佐渡島氏は「ドラゴン桜」や「宇宙兄弟」等の数々の大ヒット漫画を生み出した編集者で、自らクリエーターエージェントの株式会社コルクを設立し、様々なメディアでも活躍しています。

シンポジウムは、今後のコンテンツにおけるストーリーやナラティブの可能性をテーマとして対談形式で行いました。両氏の携わった作品を例に、「ストーリーや世界観をどうやって作っているのか?引き出しているのか?」をテーマに議論がなされました。
吉浦氏からは、資料を投影しながら、具体的な映画制作の進め方や世界観を、佐渡島氏からは、編集者として作家の物語や世界観を引き出す手法や、時代が求めるものと作品を一致させる編集者の視点について、語っていただきました。他にも、作品の企画が生まれていく過程やキャラクターデザイン等について、漫画とアニメーションの違いにも触れられていました。
議論は参加者たちが引き込まれる内容で、会場だけでなくオンライン参加者からもたくさんの質問が寄せられていました。両氏の活動に興味を持つ学生が参加し、積極的に議論を交わす姿が見られました。

添付ファイル
参照リンク

“未来の問題集” 未来構想デザインコースの授業課題を集めました

未来の問題集


芸術工学部未来構想デザインコースの授業の一部を紹介します。
シラバス(講義の内容やスケジュールなどの授業計画)は、授業開始時に示され公開されていますが、試験と同等の授業評価のための課題はあまり公開されず、また年度によりその内容も異なります。
最終的な課題はその授業の目的にもなり、スキルの蓄積でもあります。どんな授業でどんな課題が出されたのか、カリキュラムマップやシラバスなどとあわせて見ていただくことで、未来構想デザインコースの授業がどんなものかよりわかりやすくなると思います。
以下の添付ファイルからご覧ください。

*授業名は、わかりやすいように若干修正しております。また、開講年度により、授業名がことなる場合があります。
添付ファイル