Tomohiro Hanadaワークショップ「天神観察」

現在、福岡アジア美術館のレジデンスプログラムに参加されている、Tomohiro Hanada氏のワークショップを開催します。
Hanada氏は写真をツールとして生活ルーティンによって引き起こされる思考の停止に疑問を投げかけ、日常生活のなかで見過ごされているものに光を当てることを目的として活動されています。

今回のワークショップでは「天神観察」をテーマとし、天神の町の特徴を写真メディアを通して探ることを目的としています。
参加ご希望の方は、「あなたが思う天神の街を象徴する1枚の写真」をご持参ください。
商業施設、たばこの吸い殻、人が歩いているところなど何でも構いません。Hanada氏とともに、多様な視点から街を見つめ直し、自分達の街について理解を深めてみませんか。

■日時:2024年1月29日(月)16:40〜18:10
■場所:九州大学大橋キャンパス 5号館 525室
■参加費:無料
■言語:日本語
■主催:九州大学大学院芸術工学研究院
■令和4年度大学改革活性化制度「日本デザインを創造し国際発信できる人材育成のための教育プログラムの構築」
■令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」

*「デザイン美学」の授業内でのワークショップですが、一般の方にも参加して頂けます。参加ご希望の方は下記のリンクよりお申し込み下さい。
https://forms.office.com/r/53FV1EVbj7

Tomohiro Hanada (b,1986)
2016年ベルリン写真専門学校 Neue Schule für Fotografie Berlin 卒業。
主な個展に『Today is a better day』(Libris Kobaco、福岡、2020)。
主なグループ展に『現実47』(大分県立美術館、2022) など多数。
2023年度 福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス招聘作家。
『Fukuoka Wall Art Project』優秀賞 (2023) 。
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【開催報告】ナラティブデザイン講座シンポジウム「未来のコンテンツに求められるストーリー・ナラティブ」

九州大学大学院芸術工学研究院の寄付講座「ナラティブデザイン講座」の本年最初の活動として、2024年1月15日(月)に吉浦康裕氏と佐渡島庸平氏をお招きし公開シンポジウムを開催しました。
吉浦氏は九州大学芸術工学部の前身である九州芸術工科大学の卒業生で、最新作「アイの歌声を聴かせて」が第45回日本アカデミー賞にて優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、気鋭のアニメーション作家・アニメ監督です。また、佐渡島氏は「ドラゴン桜」や「宇宙兄弟」等の数々の大ヒット漫画を生み出した編集者で、自らクリエーターエージェントの株式会社コルクを設立し、様々なメディアでも活躍しています。

シンポジウムは、今後のコンテンツにおけるストーリーやナラティブの可能性をテーマとして対談形式で行いました。両氏の携わった作品を例に、「ストーリーや世界観をどうやって作っているのか?引き出しているのか?」をテーマに議論がなされました。
吉浦氏からは、資料を投影しながら、具体的な映画制作の進め方や世界観を、佐渡島氏からは、編集者として作家の物語や世界観を引き出す手法や、時代が求めるものと作品を一致させる編集者の視点について、語っていただきました。他にも、作品の企画が生まれていく過程やキャラクターデザイン等について、漫画とアニメーションの違いにも触れられていました。
議論は参加者たちが引き込まれる内容で、会場だけでなくオンライン参加者からもたくさんの質問が寄せられていました。両氏の活動に興味を持つ学生が参加し、積極的に議論を交わす姿が見られました。

添付ファイル
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“未来の問題集” 未来構想デザインコースの授業課題を集めました

未来の問題集


芸術工学部未来構想デザインコースの授業の一部を紹介します。
シラバス(講義の内容やスケジュールなどの授業計画)は、授業開始時に示され公開されていますが、試験と同等の授業評価のための課題はあまり公開されず、また年度によりその内容も異なります。
最終的な課題はその授業の目的にもなり、スキルの蓄積でもあります。どんな授業でどんな課題が出されたのか、カリキュラムマップやシラバスなどとあわせて見ていただくことで、未来構想デザインコースの授業がどんなものかよりわかりやすくなると思います。
以下の添付ファイルからご覧ください。

*授業名は、わかりやすいように若干修正しております。また、開講年度により、授業名がことなる場合があります。
添付ファイル

未来構想デザインコースの“カリキュラムマップ”をアップデートしました

芸術工学部未来構想デザインコースカリキュラムマップ”をアップデートしました。

全体像をわかりやすくまとめ直しました。またどういったことに基づき授業が構成されているか、どういったことができるようになるかがわかりやすく示されています。

未来構想デザインコースの授業紹介
https://www.df.design.kyushu-u.ac.jp/category/courses/

九州大学シラバス
https://syllabus.kyushu-u.ac.jp/

とあわせて、ご覧ください

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大学院未来共生デザインコース「行為の分析展」を1/29~2/5に開催

2024年1月29日(月)~2月5日(月)の期間中、大橋キャンパス 1号館2Fギャラリーで「行為の分析展」を行います。【開催は平日のみ 9:00〜18:00】

主に大学院未来共生デザインコースの授業「レジリエンスデザイン」でおこなった小さな行為の量的分析を展示します。
観察だけでは気づかなかったこと、分析したことで改めて気づいたことを共有展示します。
大きな問題解決ではありませんが、自分で説明できない行為を分析して、創造的なアプローチを探します。



展示予定

ハイヒールは何故歩きにくい?スニーカーとの歩き方の違い
iPadに文字を書く時とノートに文字を書く時なんかちがう、、、
異なる重さのバッグの背負い方
ラップはどうして切り損なうか
コートとジャケットは着方がちがう?
ペットボトルでの飲み方を説明できるか?
ドライヤーでの髪の毛の乾かし方 髪の長さで違いはあるか?
ジッパーはどうやって締めている?
非利き手でマニキュアを塗る
どうやって自転車を停めている?
チャーハンはどうやって作っている
⾃転⾞の右で押すとどうして、押しにくい?
靴はどうやって脱いでいる?
ペットボトルはどうやってあけている?
どうして割り箸がうまく割れない時がある?
本はどうやってめくっている?

芸術工学部未来構想デザインコース「生命・情報科学分野インターンシップ2024春」を開催

この度、芸術工学部芸術工学科未来構想デザインコースは、「生命・情報科学分野インターンシップ2024春」を下記の日程で開催します。
シミュレーション、深層学習、同期現象、DNA抽出など数理、情報、生命分野から選んだトピックを取り上げます.

未来構想デザインコースにご興味のある方は是非ご参加下さい。


日時:2024年3月28日(木)-29日(金)

対象者:当コースに興味がある高校2、3年生と高専5年生(ともに2024年4月時点)

申込方法:下記のURLからお申し込みください。
https://forms.office.com/r/NEQjtTq9tg

申込期限:2024年2月29日(木)

詳細は下記の案内ファイルとリンクページをご覧ください。

添付ファイル
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【Geiko Global】 芸工生による芸工のニュースやストーリーをお届けします!(12月版)

九州大学大学院芸術工学研究院では、国際交流に関するポータルサイト「Geiko Global」を運営しています。
国際化の取り組みの一環として、海外の学生や留学生向けに、芸工の日本人学生と留学生が記者として芸工のキャンパスライフや福岡での体験・生活に関する興味深いニュースと記事を掲載しています。
12月版の最新記事を公開しましたので、Geiko Globalウェブサイトからぜひご覧ください。



<最新記事>




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【学生の受賞】第5回日本陶磁協会現代陶芸奨励賞 九州・沖縄展で入選《song without words》

大学院芸術工学府メディアデザインコース修士2年の内藤真星さん(知足研究室)の陶芸作品《song without words》が、「第5回日本陶磁協会現代陶芸奨励賞 九州・沖縄展」において入選しました。
作陶活動を行うプロの作家や窯元が出品する中で、学生の入選は数点しかありませんでした。
入賞・入選の全作品の写真と講評は『陶説』844号(2023年11月)に掲載されています。
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【学生の受賞】IVRC2023 LEAP STAGEにてVR作品《Immersive Heat Experience》が 「川上記念賞」と「八谷和彦賞」を受賞

Interverse Virtual Reality Challenge (IVRC)の最終ステージ「LEAP STAGE」において、大学院メディアデザインコース修士2年の濵田輝さん(知足研究室)、大嶺太聖さん(鶴野研究室)のVR作品《Immersive Heat Experience》が「川上記念賞」と「八谷和彦賞」を受賞しました。
この作品は、VR空間内の火などの熱源を、実際の暖かさや熱さとして感じられる体験を提供します。電球照明を用いたシステムのため、既存のペルチェ素子を用いた手法よりも熱源の方向や移動を自然かつ身体の広範囲で感じられます。

本作品は、メディアアートコンペティション「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」でも学生カテゴリー/エンターテインメント(産業応用)部門 大賞と福岡市長賞を受賞するなど、高い評価を受けています。
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【学生の受賞】2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞入選《竹箆舎》

2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞において《竹箆舎ー割竹を用いた仮設舞台ステージでの野外演劇の上演ー》が、「場のデザイン」部門で入選しました。
本作品は、九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻修士2年の原良輔さん(末廣研究室)を中心に設計された竹を用いた舞台ステージで、演劇を上演するものです。舞台の活用例を示す実践的なアウトプットが評価されています。

3人の芸工学生がコンテンツ(演劇、映像、照明、音響)部分で貢献しました。
 濵田 輝(大学院芸術工学府芸術工学専攻メディアデザインコース修士2年 知足研究室)
 戸塚 有輝(芸術工学部芸術情報設計学科4年 知足研究室)
 田中 琴子(芸術工学部音響設計コース3年 山内研究室)

受賞作品の詳細は、下記リンクをご覧ください。


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ナラティブデザイン講座シンポジウム「未来のコンテンツに求められるストーリー・ナラティブ」開催

九州大学大学院芸術工学研究院で令和5年10月から開始した寄付講座「ナラティブデザイン講座」では、このたび芸工出身のアニメーション監督 吉浦康裕氏、マンガ編集者の佐渡島庸平氏のお二人をお招きし、シンポジウムを行います。

吉浦氏は、代表作「イヴの時間」等を手がけ、最新作「アイの歌を聴かせて」は第45回日本アカデミー賞にて優秀アニメーション作品賞を受賞した、気鋭のアニメーション作家・アニメ監督です。また佐渡島氏は、講談社で「ドラゴン桜」や「宇宙兄弟」等の数々の大ヒット漫画を生み出した編集者で、自らクリエーターエージェントの株式会社コルクを設立し、様々なメディアでも活躍中です。

シンポジウムは『未来のコンテンツに求められるストーリー・ナラティブ』をテーマにディスカッション形式で展開します。吉浦氏、佐渡島氏が手がけた仕事におけるストーリーの役割とは?読者や視聴者を作品に引き込ませるために、彼らが行っているストーリー作りとは?今後のコンテンツにおけるストーリーやナラティブの可能性を探りながら、語っていただきます。

ナラティブデザイン講座シンポジウム「未来のコンテンツに求められるストーリー・ナラティブ」

開催日時
2024 年 1月 15 日(月)18:30-20:00

登壇者
佐渡島庸平(株式会社コルク代表取締役社長)
吉浦康裕(アニメーション監督
司会|松隈浩之(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)

プログラム
18:30-18:35 開会の挨拶|松隈浩之
18:35-18:45 講演・活動紹介|吉浦康裕・佐渡島庸平
18:45-19:55 ディスカッション・質疑応答|吉浦康裕・佐渡島庸平・参加者
19:55-20:00 閉会の挨拶|松隈浩之

会場
九州大学大橋キャンパス デザインコモン2F(福岡県福岡市南区塩原4-9-1)

募集定員
会場参加:100名 ※学内関係者のみ
オンライン配信:一般参加可

お申し込み
下記のフォームより、事前申込をお願いします。
会場参加(学内関係者のみ)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf-28qp0MjNjOaW05NWOdnqU1J6yDKAUAxcdJSmyoi1PrdFhQ/viewform
オンライン配信
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZwode2gpjgqH9daHloymqTpMz_0yB_8-LnX#/registration

主催
九州大学大学院芸術工学研究院 ナラティブデザイン講座
協力
一般財団法人雲孫財団、株式会社YOUI

添付ファイル
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サイエンス・プランター Vol.29 「紙メディア時代の情報デザイン」を12/22に開催

世界はすべて紙でできている
~カード・絵葉書・アトラス・カタログ等による20世紀初頭の世界プロジェクトをめぐって~

2023年12月22日(金)に芸術工学図書館で開催されるサイエンス・プランターVol.29では、前芸術工学図書館長でもある伊原久裕教授(芸術工学研究院 メディアデザイン部門)が紙メディア時代の情報デザインとの題目でお話します。

これまで20 世紀前半期の視覚情報デザインプロジェクトの歴史を研究されてきた伊原教授は、
オットー・ノイラートのアイソタイプによるアトラス、
国際図書分類法考案者ポール・オトレの《ムンダネウム》、
化学者ヴィルヘルム・オストヴァルトの《ブリュッケ》、
デンマーク出身の建築家クヌッド・レンバーグ=ホルムのスイーツ・カタログ等々の
「実物」が持つ途方のなさに圧倒され、その資料を収集するようになったそうです。

今回はそのうち主に《ブリュッケ》周辺の広告カードやリーフレットをご覧頂きながら、
20 世紀初頭の情報デザインの興隆についてお話します。

デザインの歴史や思想について、深く思いを巡らす伊原教授の考察は、
私たちがこの世界を見る目を変えるかもしれません。



開催日時:2023年12月22日 (金) 17:00-18:00

会場:九州大学大橋キャンパス 芸術工学図書館1F 閲覧ホール

講師:伊原 久裕(九州大学大学院芸術工学研究院 メディアデザイン部門教授)
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