「サイエンス・プランター Vol.27 芸術工学図書館改修デザインの舞台裏」を10/23に開催

皆さま、生まれ変わった芸術工学図書館にはもう足をお運びいただけましたでしょうか。

芸術工学図書館は、約一年の改修工事を経て、2023年6月末にグランドオープンしました。

改修にあたっては、基本設計や内装、家具の選定、サイン、映像音響ラウンジの設置など、芸術工学研究院の教員が自身の専門性を活かし、深く関わりました。

改修工事は50年に一度の大事業。その時その場に居合わせたのは偶然か運命か、今この人がいたからこうなったという奇跡で溢れています。

今回のサイエンスプランター第27回では、芸術工学図書館の改修に尽力された5人の教員によるトークイベントを開催し、その思いや裏話を語っていただきたます。


開催日時:2023年10月23日(月)15:00-16:30

会場:大橋キャンパス 芸術工学図書館1F 閲覧ホール

登壇者
岩元 真明 助教|環境設計部門(建築)
秋田 直繁 准教授|人間生活デザイン部門(家具)
城 一裕 准教授|音響設計部門(音響)
工藤 真生 助教|メディアデザイン部門(サイン)
<司会>
池田 美奈子 准教授|未来共生デザイン部門(コンセプト策定)

*サイエンスプランターとは2017年から芸工図書館で開催しているサイエンスカフェ形式の気軽な雰囲気のセミナーです。新たな興味の「芽」を育むことをコンセプトとしています。
*参加費用は無料です。予約不要ですので自由にご参加いただけます。
*飲み物はペットボトルや水筒など、蓋の閉まるものをご持参ください。

【問い合わせ先】
芸術工学図書館 情報サービス係
Tel:(092)553-9490
E-mail:tgsabisu@jimu.kyushu-ac.jp

添付ファイル
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オーギュスタン・マウルス|コンサート&アーティスト・トーク

10月25日(水)に、音響特殊棟 録音スタジオにおいて、オーギュスタン・マウルス氏によるコンサート&英語でのトークを行います。
みなさま、ぜひご参加ください。

日時:2023年10月25日(水)18:30-20:00
場所:九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟 録音スタジオ
参加費:無料
言語:英語
主催:九州大学大学院芸術工学研究院
令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」令和4年度大学改革活性化制度「日本デザインを創造し国際発信できる人材育成のための教育プログラムの構築」

この企画はベルリン市文化・地域社会局助成金により実現しました。


オーギュスタン・マウルスはフランス出身、ドイツ・ベルリンを拠点に活動する音楽家・作曲家・アーティスト。パリ国立高等音楽院(CRR)、デトモルト音楽大学、ベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミーで学び、その後、フランクフルトのアンサンブル・モデルン・アカデミーおよびダルムシュタット国際音楽研究所(IMD)から招聘を受ける。数年間のコンサート活動の後、サイト・スペシフィックな音楽による介入や作曲、キュレーション企画へと活動の場を広げ、2012年からはジュネーブ・アートフェアで、音楽と視覚芸術の交流を促進する音楽プログラムのキュレーションを実施。キュレーションにおいてマウルスは、クラシック音楽の理念、概念、慣習をしばしば取り上げ、ヴィジュアル・アーティストたちの概念的な視座や多様なアプローチから、それらに取り組み、ひねりを加え、拡張しようとする。2013年、ベルリン・フィルハーモニーのためのプロジェクト「VIRTUOSITY」を企画、ここではヴィジュアル・アーティストたちを招き入れ、フィルハーモニーの文脈上で演奏されるクラシックの修練を積んだ音楽家たちにコンセプチュアルな指示と楽譜を提供した(参加:Kammerensemble Neue Musik Berlin、Saâdane Afif、Bethan Huws、Christoph Keller、 Annika Larsson、Klara Lidén、Olaf Nicolai、Elliot Sharp、Tracey Rose、Tino Sehgal)。2019年のヴェネツィア・ビエンナーレと並行して企画したパフォーマンス・シリーズ「ENCORES」は、回帰・冗長・剰余に関連するもので、ビジュアル・アーティストたちとともにヴェネツィア最古の劇場のひとつ、ゴルドーニ劇場のために考案した短編作品を上演(参加:Saâdane Afif、Hsia-Fei Chang、Pierre Huyghe、Yutaka Makino、Jonathan Monk、Annika Larsson、Anri Sala)。2021年、ベルリンの現代美術館KWでは、〈カノン〉のアイデアにもとづくコンサート「KANōN, QANÛN, CANON (…)」を企画した(出演: Satch Hoyt、Annika Larsson、Robin Hayward、Yutaka Makinoなど)。

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ニナ・カネル|アーティストトーク

10月30日(月)18:30より、大橋キャンパス音響特殊棟 録音スタジオでニナ・カネル氏のアーティト・トークを開催します。カネル氏の作品におけるプロセスに特に焦点を当てながら、彼女の芸術活動を紹介していただきます(使用言語:英語)。

なお、今回のイベントは、現在開催中の森美術館開館20周年記念展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために 環境危機に現代アートはどう向き合うのか?」(2023年10月18日〜2024年3月31日)に出品するため来日されたことで実現しました。

日時:2023年10月30日(月)18:30-20:00
場所:九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟 録音スタジオ
参加費:無料
言語:英語
主催:九州大学大学院芸術工学研究院
令和4年度大学改革活性化制度「日本デザインを創造し国際発信できる人材育成のための教育プログラムの構築」
令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」

【お申込はこちらから】
申し込みフォーム:https://forms.office.com/r/x7y7mtRbsB


ニナ・カネル(1979年、スウェーデン・ベクショー出身、ドイツ・ベルリン在住)は、彫刻の領域で活動するアーティスト。彼女の芸術実践は、完成した作品をめぐって展開するものではなく、そのプロセスと相乗効果を前景化している。

カネルは彫刻の概念を拡張し、触覚的なものだけでなく、大気や音、湿度、気温、静電気といった目に見えにくい構成要素をとりこんでいる。隠されたプロセスや時間性を明らかにすることによって、その作品は生きている/生きていないものといった私たちの常識的な理解を揺さぶり、物質にかんするヒエラルキーや歴史゠遍歴について疑問を投げかける。彼女曰く「私はしばしば、知ることと見ることのあいだのギャップにとどまることを好み、展覧会を訪れた人々が物質性のことを、なにかしら多孔的なものとして理解するように促しているのです」。

カネルはアイルランド・ダブリンのIADT(Dún Laoghaire Institute of Art, Design and Technology)で学び、これまで以下の美術館で個展を開催した。ザンクト・ガレン美術館(スイス)、アーティスト・インスティテュート(ニューヨーク、ミルフォード・グレイヴスと共同)、ストックホルム近代美術館、S.M.A.K(ゲント)、カムデン・アート・センター(ロンドン)、アルコ美術館(ソウル)、ハンブルガー・バンホーフ(ベルリン、ロルフ・ユリウスと共同)、近代美術館(ウィーン)、フリデリツィアヌム美術館(カッセル)。また、以下のビエンナーレやグループ展に参加。ヴェネツィア・ビエンナーレ、シドニー・ビエンナーレ、リヨン・ビエンナーレ、マニフェスタ・ビエンナーレ、光州ビエンナーレ、クエンカ・ビエンナーレ、リバプール・ビエンナーレ、ニューヨーク近代美術館、パレ・ド・トーキョー(パリ)、ルフィーノ・タマヨ博物館(メキシコシティ)、ウィーン・セセッション、ビルバオ・グッゲンハイム美術館。インスタレーションやアーティストブックでは、ロビン・ワトキンスと頻繁に共同活動を展開している。

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最後の画像設計学科卒業生 岸川瑞樹さんが『少年ジャンプ+』で新連載開始!

芸術工学部画像設計学科2022年度卒業生の岸川 瑞樹さんが、2023年10月から少年ジャンプ+で新連載『クソ女に幸あれ』を開始されました。
岸川さんは、伊藤裕之教授の研究室で視覚心理学を学び、在学中から読み切り漫画作品が三本も雑誌に掲載されるほどの優れた才能の持ち主でしたが、誰よりも講義に足を運び、耳を傾けていました。
早く形に出来た人は、周囲の目標となり、その責任からより遠くへ行くことでしょう。今後の活躍から眼が離せません。

最後の画像生は、声優、俳優、演劇作家、日本画家、映像クリエーター、イラストレーター、ビジネスマン、色彩学者、心理学者など、岸川さんに負けずとも劣らない才気あふれるまだ無名の天才たちの集団です。今後も彼らの活躍にご期待ください。

「お楽しみはこれからだ。」

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【海外大学との交流】カイザースラウテルン工科大学(RPTU)からの来訪

9月20日(水)に、カイザースラウテルン工科大学(RPTU)建築学部の副学部長Helmut Kleine-Kraneburg教授と助教、学生ら21名が、スタジオ旅行の一環で大橋キャンパスを来訪されました。

デザインコモンでは、芸術工学研究院 副研究院長で環境設計部門の田上 健一教授から、自身が設計したデザインコモンの設計理念や手法について詳しくご説明し、建築を専門とするRPTUの皆さんは大変興味深く聴いておられました。

その後、芸術工学図書館(Design Library)工作工房、デジタル工房をご案内しました。
リニューアルした芸術工学図書館では、その修復や改修のコンセプトについてご説明しました。アクティブラーニング・コリドー、コンセントレーション・ブース、VAラウンジなど、過去のどのような部分を残し、どのように復元したのか、また、教育の変化に合わせて様々なスペースが設計されていることなどの説明に耳を傾けておられました。
工作工房では、学生たちの作業スペースや多種多様な道具や機械、材料を見学されました。木の香りが漂う工房の様子を目にされ、どんな木材を使っているのかなど、熱心に質問をされていました。
デジタル工房では、高性能3Dプリンタをはじめとしたデジタルイメージ形成のための装置を見学され、複雑な実体モデルの作成について学びました。

RPTUの皆さんにとって、大橋キャンパス見学が充実したスタジオ旅行のひとときとなったのではないでしょうか。

最後の画像生-今後に期待できる映像作家のご紹介

芸術工学部画像設計学科2022年度卒業生 下原明日翔さんの一連の作品には目を見張るものがあります。
2023年4月に大野城市庁舎にて行われたプロジェクションマッピングや、石井研究室での卒業制作はその高い感受性がフルに発揮されていました。今後の活躍に期待したい卒業生です。
メディアデザイン部門 石井達郎准教授の研究室では、毎年素晴らしい作品が完成しています。大野城市のプロジェクションマッピングでは、下原さんのほかにも豊島さん、奥田さんなど多くの学生が映像作りに参加しました。石井准教授や学生が額に汗して準備された当日の現場では、多くの大野城市民が明るくあたたかい映像を楽しまれていました。

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未来構想デザインコースと音響設計コースの共同開発商品が自治体に寄贈されました

2020年に芸術工学部未来構想デザインコースと音響設計コースが株式会社JR西日本新幹線テクノスと共同で開発し発売した介護福祉商品「伝声器ささやコール」が、7/21に福岡県那珂川市へ、9/7に福岡県春日市へ寄贈されました。

芸術工学部未来構想デザインコースと音響設計コースは株式会社JR西日本新幹線テクノスと共同で、高齢者福祉施設の様々な問題の調査や実験・計測を行ってきました。
疾病や障害の他、加齢に伴う聴力の低下は、福祉施設や介護者の大きな負担になっています。そこで車椅子を利用した高齢者と介護者間の会話の負担を減らすための道具「ささやコール(意匠登録1665145 創作者:毛利順、尾方義人、姜健)」が販売になりました。
このほかにも、医師との問診や会話の疎通を促す道具や、介護者への声掛けが聞き取りやすいベッドヘッドボードなどの開発をすすめています。



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【展示】SAEKI Takumi Grow. Glow.

芸術工学図書館のグランドオープンを記念して、九州大学大学院芸術工学研究院のアーティストによる展覧会を開催いたします。図書館のリニューアルに合わせ新設した映像音響ラウンジを会場に、シリーズで作品を発表いたします。
第3回は、芸術工学府博士課程1年の佐伯 拓海による展覧会「 Grow. | Glow. 」です。

佐伯は、自ら光を放つ細菌である発光細菌を用いた作品制作の研究をしています。本展では、発光細菌が時間ととも増殖し、それに伴って立ち現れる図像が変化していく作品を展示します。



会場
九州大学大橋キャンパス 芸術工学図書館 1F映像音響ラウンジ

開催日時
10月6日(金)~10月13日(金) ※日曜・祝日を除く
10:00〜19:00(土曜日のみ17:00まで)

入場
無料

主催
九州大学大学院芸術工学研究院
*令和3年度大学改革活性化制度「メディアアートによる科学・技術の芸術表現への昇華を通した価値の可視化プロジェクト」
芸術工学図書館


佐伯拓海 SAEKI Takumi
九州大学大学院芸術工学府博士課程1年。熊本県人吉市出身。発光細菌を用いた作品制作及びその研究を行なっている。
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「那珂川みらい会議」公開セミナー2023を開催します!

令和5年度国土交通省官民連携まちなか再生推進事業に「那珂川みらい会議」が採択され、九州大学大学院芸術工学研究院も中心的に参加し、福岡市南区の那珂川流域に位置する公民学が連携するエリアプラットフォームを創出しています。
「那珂川みらい会議」は、南区の宝・那珂川のみらいに向けて、構想し実現する会議です。

10月14日(土)に、九州大学大橋キャンパス2号館2階環境設計ギャラリーにて公開セミナーを開催いたします。
川辺がこんな環境になったら良いのに、こんなことがやってみたい、興味・関心のある方、大歓迎です。WEB参加も可能ですので、是非奮ってご参加ください!



日時:2023年10月14日(土)10:00~12:00(受付9:30~)
場所:九州大学大橋キャンパス2号館2階環境設計ギャラリー(福岡市南区塩原4-9-1)
対象:興味・関心のある方どなたでも大歓迎!
定員:60名程度
   ※参加費無料・事前予約・当日参加OK
   ※WEB参加は定員制限はありません

事前の参加申し込みは、下記リンクの申込フォームよりご登録ください。
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サイエンスカフェ 『決められた美しい世界の中の青木繁』

久留米市出身の洋画家、青木繁。
その命日の2023年3月25日に久留米市内の青木繁旧居で、メディアデザイン部門 妹尾武治准教授、料理研究家の山際千津枝さん、青木繁旧居館長の荒木康博さんが登壇し、サイエンスカフェを実施しました。
久留米市青木繁旧居保存会が主催し、久留米市の後援を受け実施した本イベントでは、3人の登壇者が青木氏の人生と作品、人の眼を見ることについて語りました。
その模様は、西日本新聞(児玉記者執筆)と読売新聞(遠藤記者執筆)で大きく報じられ、久留米の自然と共に、福岡の素晴らしいものへの注目を集めたことと思います。

「サイエンスカフェ」とは、九州大学が主体となり科学を広く一般の方と語り合う場です。
芸工は芸術を科学できる場所ですから、それをさらに多くの人と語れるような授業(伊藤浩史准教授や平松千尋准教授などによる)も準備されています。
教員をはじめ、在学中の学生や学術研究員など多くの人が積極的に語りの場に出て、挑戦しています。
作家そのものでなくても、幅広く適材適所な芸術周りの人材育成がなされる、楽しい場所です。
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2年間にわたって展開されたECYCLE PROJECT(エサイクルプロジェクト)

長年問題となり続けてきた食料廃棄物問題。食料廃棄物を釣りえさに加工することで、フードロスを減少させるとともに、海や魚にやさしく釣りを楽しんでほしい。さらには、この釣り餌を使用すること自体が食料廃棄物・海洋汚染などの問題への関心と行動をうみ、子どもたちへの食育にもつながる。釣りえさを中心となり、ESAから良いサイクルが生まれる。それがECYCLE PROJECTエサイクルプロジェクト)です。

このプロジェクトは、2021年に共創学部の学生3名が企業と共同で遂行しました。
その翌年の2022年。新たに芸術工学部の学生3名が引き継ぎ、発展させていきました。
メディアデザインコース 井上光平ラボ 鈴木さん、妹尾武治ラボ 塚本さん、当時3年生の井上さんの3人は、共同でプロジェクトを進めるIMARI 株式会社、株式会社 電通九州と話し合いを重ね、何度も現場に赴きました。
また、テレビやラジオへの出演、新聞の取材を受ける中で、広告効果の実情を実験Twitterサイトを立ち上げて調べることで、卒業研究にしました。

井上准教授の指揮のもと、妹尾准教授が参画した本プロジェクト。
メディアデザインコースでは、複数のラボが共同で卒業研究に取り組むような柔軟性もあります。
何より、学生や井上准教授の笑顔を見てもらえれば、この取り組みが学び多く幸せなものであったことがご理解いただけるでしょう。
参照リンク

【注目の書籍紹介】妹尾武治准教授著『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~』

メディアデザイン部門の妹尾武治准教授の著書『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~』(光文社新書) が注目されています。
2023年10月3日時点で、光文社新書部門で1位、 Kindle科学テクノロジー部門で115位になっています。
2021年に出版したこの本には、続編『僕という心理実験 うまくいかないのは、あなたのせいじゃない』もあり、コアなファンに支持されているようです。
さらに、2023年には著作権を放棄した形で、最後まで無料で読める『僕の心理学』をnoteというオンライン媒体で目下連載中です。
授業では基礎的な内容が中心になりますが、そこから発展した内容で、学内での学びに近いものを最後までお読みいただくことができます。

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