福岡県聴覚障害者協会青年部×九州大学「きこえないあそび。きこえないムジカ。」

大学院芸術工学府の改組により、コース横断型の実践的演習科目として新しく生まれた「スタジオプロジェクト」。本科目は、専門の異なる学生がグループで関わり、専門的な実践能力、問題探求能力、問題解決能力とともに、より高度なコミュニケーション能力の修得を目指します。
2022年度開講のスタジオプロジェクト科目の一つ「聴覚障害のある人にとってのコンサートのあり方を考える」の成果発表として、公開イベント『きこえないあそび。きこえないムジカ。』を福岡県聴覚障害者協会青年部と協働で開催します。

 

「きこえないあそび。きこえないムジカ。」


「音はみえないけれど、そこにいる」
きこえる/きこえないを超えて、そこにいる音たちに会いに行きませんか。
今回のイベントで音は、色や振動、ことばに姿を変えています。
楽器から出る音、ことばで表現された音、色になった音…。
音に形はありません。そして、目にもみえません。
それでも音は、あなたのことを待っています。

福岡県聴覚障害者協会青年部×九州大学

◆企画

○produced by 福岡県聴覚障害者協会青年部
音のない世界60分を楽しむ深海駅/音のない世界を知るイベント

○produced by 九州大学
体験と展示 きこえないムジカ。/大学構内のツアー/ステージイベント/トークイベント 等(詳細はイベントのウェブサイトをご覧ください)

◆開催日時

2023年2月4日(土)13:00〜17:30、2月5日(日)10:00〜15:30

◆会場

九州大学 大橋キャンパス(福岡県福岡市南区塩原4-9-1)
多次元デザイン実験棟(受付)、音響特殊棟(無響室、残響室、録音スタジオ)

◆参加費

無料 ※一部プログラムは要事前予約
※小学生以下は保護者同伴での参加をお願いします。

◆アクセシビリティ

●手話通訳:会場内には手話通訳者を手配します。
●リアルタイム字幕:トークイベントでは音声を文字化するアプリ「UDトーク」を活用したリアルタイム字幕をご提供いたします。
●託児サービス(事前予約制、当日空きがあれば当日受付も可能) :イベント開催中、会場内に託児室を設置し、べビーシッター会社による託児サービスを行います。
●その他、当日の配慮についてご要望等がありましたら、可能な範囲で対応いたします。
「九州大学の企画および全体のお問い合わせ先」までご連絡ください。

[主催]
福岡県聴覚障害者協会青年部創立50周年記念事業実行委員会
九州大学大学院芸術工学研究院附属社会包摂デザイン・イニシアティブ
九州大学大学院芸術工学府「スタジオプロジェクトIV-B(聴覚障害のある人にとってのコンサートのあり方を考える)」

[助成]
一般財団法人曽田豊二記念財団
科学研究費補助金基盤研究(B)JP22H03888「公立劇場の社会包摂に向けた技術的・社会的観点に基づくデザインの実証研究」

[協力]
Game Changer Catapult コデカケ 「聴覚障がいがある人向け外出支援デバイス/サービス」
参照リンク

未来構想デザインコース紹介ブックレット(授業・卒研紹介、対談集)最新版発行のお知らせ

芸術工学部未来構想デザインコースの授業・卒業研究の紹介ブックレット、コース教員対談集の最新版を発行しております。
下記参照リンクの電子版(PDFファイル)を是非ご一読ください。



未来構想デザインコースの教員「未来構想」を語る
 巻頭特集対談:未来構想デザインコースは「なぜ、一般選抜入試で「生物」も選択可能にしたか。」
 コース長×コース教員の対談

未来構想デザインコース授業紹介2020-2021
 未来構想デザインコースで実際行われている授業の紹介です。

「未来」の卒研2020
 79の芸術工学部学生の卒業研究他と、15の教員の卒業論文の紹介です。

「未来の授業」2019
 未来構想デザインコース発足時の授業紹介集です。

参照リンク

【芸工公式YouTube】芸工ウィンタースクールの動画を公開しました

2022年11月14日から21日に開催された芸工ウィンタースクールの動画を芸工公式YouTubeで公開しました。
芸工ウィンタースクールの詳細は下記参照リンクをご確認ください。

参照リンク

【展示】未来構想デザインコース尾方研究室が「未来の社会のデザイン」をテーマに展示 @東京六本木ミッドタウン

東京ミッドタウン・デザインハブでは、大学・専門学校の教育課程や研究室で取り組まれている課題の内容と、学生作品を紹介する「ゼミ展」を2018年より開催しています。
2023 年1 月10 日(火)から第101回企画展として開催される「ゼミ展2023」に、『空気から直接二酸化炭素を回収する技術と社会のデザイン』をテーマとして、芸術工学部未来構想デザインコース 尾方研究室が出展します。

技術と未来社会がどうなっていくのか、どうあるべきか、あるいは、どうするべきかを考察するだけではなく、表現として提示しています。それにより、様々な対話や気付きや可能性を見い出しました。技術の答えでも、成果物のデザインでもありません。楽しい未来を考え るためのデザインからの投げかけです。こういった方法が未来構想デザインとなっていきます。

本展は、九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 藤川研究室との共同研究・共同出展です。
技術を示すためのプロダクトデザイン、グラフィックデザイン、都市デザイン、サービスデザイン、ビジネスモデル、モーショングラフィックス、サウンドロゴなど、総合的かつ融合的に社会のあり方を表現しています。

 


二酸化炭素を回収する技術と社会のデザイン
(東京ミッドタウン・デザインハブ第101回企画展「ゼミ展2023」内)

開催日時
2023 年1 月10 日(火)~ 2 月12 日(日)11:00‒19:00
会期中無休、入場無料

会場
東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウン・タワー5階)
東京都港区赤坂9-7-1

担当
九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 藤川研究室
九州大学芸術工学部芸術工学科未来構想デザインコース 尾方研究室

※「ゼミ展2023」の詳細は下記参照リンクをご覧ください。

添付ファイル
参照リンク

待つことの快楽(第17回ダイワハウスコンペティション 佳作)

電気を使わないことで、待つことに快楽が生まれた。
私たちは電気を使うことで時間をコントロールしてきた。
照明によって明るい時間を延ばしたり、電子レンジによって一瞬で物を温められるようにした。電気を使わなくなると、私たちは物本来の時間を受け入れ、忘れかけていた「待つことの豊かさ」を思い出す。
ゆっくりと部屋が暖まるのを待つ感覚、誰かの帰りを待つワクワク、私たちは無意識のうちに待つことの豊かさを排除してきたのかも知れない。
待つことの快楽によって人と生活の関わり方を見つめ直す。
参照リンク

【学生の受賞】日本人間工学会 第43回九州・沖縄支部大会にて最優秀発表賞を受賞

芸術工学府人間生活デザインコース修士1年 松尾泰平さんらの発表が、2022年12月9日(金)に開催された「日本人間工学会 第43回九州・沖縄支部大会」にて、最優秀発表賞を受賞しました。

【発表題目】
ロービジョンに見られる視覚状態が空隙またぎ動作に与える影響

【発表者】
松尾 泰平(芸術工学府人間生活デザインコース修士1年)
宇野 直士(山陽小野田市立山口東京理科大学)
LOH Ping Yeap(大学院芸術工学研究院)

【受賞作品発表】SDGs Design International Awards 2022

九州大学大学院芸術工学研究院SDGsデザインユニットと九州大学未来デザイン学センターが主催する、SDGs Design International Awards 2022授賞式を、2022年11月12日(土)にオンラインで開催しました。

授賞式に先駆けて、「未来に求められる質の高い教育」をテーマにSDGs Design International Awards 2022の審査員によるパネルディスカッションを行い、教育、SDGs、コンテンツクリエイトなどの各分野の専門家による最新の教育プログラムや取り組みを紹介しました。
今年度の本アワードには、世界13の国と地域より「質の高い教育」をテーマに、過去最高となる271件の応募が寄せられました。厳正なる審査の結果、各賞の受賞者が以下のとおり決定しました。

テーマ1 質の高い教育をデザインしよう

【金賞】
機会を提供するバス~若者のための教育サービス~ 
Sneha Aggarwal、Shruti Chakke Chamba Tsetan、Bhaskar Sen、and Amruta Supate 
(インド国立大学ほか)

【銀賞】
都会での食の生産教育センター 
Jiang Jianghang and Deng Jingyi (東京理科大学、駿河台大学)

【銅賞】
バーチャル空間における災害訓練 
Lee Yejin and Jang Sujeong (東西大学/韓国)

テーマ2 企業とともに質の高い教育をデザインしよう

【ユーコーラッキーグループ賞】
みんなのアートラボ~九大生が提案する包摂的な学びの場づくり~ 
吉田愛彩、井関たえ[文学部2年生]、天本日菜子、 江藤 優花[教育学部2年生]、
和田 千夏[教育学部4年生] (以上、九州大学)

【マリンワールド賞】
海を守る音を奏でよう 
石川 青 (国際基督教大学高等学校)

【九州ガス賞】
私のエネルギー~Tomodachi(友達)~ 
Sheryl Anne de Jesus(九州大学芸術工学府デザイン人間科学国際コース 2年生)and Marly Anne Lacaden

【高校生特別賞】
はじめの一歩 
網田暖 (熊本県立熊本高等学校)

海を守る音を奏でよう 
石川 青 (国際基督教大学高等学校)

Tora Café (虎カフェ)
八田かれん、石田千智、松田美里 (滋賀県立虎姫高等学校)


各賞の概要、審査員長、企業の方による講評は公式HPを是非ご覧ください。

主催:九州大学大学院芸術工学研究院SDGsデザインユニット/九州大学未来デザイン学センター
共催:韓国 東西大学 未来アジアデザインセンター/九州しあわせ共創ラボ(九州博報堂)
協力:Cumulus Association/International Office, Facutly of Design/中国北京理工大学
技術協力:Telemedicine Development Center of Asia(TEMDEC)
後援:外務省/福岡県/福岡市/糸島市/福岡市教育委員会/九州経済産業局/JICA九州/ESD活動支援センター/国連ハビタット福岡本部
参照リンク

【受賞作品発表】2022アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA

九州大学と福岡県・福岡市などが中心となって主催するメディアアートコンペティション「2022アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」(ADAA)は、北部九州からデジタルコンテンツの創造を担う高度な技能と豊かな感性を持つクリエータの発掘・育成の場として2001年にスタートしました。

22回目を迎える今回のコンペティションで、世界22の国と地域から893点の応募があり、アジアデジタルアート大賞をはじめとする計54点の受賞作品を選定しました。
九州大学の学生からも多くの応募があり、計8作品が福岡市長賞などを受賞しております。

また、昨今の画像生成AIを利用したアート作品(静止画)について、表現や権利・創造性の有無・評価方法等の観点から議論を深めることを目的とし、特別企画として開催した「AIアートアワード」では、7作品をAIAA賞として選定しました。

受賞作品は「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」公式ウェブサイトにて公表するとともに、2023年3月8日(水)~3月12日(日)に受賞作品展、2023年3月11日(土)に表彰式を福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1-6)で開催いたします。

詳細は、ADAA公式ウェブサイトをご確認ください。



<九州大学学生の受賞作品>

・学生カテゴリー/インタラクティブアート部門 大賞 『Light Graffiti』
 濵田 煇(芸術工学府メディアデザインコース修士1年)

・学生カテゴリー/エンターテインメント(産業応用)部門 優秀賞、福岡市長賞 『アウフグース×映像 〜熱波の可視化〜』
 大塚 雄介(芸術工学府コンテンツ・クリエーティブデザインコース修士2年)

・学生カテゴリー/エンターテインメント(産業応用)部門 優秀賞 『My STATUS!!』
 小野 愛佳、小濵 行秀、中村 勇輝、宋 宗憲、弘中 南実、福田 優楓(芸術工学府メディアデザインコース修士1年)

・学生カテゴリー/動画部門 優秀賞 『The Swamp (All That I Can’t Leave Behind)』
 崎村 宙央(芸術工学メディアデザインコース2年)

・学生カテゴリー/インタラクティブアート部門 入賞 『Chaos Sketch』
・学生カテゴリー/静止画部門 入賞 『Chaos』
 星野 純平(芸術工学府メディアデザインコース修士1年)

・学生カテゴリー/エンターテインメント(産業応用)部門 入賞 『Crossing-照明表現を探求したパフォーマンス作品』
 石井 優里、大塚 雄介(芸術工学府コンテンツ・クリエーティブデザインコース修士2年)、川﨑 由揮(芸術工学部音響設計学科4年)

・一般カテゴリー/動画部門 入賞 『LOOP』
 小山 理生(芸術工学府コンテンツ・クリエーティブデザインコース2021年度修了)、中村 燎平(芸術工学部音響設計学科4年)、石井 達郎、妹尾 武治(大学院芸術工学研究院)


【画像】上から
『Light Graffiti』
『アウフグース×映像 〜熱波の可視化〜』
『The Swamp (All That I Can’t Leave Behind)』
参照リンク

【入試情報】学校推薦型入試(未来構想デザインコース)の過去問公開

芸術工学部芸術工学科未来構想デザインコース学校推薦型選抜試験二次選抜(2022年12月4日実施)の小論文問題を公開しております。
下記参照リンクから閲覧できます。
参照リンク

【展示】未来構想デザインコース ムラモトリズム個展「嗜好の寫眞展」

未来構想デザインコース3年生の村本りずむさんによる、ムラモトリズム個展
「嗜好の寫眞展」が下記日程で開催されています。

同じく未来構想デザインコース3年生の吉田啓悟さんによる個展
「Popでcolorfulなイラスト展」も同日、同じ会場で行われております。
是非お越しください。

ムラモトリズム個展「嗜好の寫眞展」

好みやこだわりなどといった選り好みの由来となる
「嗜好」をテーマとしたフィルム写真展です。
撮影した陰画を現像し、独特な色彩や粒子感に仕上げています。

【展示日時】
2022/12/20(火)〜12/22(木)
10:00〜18:00(最終日のみ17:00)

【展示会場】
九州大学 大橋キャンパス
1号館 ギャラリースペース

添付ファイル
参照リンク

【展示】未来構想デザインコース 吉田啓悟個展「Popでcolorfulなイラスト展」

未来構想デザインコース3年生の吉田啓悟さんによる「Popでcolorfulなイラスト展」が
下記日程で開催されています。

同じく未来構想デザインコース3年生の村本りずむさんによる、ムラモトリズム個展
「嗜好の寫眞展」も同日、同じ会場で行われております。
是非お越しください。

吉田啓悟個展「Popでcolorfulなイラスト展」

ポップでカラフルなイラストが見られる個展です。
「イラストを見て少しでも明るい気持ちになって欲しい」という想いが込められています。

【展示日時】
2022/12/20(火)〜12/22(木)
10:00〜18:00(最終日のみ17:00)

【展示会場】
九州大学 大橋キャンパス
1号館 ギャラリースペース

芸術工学インターナショナル・ウインター・スクール 2022を開催しました

Envisioning the Future of Design

2022年11月14日から21日にかけて、第1回ウインタースクールを開催しました。このウインタースクールでは、カンボジア、インドネシア、マレーシア、台湾、タイの5つの国及び地域にある7大学から、計15名の学生が参加しました。(ガジャ・マダ大学、カンボジア工科大学、国立台湾師範大学、国立台湾大学、ラチャモンコン工科大学タンヤブリ校、シラパコーン大学、マレーシアサインズ大学)

今年度からスタートした本プログラムは、芸術工学府の教育を海外の学生に体験してもらう機会であり、カリキュラムはこれまで以上に個々のデザイン分野を横断的に統合したものになりました。また、参加者は、本学大学院で学び、本学の学生や留学生と交流することができました。

プログラムは、参加者が芸術工学の異なる分野の見識を深めることができるよう構成されています。各専門分野の教員が行う9つの講義、参加者が教員の研究内容を深く理解するための午後4回のラボセッション、先進的で多様な研究施設を巡るキャンパスツアー、唐津市でのカルチャーツアーを経て、最終日には参加者によるプレゼンテーションが行われました。プログラム詳細は添付ファイルご覧ください。

キャンパスツアーでは、参加者は学内のさまざまな施設を見学しました。今回見学した施設をご紹介します。音響特殊棟は、世界的にも珍しい音響関連の研究施設で、無響室、残響室、録音スタジオを備えています。環境適応研究実験施設は、人間の環境適応性を評価し、健康で快適な生活環境に必要な条件を明らかにするために、気圧、温度、湿度、照度、色温度、水圧をさまざまな設定で制御できる9つの人工気候室を有しています。居住空間実験住宅は、居室、キッチン、バスルーム、トイレ、階段など、住環境のシミュレーションを行い、人間の行動や行為を実際の生活の場で観察・分析することができます。バイオ・フードラボは、科学的な実験や調理ができる機器を備えており、デザインの観点からバイオテクノロジーと食の可能性を探る先進的な施設です。工作工房とラピッドプロトタイピングラボは、学生や教員が卒業制作やプロジェクト、研究関連の作品など、創造的な取り組みを行うために使用できるさまざまな道具、機械、高度なデジタルツールを備えています。

ラボセッションは、参加者の関心分野に分かれて各研究室で行われました。環境適応研究実験施設での季節の変化に対する身体反応の実験、ナマケモノの便からのDNAサンプル抽出、ドローンによる建物のRGB画像撮影、さまざまな触覚に関する錯覚の体験、学習環境のスペースデザインや電車のモデル制作など、体験活動を通じて新しい知識や技術を学びました。

最終プレゼンテーションでは、参加者から、「講義やラボセッション、キャンパスツアーを通じて、自分の専門分野や専門外の知識を得て視野が広がり、新たな可能性を見出すことができた」という感想が述べられました。また、ラボセッションで体験したことのない技術や研究手法を経験できたことは、参加者にとって、示唆に富み、刺激的だったようです。さらに、各研究室で指導してくれたり、日本文化や料理を紹介してくれたり、カラオケに誘ってくれたりなど、おもてなしをしてくれた芸術工学府の学生たちにも感謝していました。プログラムの最後には、フェアウェルパーティーが開かれ、ウインタースクールの1週間や新しくできた友情の輪について、みんなが振り返る時間を持つことができました。
添付ファイル
参照リンク