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卒業生の吉浦康裕監督が「第45回日本アカデミー賞」優秀アニメーション作品賞を受賞

卒業生(九州芸術工科大学芸術情報設計学科  2003年卒業)の吉浦康裕監督の新作『アイの歌声を聴かせて』が「第45回日本アカデミー賞」優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
吉浦監督ご本人からのメッセージをご紹介します。

<吉浦監督からのメッセージ>
 本校在学中から数えて約20年。いち学生の自主制作から始まったアニメーション制作が、多くのスタッフを共にする集団作業へと移り変わり、一つの劇場作品を創り上げるに至りました。その結果として、第45回日本アカデミー賞における優秀アニメーション作品賞を頂けたこと、とても嬉しく名誉に思います。自分が信じた面白さが、観て下さった方々に素直に届いたのだと、そう実感することが出来ました。
 私の創作の原点は在学中の制作活動にあります。いま振り返ると微笑ましいのですが、当時は「卒業するまでに何かしらの成果を世に放たなければ」という、半ば脅迫めいた目標を持って四年間を過ごしていました。将来に対する展望と不安、無根拠な自惚れと思い込み、自分以外の才能への嫉妬……種々雑多な感情に揉まれて過ごした学生時代は、今ではかけがえのない財産です。皆さんにとっても、そのような機会であることを願っています。

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