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卒業生が第25回文化庁メディア芸術祭のアート部門で大賞を受賞

九州大学芸術工学部・大学院芸術工学府の卒業生・修了生が中心になって制作した、アート作品「太陽と月の部屋」が、第25回文化庁メディア芸術祭のアート部門で大賞を受賞しました。この作品の制作には、多くの芸工の卒業生が在籍しているanno labのメンバーを始め、11名の卒業生(井原正裕、岩谷成晃、宇佐美毅、須藤史貴、田中喜作、藤岡定、船津文弥、渡辺圭介、的場寛、堀尾寛太、新美太基 [敬称略])が関わっています。anno labの代表である藤岡定さん(九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻音文化学講座博士課程 2010年修了)からのメッセージをご紹介します。

<藤岡代表からのメッセージ>
 「太陽と月の部屋」は太陽光とインタラクティブに触れ合うことができる作品で、大分県豊後高田市 長崎鼻リゾートキャンプ場内にある「不均質な自然と人の美術館」にて体験可能です。昼間に外で色が見えるのも太陽の恵みによるものです。頭では分かっていても客観視することが難しい太陽について改めて捉え直す機会を提供したいと考えながら制作しました。
今回は素晴らしい賞を頂き、身に余る光栄に一同震えておりますが、今後も精進して参りますので、何卒よろしくお願い致します!

 私たちは、楽しいことを日常の中心に据えて、自然に生きていくことが大切だと考えています。当時の研究院長であられた佐藤陽彦先生がおっしゃったように、本来、人の本性は働くことも子育ても勉強も、楽しく感じるようにデザインされているはずです。それを楽しく感じられないのは社会や生活のデザインに問題があるので、人間の本性を見据えて、楽しい日常を取り戻すデザインが必要とされています。これからは芸工の学生や芸工を目指す皆さんが、その未来を作る主役になっていくので、まずは自分の人生を思いっきり楽しんでください!

 

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