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平井康之教授らによる 国立民族学博物館触知案内板のデザイン開発が「日本デザイン学会 2021年度 年間作品賞」を受賞しました

日本デザイン学会 デザイン学研究作品集26号に審査通過し採録された『国立民族学博物館触知案内板のデザイン開発』で、平井康之教授(九州大学大学院芸術工学研究院)、冨本浩一郎講師(山口大学国際総合科学部)、日髙真吾教授(国立民族学博物館 人類基礎理論研究部)がこのたび「日本デザイン学会2021年度年間作品賞」を受賞しました。

平井教授と冨本講師が主導となり、国立民族学博物館の文化資源プロジェクトとして開発した『デジタル触地図(国立民族学博物館触知案内板)は「2020年度グッドデザイン賞」、「IAUD 国際デザイン賞 2020 銀賞」、UNIVERSAL DESIGN competition 2021での「UNIVERSAL DESIGN expert 2021(専門家賞)」「UNIVERSAL DESIGNconsumer 2021(消費者賞)」を受賞しており、今回で5度目の受賞となります。

デジタル触地図は、視覚に障がいのある人とない人が、分け隔てなく館内情報にアクセスできるインタラクティブな触地図システムです。タッチパネルティスプレイ上に設置したフィンガーガイドと音声案内との連動によって、館内の位置情報や展示案内を触覚と聴覚から得ることができます。フィンガーガイドは、今回新たに開発された、なぞりながら触る行為を促す新しいインターフェイスデザインです。
すでに国立民族学博物館の展示場に3台設置され活用されており、今後も設置を増やす計画をしております。さらに標準デザイン化を目的として特許を取得し、他の博物館園への公開と普及も目指しております。

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