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授業「デザインと日本A/日本デザインの理解A 2023」

授業「デザインと日本A/日本デザインの理解A」は、写真、公共デザイン、サブカルチャー、メディア、ランドスケープデザインなど、毎回異なる専門分野の教員が、それぞれの切り口で日本のデザインを紹介する九州大学芸術工学部と大学院芸術工学府の科目です。これほど多様な分野からデザインをまとめて学ぶ機会はなかなかありません。この授業は「日本を知るプログラム」の一環として開講しており、九州大学の他学部・他学府の学生も受講可能です。

2023年度は、日本、アメリカ、中国、フランス、ドイツ、グアテマラ、インドネシア、イタリア、ミャンマー、シンガポール、台湾、ベネズエラの12の国および地域から55名の学生が履修しました。履修した学生のうち80%が留学生で、20%が日本人学生でした。全て英語で行われる本授業では、講義とグループ・ディスカッション、エクスカーションを実施し、最終日には英語によるプレゼンテーションを行いました。

エクスカーションでは、福岡県南部の筑後地方にある久留米市と八女市を訪れ、日本の伝統的な織物会社や酒蔵を見学しました。そして、最終プレゼンテーションでは、学生が新たに学んだこと、日本のデザインの特徴やその応用方法について発表しました。本授業での講義やエクスカーションをとおして、学生が相互に交流し、さまざまな視点から話を聞き、助け合い、楽しく学ぶ機会を得ることができました。

芸術工学研究院では、今後もこうした英語による授業や留学生との交流機会を増やし、国際化を推進します。




デザインと日本A/日本デザインの理解A

開講期間
2023年4月12日(水)から7月5日(水)まで

プログラム
第1回 ガイダンス
日時:4月12日(水)
担当教員:下村 萌
場所:九州大学大橋キャンパス5号館512教室

第2回 文化的翻訳と日本らしさ
日時:4月19日(水)
担当教員:結城 円
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

第3回 写真と日本
日時:4月26日(水)
担当教員:結城 円
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

第4回 日本のサブカルチャーとメディア
日時:5月10日(水)
担当教員:冬野 美晴
場所:オンデマンド・ビデオ

第5回 シリアスゲームデザイン
日時:5月17日(水)
担当教員:松隈 浩之
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

第6 – 9回 エクスカーション:日本の伝統工芸と文化
日時:5月20日(土)9:00-18:00
担当教員:下村 萌
場所:久留米市、八女市

第10回 行政へのデザインの関わり方
日時:5月24日(水)
担当教員:曽我部 春香
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

第11回 日本のランドスケープデザイン
日時:5月31日(水)
担当教員:高取 千佳
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

第12回 拡張表現
日時:6月7日(水)
担当教員:石井 達郎
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

第13回 音響デザインの現状
日時:6月14日(水)
担当教員:高田 正幸
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

第14回 プレゼンテーション&ディスカッション
日時:6月28日(水)
担当教員:下村 萌
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

第15回 プレゼンテーション&ディスカッション
日時:7月5日(水)
担当教員:下村 萌
場所:九州大学大橋キャンパス5号館4階共同製図室

単位数
2単位

お問い合わせ
九州大学大学院芸術工学研究院 芸工インターナショナルオフィス
intl-ofc(a)design.kyushu-u.ac.jp