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【開催報告】ナラティブデザイン講座シンポジウム「未来のコンテンツに求められるストーリー・ナラティブ」

九州大学大学院芸術工学研究院の寄付講座「ナラティブデザイン講座」の本年最初の活動として、2024年1月15日(月)に吉浦康裕氏と佐渡島庸平氏をお招きし公開シンポジウムを開催しました。
吉浦氏は九州大学芸術工学部の前身である九州芸術工科大学の卒業生で、最新作「アイの歌声を聴かせて」が第45回日本アカデミー賞にて優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、気鋭のアニメーション作家・アニメ監督です。また、佐渡島氏は「ドラゴン桜」や「宇宙兄弟」等の数々の大ヒット漫画を生み出した編集者で、自らクリエーターエージェントの株式会社コルクを設立し、様々なメディアでも活躍しています。

シンポジウムは、今後のコンテンツにおけるストーリーやナラティブの可能性をテーマとして対談形式で行いました。両氏の携わった作品を例に、「ストーリーや世界観をどうやって作っているのか?引き出しているのか?」をテーマに議論がなされました。
吉浦氏からは、資料を投影しながら、具体的な映画制作の進め方や世界観を、佐渡島氏からは、編集者として作家の物語や世界観を引き出す手法や、時代が求めるものと作品を一致させる編集者の視点について、語っていただきました。他にも、作品の企画が生まれていく過程やキャラクターデザイン等について、漫画とアニメーションの違いにも触れられていました。
議論は参加者たちが引き込まれる内容で、会場だけでなくオンライン参加者からもたくさんの質問が寄せられていました。両氏の活動に興味を持つ学生が参加し、積極的に議論を交わす姿が見られました。

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